T-REVでミニのクランク内圧を適正にコントロールする。リードバルブ方式採用 ②
| 目的 |
チューニング・カスタム |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
  中級 |
| 作業時間 |
3時間以内 |
1
引き続き主役となるT-REVを装着してゆく
今回取り付けるのは
T-REV寺本自動車商会:T-REV Φ12 0.07
品番:1312
差込径:IN側/Φ12mm、OUT側/Φ12mm
リードバルブ厚/ 0.07mm
のタイプの物だ。
ミニへの装着を考えエルボー型のジョイントと、S字のブローバイホースも同時に購入しておいた。
価格はやはりそれなりするが
ただこの選択肢が必ずしも正解というわけでは決してありません。
こういった 『クランク内圧コントロール』 に関する商品は、各社から実に様々なタイプのものがリリースされています。
一般的な汎用タイプのスライドチェックバルブであれば、ヤフオクでも低価格で色んなモノが出ております。
● 内圧コントロールバルブ
● PCVバルブ
● クランクケースブリーザー
● ワンウェイバルブ
● チェックバルブ
● 逆止弁
等々
様々な呼び方がありますが、どれもこれも同様の商品のことを意味しています。
DIYで安く作ろうと思えば、それこそ4千円もあれば出来るかと思います ◎
2
まずはインマニのスロットルボディに交差しながら繋がっている、サージとパージのホースをそれぞれ逆に差し替え並列に繋ぎ替えます。
もしホースが劣化していたら、この機会に新しいホースに付け替えておくのも良いかもしれません ◎
3
そしてこの2本のホースの手前にある太めのホースにはメクラ栓を差し込み、流れが一方通行になるようにしてあげます。
ここにはコルク栓ではなく、耐熱性・耐油性に優れたフッ素樹脂栓を使いました。
これで完全に流れをシャットアウトさせます。
毎度お馴染みのモノタロウで購入。
キャメルさんではここは敢えて塞がすに、チェックバルブを追加で付けているようですね。
レースや高速走行が多い車の場合には有効かもしれません。
4
色々と取り回しを考えた結果、ご覧のような状態で装着出来た。
もし下にあるブローバイセパレーターを取り払えば、かなりスッキリと装着出来たとは思うが、このセパレーターは残しておきたかった ◎
5
チェックバルブは樹脂製ではないのでタイラップではなく、金属製のホースクランプで確実に固定してやる。
使用したホースクランプはアルジンクメッキ処理が施されたABAホースバンドだ。こいつは防錆にも優れている。
6
反対側のタイミングチェーンカバー側は大変狭く深く作業がしにくい;;
ホース類の取り外しに便利なダブルピボットタイプのロングノーズプライヤーがあると作業もはかどる ◎
7
装着を全て終えたら、実際にエンジンを始動して問題がないかどうかを確認してゆく・・
内圧コントロール変更によるブローバイの漏れや、オイル漏れが生じていないか
また暖気運転終了後でも多少アイドリングが高めになってしまう事もあるので、ステッパーモーターから出ているロッドをスクリュー調節します。
ただインジェクションミニの場合、基本的にアイドリングはECUによって管理されているので、むやみにここを弄ると逆にエンジンの調子が悪くなる可能性があります。
あくまでもここを触る場合は、他の箇所に異常がない時に限られます。
ハンチング発生のトラブル時に、ここで何とかアイドリングを安定させようとするとエンジンが逆に機嫌を損ねてしまいます XXX
ここを触る場合は、予めMINI整備書なり他の先輩方の整備記録に一通り目を通しておくと良いかもしれません。
実はステッパーモーターでのアイドリング調整方法について、とても詳しく解説されている方のブログがあったのですが。。
つい先日まで確かにあったのですが・・・現在はもう無くなっておりました;;
先日の 『MINIは只今故障中!』 の時もそうでしたが、ミニの整備記録を詳しく書かれていた方のブログがある日突然消えてしまうのは寂しいものです。。。
8
で、一通りの確認・調整が済んだところで実際に走り出してみた =3
もうこれは・・まるで別物のエンジンに載せ替えられたかのようです!
アクセルレスポンスが今までとは全然違います =3 =3
変速ショックが殆ど感じられず非常にスムーズになり、シフト間の継ぎ目を感じさせないほどです ◎
吸気効率が格段に向上したことによって、特に低速域でのトルクが太くなっているのが分かります ◎
エンジンブレーキの効きは確かに落ちますが、これは決して扱いにくくなったという 訳ではありません。
特にAT車においてはこの違いをかなり実感できるかと思います ◎
今までにも吸気系のカスタマイズは色々やってきたのだが、今回の 『クランク内圧コントロール装着』 がその違いを一番はっきりと体感することが出来たのだった ♪
今まで様々な吸気系のモデファイを行ってきたのだが、吸気系はもうこれで終わりとしよう。。
・・ていうか、もう今回の結果を得て、お腹いっぱいもう充分である ^^
今回の更新をもちまして、暫くブログに関してはお休みさせていただく事になると思います。
再び作業の方に集中させていただきます =3 =3
追記ですが:
以上の作業内容はあくまでも一個人が行った日々の整備記録であり、決してこれを推奨するものではありません。
今回施工した内容は決して完成形でも正解形でもありません。
数ある施工方法の中のほんの一例にしか過ぎません。
またこのブログは、あくまでも個人の主観に基づいて記述されております。
同様の効果が得られる事は保証出来ません。
作業する場合は、あくまでも安全に配慮したうえ自己責任にて行ってください。
整備内容に関して、当方はいかなる責任も一切負えません。
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