オリジナルでワンタッチグリルボタンを作ってみよう!
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
ちょこまかと細かい作業でお茶を濁していたが、
今日はちと難易度の高いカスタマイズをすることにした。
と言っても、納車5ヶ月待ちという長~い飢餓状態の中で考えていて、モノ自体は既に作ってありました。
本日は実際にコイツを取り付ける作業であります。
一般的にミニ用で売られているワンタッチグリルボタンは、
ほぼネーミングの通りボタン状か、またはT字レバー状のどちらかですね。
ボタンの色だとか、アルマイト処理がしてあるかとかの選択肢はありますが、基本ワンタッチグリルボタンといえば、ほぼこのボタン形状のものだけになっちゃいます;;
人と違うものを付けるのが好きな性分なもので、
暇な納車5ヶ月待ちの最中に、ネットで色々捜してました。
『ノブ』 『ハンドル』 『握り』 『取手』 等のワードで検索すると・・
わわわ~出てくるは出てくるは、ご覧の画像のような種々様々なノブやハンドルの数々!
グリルボタンとして使うには、ボタンの径が2.5cm前後のモノが良いでしょうね。
あまり大きすぎるとカッコ悪いし、バランス悪いしね。
しかも、これらはまだ氷山の一角に過ぎません。
まだまだ探せば、グリルのボタンとして使えそうな日本の下町工場製のアイテムが埋もれているに違いありません。
2
実はかく言う私も、一般的に売られている 『ワンタッチグリルボタン』を買った一人です。
しかし届いたソレを見たとき、正直 『う~ん、こんなモノかぁ。』 程度 の印象でした。
ボタン自体はまあ綺麗に仕上げてあるものの、モノ自体が軽くて貧弱で、よくこんなものでグリルをちゃんと固定できるよなぁ・・と、
しかし許せないのが、商品を取り付けるための付属のボルトやナット!
こんなスチール製のボルト、数ヶ月以内に、いや雨の日なんかに乗ろうものなら1ヶ月以内にサビが発生しますよ。
だって、特にネジの部分は絶えず外気に晒されているわけだから、
画像でお分かりのように、外に露出している部分がサビサビの悲惨な状況になる事はもう目に見えてます;;
ボタンをピカピカに作ったんだったら、せめてボルトやナットもステンレスぐらいにして欲しいよなぁ
3
さてここからが本題です!
(スイマセン話長くて、もう少しお付き合いくださいネ)
今回自分がグリルボタンに使うために選んだパーツ達がコレ!
ボタン部分はイマオコーポレーションのハンドノブ。
クロムメッキ処理済みで径は32mm。
重さ50gでそこそこ重量感もありイイ質感です。
しかもお値段、なんと1個400円なりで、2個購入。
しかしこのパーツ、まだネジ山が切られていない状態なんです。
いわゆる 『汎用品』 という訳で、センターに5mm経の穴が空いてるだけです。後はお好きなようにドーゾという事ですな。
なので、自分で6mmのタップを切っていきます。
タッピングキットはホームセンター等で千円程度で入手出来ますが、
必ず万力等に固定してから作業しないと、ネジが曲がって入っていっちゃいますのでご注意を!
それと、タッピングし過ぎて頭がこんにちわしない様にね。
ボルトとナットも品質の良いステンレス製で揃えました。
ただここで、ステンレス部品を使用する際の注意点なのですが、
ステンレスと鉄は非常に相性が悪いです。
はっきり言うと、お互いが直接触れ合っていると、ステンレスは錆びなくても鉄が非常に錆びやすくなってしまうんです。
これは、『異種金属接触により電位差が生じ』 イオン化傾向になるということなんです。
では、このイオン化傾向によるサビの進行を防ぐにはどうしたら良いのか。
その答えは 『絶縁処理する』 です。
つまり、ステンレスと鉄の接触部分に、ゴム素材かプラスチック素材を挟んで絶縁してやれば良いわけです。
前置きが長くなりましたが・・
そこで今回使用したのが 『ボンデットワッシャー』という、絶縁素材のゴムがはじめから貼り付けられている特殊なワッシャーです。
つまりこの2つのワッシャーで車体側に取り付ける鉄製のプレートを
挟み込んでしまい、無用な電位差をブロックしちゃおうという訳です。
このボンデットワッシャーは、他にも色々と重宝するはずです。
今後ステンレスパーツの取り付けを考えておられるなら、色んなサイズがありますので、常備しておくのも良いかも。
4
以下サクサクと紹介します。
取り付け方に関しては、既に諸先輩方が詳しく説明しておられるので省略しますね。
自分の場合は、グリル側と本体側は別々で穴開け作業は行わず、
グリルを取り付けた状態で前から後ろへ貫通させました。
その方が前後で穴がズレるといった心配も無くなるし、作業自体も大変スムーズに進みます。
(でもあくまで、自己責任にてお願いします)
で、ステンレスボルト、ナット、そして絶縁用のボンデットワッシャーを取り付けた図がコレ!
因みに使用したボルトはM6の40mmでしたが、個体差で前後するかもしれませんので、ワンサイズ長いのと短いのも念の為準備しておいた方が良いかもしれませんね。
5
で、いきなり完成の図です。(右側)
グリルボタンではなく、
西部劇の保安官がつけているバッチに形状が似てるので、
『ワンタッチグリルバッチ』 と命名しました^^
一般的なボタンとは違い、これはこれで個性的な顔になりそうです。
6
グリルボタンの場合、ブレード(フィンの部分)を押し付けて固定していますが、このグリルバッチの場合は、ノブの底辺部分で本体プレートを直接押し付けて固定出来るようにしました。
また、ボルトの長さをピッタリにすれば、市販のグリルボタンのようにネジ山の一部が露出する事もなく、バッチのメネジ部分にすっぽりと収まってくれるので、ネジ山が外気にさらされる事はもうありません◎
7
実際付けるまでは、ちと派手過ぎるかなぁとも思っていたんですが、
そんなに派手でもなく、違和感もなく、自分的には大満足の巻きでした◎
(本心を言えば、もうチョッと目立つかなぁ~と思ってたんですが・・)
皆さんも是非、自分だけのオリジナルグリルボタンを作ってみては如何でしょうか♪
8
オマケ画像です。
当初、こんなステンレス製の球を取り付ける案も考えました。
もし実際付けるんなら、ブレードを球体に合わせて削って、球をもっと奥へ引っ込めて完成させてあげれば、これはこれでチョッと面白いかもね^^
(パチンコ玉のおよそ10倍程度の大きさと重量でとてもイイ感じです)
名づけて 『ワンタッチグリルボール』!!
以上、お粗末さまでした~
最後までご覧いただきありがとうございました♪
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