ATオイルフィルターヘッドに油温・油圧センサーを取り付けるとしたら何処がベスト? 穴開けまくり祭り
| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
  中級 |
| 作業時間 |
3時間以内 |
1
またまた今回も地味ネタですんません ^^;
研究用並びに試行錯誤機として入手したATオイルフィルターヘッド。
前回はその内部構造の謎を究明してゆきましたが、今後油温センサーと油圧センサーをここに装着する予定なので、どの場所に取り付けたらよいのか、またどの場所が最も有効なのかを探ってゆきます。
まずはATヘッドに 『油温センサー』 を装着する場合、現在最も一般的とされている場所は
ATヘッド最上部にある油圧点検口のメクラ栓となっております。
というか外部から何かしらのセンサーを取り付けようとした場合、現状ここにしか取り付けることが出来ないのです・・
これは元々何の為にあるかといいますと、実はこのボルトを外して代わりに1/8PTニップルと油圧計を接続し、例えば整備工場等で油圧を測定する事が出来るという、いわば点検口的な存在なのです。
ですので、ここのボルトはインチ規格でもミリでもありません。
1/8 PT(現行1/8 R)という、特殊な管用テーパネジサイズとなっているんです。
ATヘッドの内部構造は、普段愛車に装着されたままでは詳しく見てゆくことが出来ません。
見る機会があるとすれば、それはオイル交換する時ぐらいかも。
でも交換作業中はいろいろ忙しいし、ましてやオイルまみれのATヘッドを手がベトベトになりながら調べてみようなんて思いませんよね ^^;
ですので、今回は既に車体から取り外したものをじっくりトコトン見ていくことができるので、大変良い機会になりました ◎
実は自分もこのATヘッドのボルト部分に油温センサーを取り付ける予定でおりました。
なので、本当にこの場所でいいのか、中をジックリと覗かせてもらうことにしました。
するとなんと・・・
またまた出ましたよ 『袋小路』 がぁ ;;
この穴の底は行き止まりになっており、まるで井戸の中のようでした。
暗い中LEDライトで照らし、よくよく観察してみると・・ ありました・・
申し訳ない程度の、ホンの僅かに空いている空間が・・
それはもはや通路とか穴とか言えるものではなく、僅か3mm程度の本当に 『隙間』 としか表現できないような空間でした;;
つまり、この僅か3mm程度の隙間からこの井戸をオイルで満たし、
センサーはこのほぼ閉ざされている、まるで 『空かずの間』 のような場所の温度を測ることになる訳です。
ここはオイルが絶えず元気良く循環している下方のセンターホールとは離れた場所に、ポツンと孤独に鎮座しています。
当然この場所はオイルが殆ど 『循環しておらず』、ほぼ 『停滞状態』 となってしまっているのです。
つまり、第一線の現場で働いている状態のリアルな温度が計測できず、例えて言うなら 『会社の昼休みに外にランチに出かけてしまっているような、半休息状態の温度』 しか測定できないという事になります。
オイルが殆ど循環していないことを考えると、おそらくメインのセンターホールの温度より10°程度低くなっていることが予想されます。
この場所の油温を計測しても、あまり正確な温度が測れないし意味もない事が予想できます。
やはりここに取り付けるのであれば、油圧センサーということになるのだろうか。
2
そこで試しに4mmのドリルで僅かに空いた隙間を少しだけ拡げてみました。
画像は少しドリルでホジって見たときのものです。
もう少しこの隙間を広げる事が出来そうでしたがやめておきました。
このすぐ隣にあるリリーフバルブのスプリングが見えてきましたので、これ以上ホジればリリーフバルブAssyを損傷してしまう可能性もあります。
数ミリ程度でしたが隙間を広げてやることが出来ましたので、これで多少はオイルに動きが生じてくれるかもしれません。
やはりここには本来の目的の為に作られたように、油圧を計測するための油圧センサーが相応しいのかもしれない。
3
そこで別の場所で油温センサーを埋め込むことが出来そうな場所を探してみることにしました。
設置条件としては
① アダプターの座金がATヘッドにピタッと密着出来る平面な場所
② アダプターを埋め込む際に必要な、10mm~8mm程度の厚みがある場所
③ ATヘッド内側に障害物が無い場所
といったところでしょうか。
そこで実際にドリルで穴を開けてゆき確認してゆきます。
まずATヘッドの左側面のこの場所です。
内側にクリアランスもあり良いのでは? ・・と思い掘ってみました
厚みは6mm程ありまずまずでしたが、内側のATミッションへと繋がるオイルラインの隔壁にぶつかってしまいました。。
なので、ここには取り付けする事は出来ません X
4
次に反対側の右側面です。
ここには何処にも障害物も無く良いのですが、なにぶん厚みがありません。。
3mm程度しか無いため、タップを切ったとしてもネジ山でいう1山か2山しか確保することが出来ません。
これではちゃんとシーリングを施したとしてもオイルは必ず漏れ出すことでしょう X
続いてATヘッドの上面のこの場所です。
ここも先程と同じく障害物がないという点では良いのですが、いかんせんタップを切る為の厚みが足りていません。
4mm程度といったところでしょうか X
5
最後の候補場所です。
ここはATヘッドに元々付いている2つのリリーフバルブの予備的な場所なんです。
当初リリーフバルブを3つ付ける事も可能性としてあったのかもしれませんね。
しかし途中で仕様変更があったのか、もしくは経営難による経費削減で 『リリーフバルブ3つも要らないんじゃねぇ』 的なことになり、結果2つだけになったのかも知れませんね。
もうこの場所に設置が無理ならばおとなしく諦めて、一般的なトップボルトの所に付けるしかなさそうです。
最後の願いを託して、いざ掘ってみました。
おお、なんかいい感じです ○
厚みも充分ではありませんが他に比べて一番厚く、6mm程はありそうです。
6
実際はこの穴にアダプターを埋め込んでから画像の油温センサーを装着してゆくのですが、まずセンサーを差し込んでイメージを確認してみました。
7
丁度いい具合にセンターホールに顔を覗かせてくれました ○
この場所はオイルが絶えず循環している場所にあるので、本当にリアルな油温を計測することが可能となります。
ただ一つだけ不安材料があるとすれば、それは厚み不足ですか。。
10mmは最低限欲しいところです。
ここに埋め込むならば、メタルパテ等で盛り厚みを10mm程にしておいたほうがよいでしょう。
ただし一般的な金属パテでは役不足です;;
油温が常時120°でもちゃんと耐えうる素材でなければなりません。
一般的な金属パテは耐熱性が上限で120°程度しかないんです。
でもいい物見つけましたよ!
『ヘルメスティール』
15分で硬化後ほぼ鋼鉄と同強度になり、しかも耐熱260°(連続使用可能)!
もうコレっきゃないでしょ ♪
良い素材が見つかったという事もあり、『油温センサー』 についてはこの場所に決定!
そして『油圧センサー』 に関しては、先ほどの油圧点検用の差し込み口にする事にした。
8
オマケですが・・
こちらは現在進行中の別の作業でして
その名も 『1台3役!快適楽々アームレスト』
イメージとしては、MGBに標準装備されてたアームレストですね。
これでガッツリと腕を伸ばして乗せる事が出来ちゃうというスグレモノなんです ♪
80年代の国産旧車のパーツを利用してシコシコ作ってます。
無事完成したら、またご報告させていただきますね ^^/
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