MMS用TVロックキャンセラー自作
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
MMS用とあって、今更取りかかる方も極めて少ないかも知れませんが、ローコストで調達もしやすく実用的ですのでお勧めします(^^)
車速パルスの戻り線をカットして、ON/OFFスイッチを付けるだけなら割と簡単そうですが、車速パルスをOFFったままでキーを抜いてしまうと、MMSは正しい信号を得ることが出来ず、1時間も通電したままになるという問題が生じるそうです。これを回避するためには、ACC電源で動作するリレーを介したスイッチを組み立てることが必要~ ということで今回の工作となりました(^^)
とにかく、配線を繋ぐだけでやってしまおうと、ほとんどをエーモンで揃えています。1586コンパクトリレー:今回、注目のアイテム、 1622貼り付けプッシュスイッチ:LEDでON/OFFが認識できるタイプ、 M271ダブルコード:配線延長用、 この他ハンダを使わずに結線するため、1147配線コネクター、2823圧着接続端子、ギボシ端子、ACC電源を取るための平型ヒューズ電源(今回、自分は使用せず)なども必要に合わせて用意します。
2
回路図(写真)というには幼稚すぎますが、色分けされた配線コードを図面通りに繋ぐことで、TVロックキャンセラースイッチが完成します。1586リレーは電流が流れて・いる/いない・でスイッチング機能が働き、ON/OFFも含め切り替えができるパーツです。この機能の特徴は、ACC電源がOFFった瞬間に、リレーが強制的にMMSが繋がった、元の状態に戻るように組んであることです。これでMMSを正しく終了させることが出来ます。
考えられる組み合わせは次の3通り。まず、キーを捻ってACCをONにした状態で、プッシュスイッチでON/OFFを切り替える場合が2通り、プッシュスイッチのON/OFFに関係なくキーをOFFって(結果ACCもOFFに)しまう場合。この計3通りでことは足りるはずです。
3
◆1586コンパクトリレーの接続先です。
「白」はMMSのカットした「白/緑」の配線コードと接続
「赤」はMMSのカットした「白/緑」の配線コードと接続
「黄」は使いませんのでテープで端を絶縁
「青」は1622スイッチの「黄」「青」と接続①
「黒」は1586リレーの「黒」と接続して「ボディアース」②
※「青」「黒」各25cm程度の延長コードを追加
◆1622プッシュスイッチの接続先です。
「赤」は「ACC電源」と接続
「黄」は「青」と合わせて1586リレーの「青」と接続①
「青」は「黄」と合わせて1586リレーの「青」と接続①
「黒」は1586リレーの「黒」と接続して「ボディアース」②
※「赤」「黒」各50~60cm程度の延長コードを追加
①②は1586リレーと1622スイッチ相互に対応しています。運転席側は程良いところにボディーアースポイントがありません。結局ヒューズボックスの取り付けボルトから取ることにしたので、少し長め(50~60cm)に延長コードを用意しました。1586リレーと1622スイッチは現場で接続できるようにギボシ端子の♂♀で作っておきます。全部結線してしまうと、MMS側から運転席側に通線できなくなりますので注意して下さい。(写真と説明は若干異なります)
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今回ばらすのは、運転席側のダッシュボード横パネル(以下、サイドパネル)、ステアリング上の化粧カバー、ステアリング下ロアカバー、MMS、までとなります。(ばらし方は整備手帳の「地デジTVチューナーの取り付け」を参照下さい)
ACC電源は、地デジTVチューナーで同様の作業した際に、電源配線にACCの分岐配線が余ってましたので、今回はそれを使います。(ヒューズボックスからACC電源を取るやり方も「地デジTVチューナーの取り付け」を参照下さい) 1622スイッチは、取り敢えず、ステアリング下ロアカバーの左上辺りに付けようと思います。
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MMSの車速パルスの戻り線は、MMSの裏から見ると、右側一番下の黒いカプラーの白/緑の配線コードだそうです。情報通り、同じ位置に白/緑の配線コードがありましたので信じて作業しやすい長さを残してカットしました。(写真は白/緑の配線コードをニッパーでカットする瞬間です)
奥の赤い配線コネクターはバックカメラ用のリバース信号を取ったものと思います(DIYでなないので?です)ので、今回の作業とは無関係です。
6
元に戻すことも想定して♂♀のギボシ端子を付けます。作業しやすい長さを残してカットしようと努めたのですが、さすがにタイトなので1147配線コネクター(白)でブリッジして、必要な長さを設けました。ギボシ端子は♂♀なので接続すれば元に戻ります(クロスしている線同士)。1586リレーとの接続は、この♂♀に対応するように1586リレー側も♀♂を合わせておきます。
ここから組み立てです。1586コンパクトリレーと、今作業した白/緑線(MMS)を接続します。次に1586コンパクトリレーを延長した25cm配線2本をまとめて引っかからないようにテーピングし、MMS側から運転席側に通線します。通線箇所は結構タイトですので、懐中電灯などを反対側から照らして位置を確認すると良いと思います。
運転席側に通した延長配線(=1586コンパクトリレー)と1622プッシュスイッチの接続を行います。最後に1622プッシュスイッチを延長した50cm配線とACC電源、ボディアースもそれぞれ接続して完成です(^^)v
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走ってみないことにはテスト出来ないので、本気で後片付け(組み立て)します。エンジンをかけ「VTR」でTVチューナーにしてTVを視ます。動き始めると「走行中は音声をお楽しみ下さい」が一瞬表示されナビ画面に。ここまでは今までと同じ。
そこでプッシュスイッチをON(LED点灯)にすると、走行中にも関わらずTVが映りました~ばっちりです(^^)v TT・A3系のHDDナビのフルセグTV(ロックキャンセル済み)よりも、フルセグ/ワンセグ切替がスムーズで、頻度も少ない感じです。フリーズも比較的少ないですね。
ロックキャンセルの状態でナビ画面に切り替えると、予定通り自車位置が狂っていました。その時はしばらくナビ画面はフリーズしていましたが、色々試して思ったことですが、これは時間が解決と言うよりも、GPSが良好な状況下なら、復帰も早く狂いなく現在位置を表示しているように思いました。問題のない範囲です。
これで走行中にナビ設定が出来るようになったのも大きな収穫です。やっとストレスから開放されました~(^^)
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文系で電気系素人な自分ですが、今回もまた、先達を参考にさせて頂き、何とか完成できました<(_ _)> 地デジTVチューナの取り付け間もないのもあって、要領を得ていたせいか作業は比較的スムーズでした。
1622スイッチは、取り敢えず、ステアリング下ロアカバーの左上に付けたのですが、いずれはサイドブレーキの横のセンターコンソール(〇印の辺り)に付けたいと思っています。通線等で作業工程が複雑なので、気分が乗ったときに~と考えています。一応、延長可能のように要所はギボシ端子接続にしてあります。併せてLEDも、白いので赤に換えようかと思っていますが、赤のマジックで塗ってやった方が手っ取り早い感じもします(^^;
(完)
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