相変らずのZ4 M ロードスターのエンジンメンテ。 (^^;;
先日、シリンダー内を圧縮すると、
それなりに空気が抜けていくのを
確認したことをブログに書きました。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2167728/blog/46895153/
このブログ内でシリンダー内の
どこから空気が抜けていくか...
これ、後で思い出しました。
TECH-MのしゃっちょさんがS54エンジンの
シリンダー部分のオーバーホールしてる
youtube動画で、色々説明しているのを。 (^^;;
https://www.youtube.com/watch?v=RSP-Tfpfwcc
この動画の真ん中、1:40分あたりです。
ピストンのパーツ構成は、
これなんですけど、
3番の3つの輪っか。
これ、ピストン リングです。
ピストンに彫ってある溝に嵌めて、
シリンダーとピストンの隙間を
塞ぐためのものです。
この、ピストンリングですが、
ピストンに嵌めるときに、開いて
入れる必要があったり、
ピストンリングが取り付けられた、
ピストンをシリンダーに取り付けるときに、
まわりから抑えつけて、縮めて
ピストンをシリンダー内に入れる
必要があります。
そのために、極僅か、輪が繋がってません。
極端な言い方すると、視力検査のC
の様になってます。
その隙間から、空気が抜けたり
入ったりするんです。
で、何故、ピストンリングが3つも
用意してあるかというと、
その隙間を、120度ずつずらして、
ピストンに取り付けて、空気の抜けを
出来るだけ遅くなるようにしようと。
その説明を、TECH-Mのしゃっちょさんが
してるのを思い出しました。 (^^;;
なので、シリンダー内の空気は、
シリンダー内のパーツが正常な状態で
バルブが閉じていれば、
バルブからも、スパークプラグのネジ穴からも
空気は漏れません。
先日、クランクシャフトを回して、
シリンダー内の圧力を上げたり、
下げたりしたときに、
空気が出入りしてたのは、
このピストンリングからのはず。
で、それを確認するために、
https://minkara.carview.co.jp/userid/2167728/car/1814111/12356287/parts.aspx
を作りました。 (^^)
これを使って、排気バルブの
エア漏れをチェックします。
まずは、エア漏れが起こってるのが
確実な6番シリンダーからです。
こんな感じで取り付けて、
レンチでクランクシャフトを回しながら、
ホースの反対側を耳に当てて音を聴きます。
確実に、シューッて、空気が
抜ける音が鳴ってます。(^^;;
ピストンリングの隙間から抜ける音は、
頭の上から聞こえてきます。
頭の上でクランクシャフトがあって、
ピストンが動いてますので。
を使う事で、先日聞こえなかった音が
聞こえることが確認できました。(^^)
確認したいのは、ここからです。
残りの5つのシリンダーでは、
空気漏れが起こってるのか起こってないのか。
5番シリンダーの排気口に取り付けて、
確実にシリンダー内に空気が溜まったことを
確認して、 クランクシャフトを回します。
それを、4、5回やってみましたが、
空気が漏れる音は、ホースからは聞こえませんでした。
頭の上では、空気が抜ける音がしてますが。 (^^;;
シリンダー内に空気が吸い込まれるときにも、
ホースからは音はしませんでした。
先日、バルブスプリングと真空圧のしのぎ合いと
表現しましたけど、バルブスプリングは、
その程度の圧力では動いてなかったようです。
シリンダー内の空気が出るときも、
入る時も、ピストンリングの隙間からですね。
これで、5番シリンダーの排気バルブは、
外してオーバーホールとか
しない方がよさそうです。
4番シリンダーです。
これも、5番シリンダー同様、
音はしませんでした。
3番シリンダーです。
これも、同様空気が漏れる音は聞こえてきません。
2番シリンダーも同様でした。
ちなみに、この写真のように
チェーンが回りやすく、
工具が落ちないように、
ちょっと固定しました。 (^^)
1番シリンダーの排気口です。
これも、同様、エア漏れの音は
聞こえませんでした。
確認したかったことが、とりあえず確認できました。
取り外しが、まあ、中腰でしんどいこと。 (^^;;
さらに、スパークプラグの締め付け、緩めも。
排気口からの排気バルブの
エア漏れチェックができたので、
吸気口側も
S54エンジン吸気口聴診器 (^^)
を作ってやってみようと思います。
使ったエア漏れチェック、じつは、バルブの
オーバーホールをどんな風にするのが良いのか?
をあれこれ考えていて、エア漏れがなければ、
ノーメンテで良いのでは? と思うようになったからです。
ネット検索すると、バルブのすり合わせなどした後、
オイルを溜めて、漏れチェックとかしてたり、
ぼくも買いましたが、隙間チェック用の
紅粉でのチェックだったりですが、
本当にしたいのは、空気が漏れるかどうかですよね。
で、エンジンのシリンダーヘッドを外す前に、
そこんところを確認しておきたかったんです。
TECH-Mのように商売で、
オーバーホールしてるところは、
そういうチェックは関係なく、汚れていれば、
ピカピカにして、それを発注してくれたお客さんに
見せることで、良い感じになってるでしょ!!
で、良いわけですけどね。
勿論、その後のすり合わせとかも
ちゃんとしてもらえるわけですけど。
ぼくは、:バルブが鏡面仕上げでピカピカになるより、
単にエア漏れがなければ、それだけで大満足です。 (^^)
スパークプラグの穴から、シリンダー内を覗いて、
排気バルブがこんな感じだったら、
エア漏れ無く良い感じで動いてて、
その部分のオーバーホールの
必要はないようです。 (^^)
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Posted at
2023/04/20 04:01:51