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主にCJ4Aのメンテナンス時に乗り回しているAW11ですが、最近窓の開閉時に
「ガチン」
と言って窓がずり落ちるような動きをしていました。

多分窓を開閉する為のギア(パワーウィンドウ・レギュレーター、と言うらしいですね)が欠けているのではないか、と言う事で修理をお願いしたところ、案の定、欠けてました。

この部品だけ交換できれば良いのですが、セット品だそうで。
…お高かったです(T-T)

こういう部品は金属でできているものかと思っていましたが、プラスチックなんですね。
プラスチックは経年劣化が激しそうなイメージ…多分色んなところの歯車がもうピンチなのかもしれません。
ダッシュボードにもひびが入ってきましたし、FRPにしたボンネットももう既に割れが発生しています。
ボンネットとトランクは鉄に戻した方が良いかなぁ…でもこの軽快なハンドリングはなかなかに代えがたいものが…と、ウダウダ悩んでしまいます。

もう年代物の車ですし、致命的な問題がある所から直していくしかないですね。
とりあえず近近に必要なのは、クーラーでしょうか。
この時代のクーラーはフロンを使う前提で作られているようで、代替えフロンでは十分な機能を発揮できないようです。
おかげで昼間乗ってると暑い暑い…
パッキンやシール、ホース類なんかを代替えフロン用に交換すれば大丈夫かもしれないとの事ですが、結構な手間がかかるそうなので、今年の夏も汗をかきながら乗り続ける事になりそうです(^^;

「よし、LSDも新調したし、慣らしも終わった。次のラリーに向けて頑張るぞ！」
という事で何時もの場所で練習。
雨と霧の中、70kmほど練習走行をしていたのですが、いきなり
「コココンコココンコココンコココン」
と言う異音が。

下り坂だったので、とりあえず動作確認してみると、
クラッチ切ったまま動く→鳴る
エンジン切ったまま動く→鳴る
停車する→鳴らない
と言う状態。

タイヤが回ってる時に音がするとなると、ドライブシャフトかファイナルギアじゃないかなと。
そう言えば前回LSDが破損した際にアウターギアが欠けたのですが、「当分大丈夫だろ」という事でそのまま使ってたんだよな…
と思い当たることがある以上、そこだと考えるのが妥当でしょう。
とりあえず安全な場所まで移動してタイヤ外してドラシャやブレーキがどこかにぶつかってるような形跡が無い事を確認し、さっさとレッカーを呼ぶことに。
ギア欠けだとしたら欠けた破片が変に噛んでロックして無事なギアまで壊れかねませんからね。

写真はバラした後に撮ったファイナルギアです。
かなり欠けていますね…破片がギアに噛み込まなくて良かったです…


「ああ、2か月前にも同じ場所でロードサービス呼んだよなぁ(笑)」なんて思いながら
「あのー、すみません。また故障したんで、ロードサービスお願いできませんかね？またミッションが壊れちゃいまして…」
と保険会社に電話したところ
「お客様、今回もミッションだなんて…前回本当に直したんですか？」
と当然のような突込みを頂きました(^^;
まあ2回のレッカー代で約6万円(45km*700円/km=31500円が2回)分も使うと考えると、年間保険料と同じくらいの額をレッカー代で使ってることになるわけですから、そりゃ保険会社さんも困りますよね。
それでも気前良く(当然と言えば当然ですけど)レッカーを用意してくださって大変助かりました。


さて、お世話になってる島田鈑金塗装さんまで運んだところ、やっぱりミッションっぽい。
さてどうしようか、と言う段になったところでそこの社長が
「今回のミッション修理はほかの店でやってくれ」
と言ってきました。
そこは基本的に手広く改造車を手掛けているわけではないので三菱の社外クロスミッションのノウハウが少なく、その為きちんと手掛けられるところに頼んだ方が良いだろうという事でした。
「組もうと思えば組めるけど、社外ミッションは製品のばらつきが大きいので、数こなしてるところじゃないと正解が分かりづらい」
という事です。
# これを「技術力の欠如」だとかいう事も出来ますが、「真摯な態度で接してくれる」とも取れます。
# 私は後者として取りました。
まあ社長にそう言われちゃ仕方ないか、という事で相談したところ「オートハウスファニー」さんでミッションを組んでもらう事になりました。

今回の作業内容は
・ミッションの全バラ&洗浄
・ファイナルギアの交換
です。

ミッションの洗浄は前回も行ったのですが、全バラしたわけではないので細かい鉄粉が残っているんじゃないかという事で、
「また安く上げようとして同じような事になっても嫌だな」
と心配事を減らすためにもとりあえずやっておくことにしました。
ファイナルギアの交換については「最近アデリア(デューポイント)からCJ4A用のファイナルギアが出ている」と言うお店からの指摘もあり、そちらを組んでもらう事にしました。
「歯数が多いので欠けやすい」と聞いていたATSのファイナルギアと全く同じギア比のファイナルギアなので、導入したらどうなるかと言う心配は少しあったものの、「登りで少しでもインテグラに追いつかねば！」という事もあって導入することに。
まあ鉄の質も年年向上しているでしょうし製法が異なるかもしれないので同じ強度かどうかは分かりませんしね。
当然「余計酷い」と言う可能性もあるわけですが。


