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2009年07月05日 イイね!

ナビ参戦3戦目

茨城北部で開催されたラリーに参加。
結果は2位。

今回もドライバーの方の力だけで勝たせていただきました!

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個人的には非常に勉強になっているので、ベテランの方と組ませてもらえるってのは非常にありがたいのですが、それが結果としてこう出てしまうと、他の経験を積まれているナビの方方には悪いような気がします。
逆に結果に負けないような能力を持てるよう、以後努力していこうと思います。


コンディションは霧は出てるわ、雨は降るわと、かなり悪い方。
加えて雨のおかげで路面がツルツルになってしまい(普段あまり使われていない道路はアスファルトの隙間が砂や木屑等で目詰まりしてしまい、部分によってはコケが生えていたりと水はけが非常に悪い)、ズーリズーリズーリズーリと滑りまくる状態でした。
そんな中開かれた大会なので、リタイヤが5/24と意外と多かったです。

私たちのチームもコースアウトを1回行ってしまいました。
登った先で平たくなっているので先が見通せない状態から、真っ直ぐと左に分岐する道とが急に現れる場所があったのですが、ここの状態を上手くく伝えられなかったために左に曲がるタイミングを失ってしまった、と言うのが理由。
聞くところによると、ここでコースアウトしなかった車は1台も居なかったということなので、逆に言えばナビが確りしていれば他車に対して十分なアドバンテージを持てる箇所でした。
ここを逃したのは非常に残念です。

ドライバーの運転技術に脱帽。
隣に乗っているだけでも、「こんなスピードで曲げていくことができるのか」とか、「こう言う状態になっても車を立て直すことができるのか」と言う事が学べ、やはり競技中にリスク背負って走るようなスピード域での助手席に座らせてもらえるってのは、色色勉強になるな、と思いました。
まあ勉強ばかりじゃなくてもっとドライバーの役に立て、って話ですがorz

今回の反省点は
1.ナビの操作ミスは止めよう
2.データ入力後は必ず確認しよう
3.ドライバーの調子に合わせたナビをしよう
と言う点です。

1は、まあ論外。
とは言え、1ヶ月に1度程度しか弄らない操作について習熟するってのは非常に難しい。
こればっかりは経験あるのみなので、自分の車にもやっぱりnonoのラリコンでも積もうかな、と考え中。
確実にマップを払ってチェックやパスコンの処理を行えるようにならないと、ナビとしては半人前どころの話じゃありませんね。
先ほど書いた「指示ミス」のようなものも含め、最低限確りとしたナビができるよう頑張ります。

2は、今回危なかったです。
運転中、ドライバーの方が「何かおかしい」と感じるようなファイナル(=目標時間までの誤差)の値になっていました。
ドライバーの方がおかしいと言ったらおかしいのだ、と言う前提で色色原因を調べたところ、スタート時間の値が間違っていたため、本来表示されるべきファイナルの値とずれてしまっていたとの事でした。
「何かおかしい」と気づけるドライバーの経験によって今回事なきを得ましたが、操作に不慣れな私が1度の入力で確実に値を設定できている等と思うのは愚の骨頂。
きちんと確認する癖をつけるよう、以後心がけます。

3は、マイペース過ぎるのが問題なのだろうと思います。
例えばペースノートを読むとき、きつめのコーナーが多く車速が乗らない区間で読むべきスピードと、ストレート状の部分が長く車速が乗る区間で読むべきスピードとの差が、全くと言って良いほどありません。
特に今回のラリーは霧が多く、コースの先が分かる分からないでタイムロスが非常に大きく出てしまう場所であり、ペースノートの重要性は晴れの日以上のものになります。
そのペースノートが確り読めてないってのは、ドライバーの方が大量減点食らってしまうのも仕方がありませんね。
先ほどの読むペースの問題に加え、「晴れの日ならストレート先のコーナーの形状はわかるが、霧だと分からないんだからさっさとコーナー先の情報を渡せ。そうしないと怖くて踏めない」と言った点にも注意を受けました。
未だペースノートを読みながらコースを見ることができていないので、そう言う点を直していきたいと思います。
Posted at 2009/07/05 14:36:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | ラリー | 日記
2009年06月21日 イイね!

