(371)僕の好きな曲10選～その8～

前回の続き

今回紹介する曲も、ここまで紹介せずにいた曲です。



1987年2月発売、岡村孝子さんの5枚目シングル「夢をあきらめないで」です。



岡村孝子さんは愛知県岡崎市出身。
1981年、名古屋の大学に在学中に同級生の加藤晴子さんとデュオの「あみん」を結成。



1982年5月に開催された第23回ヤマハポピュラーソングコンテスト（通称：ポプコン）でグランプリを獲得。
その時に歌った「待つわ」で1982年7月にレコードデビューし、120万枚を超える大ヒット。
オリコンの年間売上1位を獲得しています。
あみんとしては1983年に活動休止しますが、2007年に活動再開しています。

大学を中退して、1985年に岡村さんはソロデビュー。
以前にブログで紹介した「Believe」や「はぐれそうな天使」などの代表曲もありますが、岡村さんにとって一番有名な曲が「夢をあきらめないで」です。
岡村さんは「ただの失恋ソングのつもりで作りました」とかつてのインタビューで語っていますが、流行り廃りのない言葉で綴られている歌詞は、岡村さんの意図する解釈を超え、スタンダード・ナンバーへと成長。
「この曲を『応援歌』として捉えられることは、自分の意図とは違う方向へ一人歩きした感じがした時もありましたが、現在でもこの曲を愛してくれていることは凄く嬉しいです。現在ステージで歌うときは、皆さんへの応援歌としての気持ちで歌っているんです。」と発売から16年後に語っています。

僕が「夢をあきらめないで」を知ったキッカケは、



かつて日本テレビ系で放送されていた音楽番組「速報!歌の大辞テン!!」です。
過去の同時期と今週のヒット曲トップ10をワンコーラス程度の映像を使い交互に紹介する新しいタイプのランキング番組で、放送当時小学生から中学生だった僕はこの番組を通して昭和の名曲などを知ることになりました。
特に興味のある年代だとビデオに録っていたりしたのですが、一番最初に録ったのが1987年の時ので、そこに「夢をあきらめないで」が入っていました。
僕にとっても応援歌の一つに数えられる曲ですが、もう一つ印象に残っているのが小6の頃。
地域での音楽会に学年単位で出向き、合唱曲を披露したのですが…。
とある別の小学校が「夢をあきらめないで」を歌っていたのです。
今となってはJ-POPが合唱曲として学生によく歌われていたりするのですが、この頃はまだそんなにだったと思います。
有名な曲を歌えていいよなぁって、当時の僕は思いました。

歌詞についての記事



岡村孝子さんと言えば、2019年4月に急性骨髄性白血病を患いましたが、さい帯血移植を経て移植後完全寛解。
先日復帰後初めてテレビで「夢をあきらめないで」を披露しました。