で、組んだミッションで走ってみたのですが…
「ファイナルギアかえるとこんなに違うのか！？」
ってくらい違いました。

分かりやすい所で言えば、交差点の左折時。
今までは「スー」っと曲がって行けたところが、「キュキュキュ」とタイヤを鳴らしながら曲がるような感じに。
ファイナルのギア比が上がった分タイヤに掛かるトルクが増しているのか、LSDの効きが何時もよりも早くなっているのではないかと思います。
もう少し丁寧にアクセルを開けていく必要がありそうです。
「同じ速度でも何時もより回転数が高い(=パワーが出ている)」のでアクセルワークによる姿勢の制御が楽になりそうですが、逆にシフトワークが非常に増えるので、クロスミッションを入れたころの様に慣れるまではかえって遅くなるかもしれません。

また、ギアの入りも非常に良くなりました。
今までは「コクン」と入るような感覚だったのですが、今回のは「カチン」と言う感じ。
回転数が合わないと「ジィィーッ」とシンクロに入らない事がままあった(特に3速)のですが、今回のはそういう事が起きる感じがしません。
入るべきタイミングでしっかりと入ってくれるような感じ。

逆にひどくなったのは燃費。
高速道路に乗って一寸移動したところ、
「見ろ、ガソリンメーターの目盛がごみのようだ！」
と言うくらいにみるみるうちにガソリンが減る…ような気がします。
100km/h出すのに4000回転ほど回さなきゃいけないんですから、当然と言えば当然ですね。
80km/hで巡航するならそれほどガソリンも使わなそうですが、周囲の流れに乗れないってのもなぁ…


まだ慣らしなので「本当に大丈夫か？」って程踏んでいないのでこの感覚が正しいかどうかは分かりません。
さっさと慣らしを終えて練習したいです。


が。

今回のミッション修理でまた大きくお金が飛んで行ったので、次回のラリーも参加できそうにありません…
参加費だけなら払えますがタイヤ代考えると…トホホ…

LSDが割れてしまったミッション内部。
ケースが割れてしまった為にアクセルオン時にリングギアがミッションケースに押し付けられてガリガリと削れた、と言う状態です。
異音がアクセルオン時にしかならなかった理由はこれではないかと思います。

ケースがアルミだった事がアウターギアへのダメージを減らせた理由かもしれません。
取り敢えず歯車類の交換が必要なかったのは不幸中の幸いです。

こうやって削られたアルミ粉がベアリング類に噛んでしまい、慣らし運転中はそれらの為にゴロゴロ言っていましたが(交換の為にはミッションの組み直しが必要なので予算的に実行できず)、100kmも走る頃には抜けたんだか慣れたんだかで音は無くなりました。

回転系の異音がしたら(許される範囲で)とりあえず車を止める、と言うのは重要ですね。
同じミスは繰り返さないようにしたいです。

ミッションから異音がしたので何かと思ったのですが、それは1つ先のコーナーで判明。
右に曲がりたいのに車が右に曲がらない！

…危険を感じてスピード落としておいて良かったです…
どうにか曲がる事が出来、安全な場所まで移動する事が出来ました。

駆動系のトラブルは致命的に成りかねないので、一応は動く状態ではあったものの、とりあえずレッカーを呼んで板金屋まで引っ張ってもらいました。

で、ケースを開けてみたところ、こんな感じ。

どういう状態か一目では分からないかもしれませんが、これ、LSDのケースがパックリと割れてしまった状態です。
こうなるのはLSDの宿命とも言えるので仕方ありません。
競技中に壊れたのでなくて良かったです。

最近は立て続けに車の故障が続いています。

ハブガタ、ラジエーターコアの破損、ラジエーターファンの故障、そしてLSD割れ…
ぶつけた訳でも無いのに嵩む修理費。
まあ競技をやっているんだから仕方ないですね。

とは言え痛い出費に変わりはありません。
もっと生活切りつめなくちゃと思うと、ううむ、胃が痛い…でも痩せないw
上手くはいかないものですね。

車に乗り込み、エンジンにキーを挿し、くいっと捻ってエンジンが始動しだそうとブルッと震えたとき、
「どすっ」
と言う音が室内に響き渡りました。

発生源は視線の中に入っていたので理解しやすかったのですが、それでも理解し辛いような感じ。
使用しているPND、E-100Mの前面パネル部分がゴッソリと落ち、基盤部分と液晶背面部分が丸見えの状態に。
…ぇー…

前面パネルとは何処の事を言ってるかといえば、製品画像(http://maplus-navi.jp/products/e-100mp/spec.html)における、液晶側のプラスチック部分の事。
このプラスチックがアルミ板の上からネジで4箇所後ろのプラスチックとネジ止めされているのですが、その後ろの部分のネジ穴部分が4箇所ともパックリと裂けてしまったのが原因のようです。

…
「E-100MPってこんな脆いのかー!?」
と思ったのですが、まあよくよく考えてみれば
1.エンジンマウントを強化したために振動が大きい
2.コンクリの簡易舗装路なんかも平気で走り回るために振動が(略
3.Sタイヤ(略
と、多分使用を想定している車よりも振動が大きいからこういう問題が起きたのかとも思ったのですが…バイクで使用することも考えて設計されているはずなので、流石にナイよなぁ…と。

「クラッチが直ったから早速ドライブだ!」と思って走ってたら起きた問題だっただけに、かなりがっくりきました。
不幸の連鎖はここら辺で打ち止めにしておいて欲しいものです。