安曇野往復記録

一人ラリー行程。

1.奥多摩から塩山(国道411)

久しぶりの柳沢峠。
東京側の道が良くなってきた所為もあって、前よりも多くの車が行きかうようになってました。
天気の良い奥多摩街道は走っているのが気持ち良いんですから当たり前といえば当たり前。
そんな景色を楽しむのは結構なんですが、できれば後ろが詰まっていたら道を譲ってくれる余裕も持ってもらいたいものです(^^;

2.塩山から甲府(県道31)

昼間の国道140は混むと判断し、こちらも久しぶりの太良峠を走ることに。
山間部の集落に通じる重要な県道なのですが、正直ここを生活道として毎日使っている方が居ることに驚きです。
たまに通る身としてはこういう面白い道が残っているのはうれしいのですが、山間部の集落の方方の生活を考えればもう少し整備されるべきだと思います。
大鷲の生活する森を保存するんだとかなんとかって運動があるため全線の拡張はがづらいそうですが、せめて塩山方面への道の整備くらいはされるべきかと。

3.甲府から韮崎(県道6号)

甲府に抜けた時点で14:00を過ぎていたので(集合は16:30)、高速道路に乗る為に韮崎に移動。
ETCがあれば双葉から乗れたのでしょうが、付いてないので仕方がありません。
料金も割高なので二度残念。

4.韮崎から諏訪(中央自動車道)

諏訪まで行けばあとは下でも十分じゃないか?と思って一旦諏訪で降りる事に。

5.諏訪から岡谷(国道20号)

が、諏訪湖周辺の交通事情を知らなかった私には大打撃。
思った以上に時間を食った事に加え、松本周辺も混むだろうと推測して岡谷から改めて高速を使うことに。

6.岡谷から豊科、安曇野スイス村(長野自動車道、県道310)

「豊科ICを降りたら目的地まで2分」と案内書には書かれていましたが、時速何キロで飛ばせば2分で行けますかね?

7.SS区間

18時から21時まで走行。
計測結果から順位が確定したのは24時、直ぐに表彰式が始まり終了したのが25時前。

8.安曇野スイス村から扉温泉(県道57-国道143-県道67)

大人しく高速を使って帰れば良かったのですが、せっかくここまで来たのだから帰りははじめて走る峠を通って帰るか、ということで扉峠と和田峠を走ることに。
扉峠までは県道67を使ったのですが…ここ、ホントに県道なんですかね?というような道でした。
まあ峠らしい峠だったので私としては嬉しい限りでしたが。

道幅は1車線ですれ違いできるだけの幅はあるものの左右は落石や草木が生い茂って使えず。
しかし道にはまたげる程度の落石しかなく、わざわざ降りて落石をどける必要が無かったのも嬉しいところ。
ステアリングをグリグリ回していると運転してるな、って実感します…それならジムカーナでもやればいいのに。

9.扉温泉から諏訪(県道67-ビーナスライン[県道460-県道194]-県道40)

気分を良くして県道67を走りきって扉峠に到着…できればよかったのですが、扉峠手前から濃霧になったのでロービームで走行。
それでも道幅が狭かったときは良かったんです。
ガードレールや壁が目印になって道の方向が分かるので。
しかし扉峠から先、ビーナスラインの道幅の広さと言ったら…といっても高高二車線の道路なんですけど、山奥の二車線道路ってのは何時一車線になるか分かりませんし、右側の道の形状はまったく読めなくなるので自分がどこを走ってよいのか全く読めなくなります。
じゃあ左側を意識してれば良いのかといえば、これがまたいきなり待避所があったりして左側の形状も読めなくなってしまうので、油断できません。
この時間(3時)だと人が居ないとは言え、鹿が跋扈しているのでやっぱり動くものには細心の注意が必要になります。
SSの最中も思ったのですが、やっぱりこういうところを走りたいなら追加灯は必須ですな。

10.諏訪から勝沼(国道20)

心に余裕があれば諏訪から国道299を使って麦草峠と十国峠を抜けて秩父に抜けるルートを使いたかったのですが、和田峠の霧に精気を吸われまくった為に心に余裕が無くなり、大人しく帰ることに。
諏訪で精気を回復するために30分ほど仮眠し、そこから勝沼まで直行。
それでも高速を使わないところが貧乏性。

11.勝沼から八王子(中央自動車道)

運転中に眠くなってきたので、途中のSAに車を停めてまた仮眠。
30分でも寝るとすっきりするもんですが、バケットシートでの仮眠は体には悪そうです(^^;


と言うわけで、ノンストップと言うわけにはいきませんでしたが、走行距離600kmとなりました。
先週・先先週と茨城の方まで500kmのドライブをしていて「まあこれくらいの距離運転するなら大丈夫だろ」と思って今週も同じような感覚で居たのですが、やっぱり平野ばかりの関東内を500km走るのと、山間部を含めて600km(そして霧)走るのとでは、疲労度が全く違いますね。
認識を改めて再度挑戦。
Posted at 2009/06/22 02:37:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 雑記 | 日記
2009年06月20日 イイね!

