Z4 M ロードスター
そもそもの始まりは、フロント・サスペンションの
取り付け部分のこの亀裂。
その対策として、補強板を入れて、
タワーバーを取り付けて、
亀裂部分の保護をしようというもの。
その補強板、ポッチ用の穴をあけたんですよね。
その時のブログが
https://minkara.carview.co.jp/userid/2167728/blog/46006236/
サスペンションの取付用の長穴の向きが合わない位置にポッチの穴をあけてしまったんですよね。 (^^;;
で、今回、その穴のあけ直しです。
まずは、穴位置を現物合わせで決めます。
こんな感じで、マジックバンドで固定します。
ポッチ位置の真ん中にマーク。
穴をあけます。
黄色の〇は、元々あいていたM3のポッチ用の穴。
赤色の〇は、前回、しくじった位置にあけてしまった穴。
両方とも、直径12mmの穴です。
今回は、実際のサスペンション取り付けのポッチ穴と
同じサイズ10mmにしました。
緑の〇です。
現物合わせしているので、そんなにずれないだろうから、
余裕は必要ないかなという事で。
無事左右とも、穴あけ、取り付け完了です。
こういう風に、すんなり終わってくれれば良いんですけど、色々、問題が発覚しました。
亀裂が発覚した時に、調べて分かったのが、
https://minkara.carview.co.jp/userid/2167728/blog/45939477/
に記載した内容ですが、今回発覚したのは、
補強板とシャーシの接触も面になっていないという事です。
左側の写真は、右サスペンションの補強板を取り外したもの。
分かりやすいように、右側の写真は赤〇を付けてみました。
この赤の〇の線に沿って、シャーシと接触している感じです。
現物合わせで、ポッチの穴位置マークを付けるときに、マジックバンドで固定して、さらに補強板がシャーシの内側に密着するように手で支えたときの写真です。
上下向きの緑矢印の間に隙間ができています。
最終的にアッパーマウントのボルトにナットを掛けて締め付けると、この隙間は無くなりますが、シャーシ側より、補強板の方が厚いので、シャーシ側をたわませて補強板にひっつけてしまうことになります。
ナットで締め付けると、シャーシ側に常にストレスを掛けてしまう状況になるということですね。
補強板とシャーシは、先の写真右側の赤〇部分で接触していますので。
実際にナットで締め付けた状態では、ナット部分は密着しているようですが、ナットとナットの間では、紙が入るほどの隙間がある状態のままです。
これはこれで、また、別の亀裂を発生させる原因になってしまいそうな。
それと、出来てしまっているボルト穴のところの亀裂にも、影響を及ぼしそうな...
しかも、
アッパーマウントの接触部分は、補強板が無い時と同じ位置になるようです。
写真は、補強板の裏側です。
ということは、このまま取り付けただけでは、アッパーマウントのボルトが外側に反っていく状況になっていた力の掛かり方はそのまま続くという事です。
補強板にもシャーシにかかったのと同じようなストレスが掛かり、亀裂ができる可能性がある。
ただ、補強板の方がシャーシより厚いので寿命は長くなるでしょうけれど。
極端な絵にすると、
接触する部分の断面は、こんな感じになるという事ですね。
シャーシと補強板を一体化させて、アッパーマウントと補強板を面接触になるようにできないものでしょうかね。
当初、シャーシと補強板は、パネルボンドで接着させるつもりでしたが、力の掛かり方とか考えると、どうなんでしょうね。
パネルボンドって圧力加えるとどうなるんだろう。
以前、これ1つでどれだけの面積を接着できるのか、説明書に記載がなかったので、3Mに問い合わせしたんですよね。
2cm幅に広げるために5mm幅で塗布するとのこと。
その5mm幅の塗布を4mできるだけの量がこのパネルボンドミニに入っていると。
使い方は、接着面の塗装をはがして、接着する両方の面に空気が入らないようにしかも、すべての面に塗り広げる。
※(この部分、後日追記)塗装をはがしてから接着するのは、塗装と金属の接着力より、塗装とパネルボンドの接着力の方が強いので、パネルボンドの性能を発揮させるためです。
同じ理由で塗装のまま接着すると、塗装と金属を剥がしてしまうことになる可能性もあるので、結果、接着させたつもりが接着が剥がれ、しかも、塗装を剥がしているので、錆を発生させてしまう事にもつながるとのこと。
塗装を剥がした面全てに塗り広げるのは、主に確実に錆止めするためだそうです。
その後、どちらか一面に今度は接着用に塗る。
そして、貼り合わせて、バイス等で固定する。
と、いうことを詳しい人に説明してもらいました。
最後に、力の掛かるところには使わないでください。
と言われてしまいました。 (^^;;
接着強度があると言っても、接着剤ですからと。
ボディなどの力の掛からないところの補修用ですからとも。
力が掛かるところなんですよねぇ。
使おうとしてるところは。
ただ、ボンドの接着力自体には、さほど期待しない使い方ではあるんですけどね。
押さえつけたときに、どれだけ変形せずに耐えられるものなのかですね。
今回の用途では。
どうするのが、良いのかなぁ。 (^^;;
Posted at 2022/05/13 23:42:46 | |
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