
昨日、BAD GIRLというワインの話をしましたが、実は同じ会社からBAD BOYというワインも出てます(笑)。先日買ったBAD GIRLが、美味しかったので昨晩またまた酒屋さんへ。“昨日のスパークリング美味しかったよ。もしかしてBAD BOYっていうのもあるんじゃない?”と、聞くと“やっぱり、解ります( ̄ー ̄)ニヤリ。少量入荷なんで、買っておいた方が良いですよ”と。限定品という言葉に弱い、私は白と赤両方と先日のBAD GIRLを買ってきました。帰って、改めてラベルを見るとGARAGEなんて書いてあるじゃないですか!まさか、車好きの為に?と思いきや、ガレージワインという意味らしく、小さな会社がガレージ(納屋?)で極小数(1000ケース程度)生産するワインだそうです。まぁ、プラモでいうガレージキットと同じですね。それと、この羊ですが、やんちゃ者という意味があるらしく、ワイン評論家が生産者であるジャン・リュック・テュヌヴァンという人に付けたあだ名だそうです。GIRLとBOYをガレージの棚に置いて、うんちくを語るのも、良いかもしれませんね。
先日、MOTECの件で工場から電話がありました。
“大体問題ないんだけど、何かあるとしたらMSDだね!”
なんていう話になりました。
今まで、特に問題が無かったので大丈夫とは思いますが
今日は、MSDのお話。
旧車に乗っている方や、ドラッグがお好きな方は
知っているとは思いますが、MSDは点火系のパーツメーカーで
国内だと、デスビが付いている車によく使われます。
MSDはMulti Spark Dischargeの略で会社名もそのまま
使ってます。どういうものかというと、圧縮した時に、通常一回
点火する所を、一定の間隔で何回か点火して、圧縮された
混合気を確実に着火させる?システムです。国内だと永井電子の
MDIがこれに当たります。
CDIは、コンデンサーに貯めた電圧を一気に開放して着火を促進させるもので
MSDは、それを進化させた物と言ってもいいでしょう。
それでは、デスビ付きの車両でよく使われているもの紹介します。
まずは、6A。
一番ポピュラーで、使われている方が多いのではないかと思います。
6ALとの違いは、回転リミッターの有無で、モトロニックなどが付いている
車両には、6Aで十分です。
一次側の電圧で450V、二次側で45000Vも掛かっており、クランク角20度
の間にマルチスパークさせ、最大7回スパークします。回転が上がると
その分、コンデンサーに充電する時間が少なくなるので点火回数が
減ります。MSDの話によるとマルチスパークできるのが3000回転位までらしいので、
それ以上の回転だと、通常のCDIとしての点火になるそうです。
ただ、5000回転で5Aの電圧消費をするので効果は期待できそうです。
お次は、7AL2。
ドラッグなどをやられる方が、選ばれることが多いです。
6Aでも十分な性能なのに、さらにレース用として強化されたモデルです。
一次で570V 二次で47000V・・・・。もう十分です(爆)
ただ、ドラッグ専用という事もあり長時間の使用で発熱したり、
最悪壊れることも多いので、街中での使用はオススメしません。
7AL3もあり、前はアメリカンV8エンジンのみの設定でしたが
最近では、4,6,8気筒に対応しているようです。
7AL2との違いは、二次で50000Vになっているところかな。
レース用の7AL系は、6Aと点火エネルギーの違いの他に
2ステップレブコントロールや、自己診断機能などが付いているようです。
消費電力も大きいので、無理してレース用をつけなくても
6Aでも体感できるぐらいの効果はあります。
凄いポテンシャルを持ったMSDですが、良い事ばかりでは、ありません。
これだけの電圧を掛け、消費電流も多いだけにノイズが凄かったり、
細いプラグコードを付けると、コードから電気がリークし、夜見ると
ピカチュウみたいなのが、コードから出てきます(爆)。
対策として、太いテイラーなどのプラグコードに変えるのですが、
太いコードほど、ノイズ対策がされていないことが多いのです。
以前、S130に6Aを付けていた友人が、RB20のCPUを使い点火系だけ
制御させキャブで動かそうとしたのですが、CPUが誤作動し、吹けなくなったことが
あります。6Aを外せば普通に吹けるし、反対に6Aだけでも調子がいい。
その後、なんとか6AとRB20CPUの組み合わせで動くようにはなったらしいですが
詳細は不明です。
私のポルシェですが、現在6Aを助手席下に置き、モトロニックは運転席下にあります。
プラグコードは、永井電子の青のコード。
この状態であれば、特に不具合は出てませんが、MOTECに変更しても
大丈夫かは、何とも言えません。
もし、不具合が出た場合は、6Aの設置先を変えるか、MOTECのハーネスの
取り回しの変更をしなければならないかも、しれませんね。
良くも悪くも、お楽しみは、これからということで・・・・。