インジェクターのOリング交換

例の、時々温まった後に、アイドリングしなくなる原因を追跡しています。いろいろな人に伺った結果、やはり2次エアを吸い込んでいる可能性が高いということで、対処可能な可能性のある箇所を順次更新していくことにしました。前回、スロットルバルブを交換し、エンジンの調子が良くなり、病状も出ていないということですが、ついでに発注していたインジェクターの密閉度を保つOリングが届いたので、交換することにしました。ゴルフ1の4連インジェクターは、機械式燃料分配装置からステンメッシュのホースで、各インテークのポートに持ってきています。位置はこの部分、エンジンの向かって後ろ側になります。

1番のインジェクターを抜きました。抜くには、少々コツがいります。僕は、内装はがしを使って抜いていますが、プロは専用工具を作っておられました。青い矢印の部分が、とても硬いゴムのOリングになっていて、このゴムを新品に交換します。

インジェクターを4本とも抜きました。1番のインジェクターのOリングは、はずそうとしていると、割れてしまいました。そのほかのインジェクターのものも、ゴムとは思えないほど硬化し、確かに密閉性が落ちていてもおかしくない感じでした。

新しいOリングは、たぶん耐熱素材で、かなり硬いゴム質だったので、このままはめるのは大変そうでした。そこで、ポットからお湯を取ってきて、適当に冷ましたものに漬けて、多少、やわらかくしてからはめることにしました。

インジェクター側に、すぺりを良くするために、ラバープロテクタントを吹いておき、新品のOリングをはめ込みました。作戦が功を奏し、結構簡単にはめることができました。4本とも新品をはめた写真がこの画像です。

後は、インジェクターを元どうりに差し込みます。ゴムが新しくなっているので、ちゃんとはめ込むのに、苦労しました。作業終了後、エンジンをかけると、無事始動。特に問題なさそうです。