タイヤの手組み (バラシ編)
| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
  中級 |
| 作業時間 |
30分以内 |
1
ムシ回しでエアを抜いたら、まずはリムからビードを引っぺがすんですが、抜きから組みまでの全工程中これが最大の難所。ビードブレーカーなんて文明の利器はウチにゃありません。
そこで、みんなあれやこれやと知恵を絞るわけですが、一度、騙されたと思ってこれやってみてください。
写真のように乗っかり両足でジャンプ!
組み付けてまだそんなに経っていない様なタイヤ(走行会前に組んで、終わったらすぐバラすとか・・・)であれば、これで十分ビードは落ちます。
コツは、リムぎりぎりのところを、着地の瞬間に下へ踏み押すような感じで。
大きく跳ぶのではなく、細かいジャンプを連続で繰り返しながら、少しづつ全周を踏むように回っていくようにするとうまくいきます。
2
上の方法は、落ちるビードはすぐ落ちますし、落ちないビードは永遠に落ちない方法です。なかなか落ちない時は体力のムダなので、潔く道具を使いましょう。
写真のような丁度良いスペースを探し、タイヤとパンタジャッキを突っ込みます。丁度良い幅でなければ、木っ端などをスペーサーにすると良いでしょう。
タイヤやジャッキが跳ね飛んで来ないように気をつけながらジャッキを開いていくと、バコッ!と落ちてくれます。
1箇所が落ちれば、寝かせて周りを踏んでやれば必ず落ちるので、全周ジャッキを掛ける必要はありません。
そこそこ頑固なビードも、大概はこれで落ちます。
ただ、あまり長い年月放置されていて頑固にこびり付いてしまっているものは、中にはこれでも落ちない場合があります(10年間放置されていたタイヤは無理でした)。その時はタイヤ屋さんに行って機械で落としてもらいましょう。ビード落とすだけなら大概タダでやってくれると思います。
ビードが落ちたら、隙間にビードクリームを塗っておくと、この後バラシやすくなります。
3
写真は、タイヤをはずした状態のホイールを縦に見た状態なんですが、やや左寄りの窪んだ部分をドロップセンターといいます。
当然ですが、ホイールのリムというのはタイヤのビードよりも少し大きく作られています。
タイヤはゴムで出来ているとはいえ、ビード内部にはワイヤーがしっかりと絞り込まれているので微塵も伸縮しません。なので、そのままでは物理的にビードをリムに組み込むことは出来ません。
そこで、このドロップセンターにビードを落とすことでリムの径を仮想的に小さくし、抜き組みが出来るというわけです。
この窪みの用途を知らなければチェンジャーを使っても絶対に交換できません。
ちなみにこのドロップセンターは、通常ホイールのディスク側にあるものですが、ホイールのデザインの都合で反ディスク側にあるものがあります。これをリバースリムというのですが、その場合は必ずドロップセンターが近い側の面からタイヤを抜き組みしてください。
4
ドロップセンターの役割を知った上で、いよいよバラシの作業ですが、ドロップセンターが近い側の面を上にしてタイヤを寝かせ、リムの隙間からタイヤレバーを差し込みます。(まだこの段階では焦ってレバーを起こさないでください)
※この時の注意点
①写真のようなリバースタイプのホイールの場合は気にしなくていいのですが、ディスク側から抜くタイプのホイールの場合は必ずバルブ位置から起こし始めてください。
周りのビードがドロップセンターに落ちた時にバルブに引っかかると、確実にバルブは吹っ飛びます。
②タイヤレバーは深く突っ込みすぎない。レバーを起こすときにタイヤ内部を引っかいて傷を付けます。
レバーを差し込んだ反対側のビードを足で押さえ、ドロップセンターに落とします。(写真では撮影の為レバーで押さえてますが、足の方がやりやすいと思います)
レバーをゆっくり起こしながら、起こしている箇所以外全周をドロップセンターに押し込んでいきます。
(写真では右の辺りのビードが上がってしまっていますが、悪い例です)
この時、レバーを起こすのに力がいるようであればビードがドロップセンターに落ちきっていません。ビードにクリームをしっかり塗ってやりましょう。
うまくビードが落ちていれば全く力は要らないはずです。(片手でも余裕な程)
5
上の工程で起こしたレバーは、ビードがまた戻ってしまわないように、ストッパー代わりに残しておきます。
足で踏んでおくといいでしょう。
次に横へ起こし進めていくんですが、この時欲張らずに少しづつ進めましょう。
写真は1~2回進んだところですが、外れているビードに対してレバーを差し込む位置はこの辺です。これも、レバーを起こすときに力が要るようなら欲張りすぎです。
半分から2/3位進んだら、後は手で引っ張れば抜けます。
下側がホイールにくっついてるようなら、裏返してビードを踏めばはがれます。
6
つぎに反対側の作業ですが、超簡単です。
一度タイヤを起こし、レバーを突っ込んで裏返し、写真のような状態にします。
「レバーだけでタイヤからホイールを抜いてやる」という感じで、レバーを思いっきり踏んづけておきます。
7
ホイールを手で持ち上げながら、写真の赤丸の辺りを思いっきり踏んづけます。(本来は、大きめのプラスチックハンマーで叩くのが正規のやり方です。持っていればその方がやりやすいでしょう)
あまりリムとの際を狙いすぎるとビードが切れますので、あくまでタイヤだけを踏むようにしましょう。
ビードの裏側までたっぷりビードクリームを塗っていれば、なんなく抜けてくれるはずですが、硬い場合はレバーでこじってください。
この写真の撮影時、試しに潤滑スプレーでやってみたんですが、はっきり言ってムリです。
絶対ビードクリームを使うべきです。
8
これで、バラシは完了です。
バラシが出来れば組み込みは屁のプップーです。
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