
確か司馬遼太郎さんのインタビュー
だったと思うのですが
「僕の歴史小説は外国人に読んで
もらうつもりで書いています」
というお話があって非常に関心した
事があります。本当に外国人に読ま
せるのではなくて歴史を何も知らな
くても楽しめるように…と言うこと
だと思いますが、これはブログや文章
などを書くと時にも一つのポイントになるような気がします。
それはなんだかとても静かなある夜の事だった。
気づくと僕はとある酒場のベンチで横になって寝ていた。
どうやら飲み過ぎてそのまま寝てしまったらしい…。
時刻はとうに深夜を過ぎている。まだ飲んでいる人達もいるが酒場は閑散
としていた。
僕はハンターを職業としている。ハンターというのは依頼主の
注文に応じてドラゴン退治やキノコ取りや貴重な金属の採掘など
を行う…いわば賞金稼ぎである。
そしてこの酒場にはその依頼を紹介してもらって請け負うハローワーク
のような機能が備わっている。チキンな弱い奴は密林へ特選キノコ取り
の依頼があるし凄腕の上級者向けには、化け物みたいに強くて大暴れして
いるドラゴンや古竜退治の依頼があるのだ。
そうやってモンスターを退治して、賞金を得てそのモンスターから
剥ぎ取った素材を町の鍛冶屋へ持ち込んで、新しくて強い刀や鎧を
作成そして強化する…僕はそんな感じで生計を立てている。
夕べは新しい武器を鍛冶屋さんに作ってもらって、ちょっと嬉し
かったのでお祝いに一杯やっていたのだ。そしたらついつい深酒
をしてしまってついウトウトしたらしい。
武器はそのハンターの好みで好きな物を持つことになっている。
弓の人もいるし、大きなハンマーを武器にする人もいる。
僕みたいに刀の人もいる。
昨日作ってもらった刀は中々の威力があって、中の上…といった
ところだろうか。身長程度の長さがある。重さが非常に軽いので
スピーディに振り回すことが出来るのが利点で、届く範囲も広い。
僕みたいなへっぽこでもとりあえず振り回せば周りのモンスターに
だいたい当たるのでとても戦闘が楽なのである。。
欠点は刃こぼれしやすい所。鞄には忘れずに砥石を入れておかなく
てはならない。
「さて、夜も遅いし酒場からうちへ帰ってねるべ…」なんて思って
帰り支度をしようとしたら
「ナズチ募集~」というような声が向こうから聞こえてきた。
こんな夜中にご苦労なこった…と思ったが、あと一人足りないようだ。
一つの依頼はあと3人までがその依頼のお手伝い出来することが出来る。
一人では無理…と思ったら依頼を受注したあとで誰かの協力を得れば
よい。その代わり賞金は人数で割った物になる。キノコ取りや魚釣り
なら一人でもこなせるがドラゴンなどの強力なモンスターになると
まず一人では手に負えない。4人が心を一つにしないとたぶん無理だ。
今回は依頼を受けた本人とあと2人協力者が現れてあと一人を募集…
ということらしい。しかしもう深夜遅いのでなかなか協力してくれる
人がいないようだ。
今回集合した皆さんをチェックしてみると、皆ほぼ同じくらいの力量
らしい。装備も僕と同じくらいに見える。つまり非常に貧弱なわけだ。
実は僕にもナヅチと戦った経験はない。
手持ちの回復の薬を調べるとそこそこの量はある。ナズチと戦闘中に
この回復の薬が尽きてしまうような事になれば、それは死を意味する。
そのほかの鞄の中身をチェックしてみる。
持ち歩く鞄にはもちろん入れる道具の制限がある。お守りは持ちたい。
お腹が空いたときに食べるこんがり焼き肉も持ちたい。
それから 林家こん平さんみたいにお土産というか、珍しい素材を
持ち帰るスペースも空けておきたい。どう考えても珍しい素材より全滅
して泣きながら帰るという可能性の方が高いが。
貧弱なのが4人の集まりだがなんとかいけるかな…とやや不安を覚えつつ
ナズチ退治に最後の4人目として名乗りを上げることにする。
「よろしくお願いします。」
「よろしくーーー」
「よろしくです^^」
「よろしくお願いします。」
などと言いつつドラゴンが暴れている現場の沼地へ出発。
後半へ続く。
Posted at 2007/08/10 21:56:18 | |
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