アバチン、お前いいやつだな

岐阜の山々をアバルト595で駆け巡る。









休日の朝は早起きして、メロウなBGMを聴きながら、なるべくコーヒーを自分で淹れるようにしています。
いつも使うミルは60年以上前のプジョー製。今は説明不要の自動車メーカーのモノ。
効率が悪く時間がかかるけど、10年近くメンテしながら使っているのもあって愛着があり、
アンティークの雰囲気と合わせて「お前いいやつだな」って思います。


昨日はいつも通り早起きして、コーヒーをマグボトルに詰め、595のエンジンを始動させました。
その前の晩の思いつきで、岐阜を595で日帰りにて駆け巡ることにしていたのです。





595のコールドスタートは、ノーマルマフラーでありながらも激しめの独特なサウンド。
この独特なサウンドは結構好き。
上位グレード標準装着でベースグレードにはオプションのレコードモンツァは、通勤車には刺激的すぎると感じますので、ノーマルが程よい感じかなと思いますし、加速時のエグゾーストノートもまた程よいです。

富山県から白川郷を抜けて、郡上八幡、せせらぎ街道、飛騨高山。
途中、道の駅などで美味しいもの、また、温泉なども楽しみ、交通量の少ないワインディングを595はキビキビと駆け抜けてくれました。
走ることが楽しいです。



納車から２ヶ月。
595の様々な性格が分かってきました。

○足が妙に固く荒れた路面で跳ねるので、乗り心地が悪い。
○ショートホイールベースなので仕方ないけど、高速道などの長距離は疲れる。
○何よりデザインが素晴らしく、とてもいい雰囲気を持っている。
○ライトグレーなボディ色がいい。ファブリックシート肌触りと座り心地がいい。
○チューンドエンジンと程よいエグゾーストノートが気持ちを高ぶらせる。
○スポーツボタンを押すと激しく速くなる。
○キビキビとしたハンドリングはワインディング最高。でも跳ねるので、サスペンション交換したくなる。
○今どきの車なのに、エンジンのアイドルストップという概念が無いのに笑ってしまった。凄くいい。
○今回は走行距離600キロほど。燃費は17㎞/Lと結構良かった。
○走り出すと、このクルマはアバルトなんだと思わせる雰囲気を持っている。




相当なクセはあるけれど、魅力もそれ以上に半端なく、独特な雰囲気とデザインは愛着あるマシンになると思います。とても味のあるマシン。
FIAT500もそうでしたが、飽きないクルマ、メンテしてやりたくなるクルマ。
便利すぎる無味無臭なクルマも良いですが、クルマ好きならこういうクルマが良いですよね。



この１日は595をよく知る、いい一日になりました。
そして、岐阜のドライブは楽しい。




道の駅でのひと場面。

オーナーがソフトクリーム食べながら、595に話しかけていました。
「アバチン、お前いいやつだな」


長い付き合いになりそうです。