第1回 アルペンクライム

第一回アルペンクライムに参加。

ラリーのナビとして2戦ほど参加させてもらいましたが、やっぱり自分で運転したいもの。
とは言えラリー用のレギュレーションで車を弄るにはいろいろと不都合があるし、別途ナビゲーターを探さないといけなかったりと、意外とハードルが高いのが実情。
ならば、1人で参加できる公道を走れる競技なんてないものか、と思って探していたところ、このイベントを見つけることができました。

内容は山間部の公道を貸しきってのタイムアタック。
全5kmのコースを3本練習し、そこを前半・後半・通しの3本のタイムアタックの総合タイムを競い合うと言うもの。
イベント名が「クライム」とついている様に、登りのみで下りは走りません。
これは大きな事故がおき辛いようにとの配慮。
フロント荷重がかかり辛くて曲げ辛いものの、リアが出辛いのでスピンし辛いし、ブレーキングに失敗しても自重でとまりやすいと言う利点があります。

参加料は18000円。
県戦レベルのラリーの参加料が36000円であることを考えると、1人当たりの参加料としては同じくらい。
問題は何本SSを走れるか、ってところにかかってくるのですが…そこら辺は参加してみないとわからなかったので、先ずはためしに出てみよう、と言うことで参加しました。
結果として、練習として通しを3本(うち1本は下見)、本番として前半・後半・通しで3本の計9本走ることができましたので、一晩で6~8本程度のハイアベレージ区間(=準SS)を走ることになるラリーよりも走ることができたと考えれば、参加料も納得です。

場所は長野県安曇野市。
東京在住の私にとっては道中も山道になるので移動も楽しく、個人的には総行程600kmのラリーみたいなもんでした。
とは言え高速道路も活用してしてますが(^^;


開催場所の情報や動画・画像をアップロードしようと思ったのですが、主催者側の方の話を聞く限り、「公道を利用したイベントの情報を不特定多数の人に見える場所に置くと、法律的にはまったく問題がなくても文句をつける人が居て、そういう人達が騒ぐと開けるものも開けなくなってしまう」と言う事だったので、詳細は伏せます。

分野は違いますが、最近アダルトゲームに「倫理的に問題がある」との一言で一層の規制がかけられるようになりましたし、ゲームで行われている行為にさえ「現実での女性に対する倫理観を捻じ曲げることになる」等と問題視をする人が居るならば、きちんと道路の占有許可を取った場所で行っているこういうイベントに対しても「公道を走る為の倫理を喪失させる事になる」等と問題視する人は普通に居そうです。
車を使っている以上どんなに気を払っても事故はおきますし、事故がおきれば怪我をする人も出ます。
その上普通に車を使っている人には想像できないような走り方をするんですから…まあ理解してもらうのは非常に難しいでしょうね。
親にはサーキット走行でさえ「危ないことはやめろ」と言われる始末ですし(^^;

なのであまり臨場感が伝わってこないようなイベント報告になってしまいますが、ご容赦を。


道は良好。
少なくとも好んで走ったりする道に比べたら、砂は浮いてないわ穴は開いてないわ岩は落ちてないわグレーチング(=道に横たわる排水溝)は無いわコンクリートによる簡易舗装がないわ…そして道幅も二車線と幅広なので、サーキットと言っても良いくらいです。
少なくとも、最近走った林道が
・グレーチングの蓋が無いので真っ直ぐ走れない
・単なる水溜りに見えるけど、周りのアスファルトの形から推測するにソレは穴なので踏めない
・道の真ん中にはバンパーよりも高い場所まで伸びてる草が生えている
・道幅いっぱいまで草木が生い茂り、走っていると常に草が擦れている音がする
・判別できない凹凸により、アクセルを踏んでいったら思いっきり跳ねる
・富士サファリパークを走ってるかと思うかのような鹿の群れに出くわす
だった私にとっては、この道はホントに別世界。
とは言えやっぱりサーキットではなく峠道。
違うのはそのコース形状で、スピードを出して走ることを前提としていない峠道ならではと言った感じのコース(急勾配の6連続ヘアピンとか)が独特で非常に面白い。

走る車は排気量によってクラス分けされています。
2500cc以上のCクラス、1500cc以上のBクラス、それ以下のAクラス、の計3クラス。
ターボやSC等の過給器が付くと排気量が1.7倍されるので、エボやインテはCクラス、そして私はBクラス。
同クラスにはインテやシビック、スターレットターボ等がひしめき合うクラスなので120馬力の4AGでは非力感が否めませんが、SC付きのAW11だとCクラス、つまりエボやインテと競い合う事になってしまうので、それよりは戦いやすい相手といえます。
パワーの差は「急勾配の登りなんだからリアにトラクションのかかる後輪駆動が有利じゃー!」と言う意気込みでカバー。
…まあ意気込みだけでは勝てませんけど(^^;

このイベントにあわせたわけではないのですが、参加する前にAW11の仕様を変更。
前後バンパーとボンネット、トランクをTBS製のFRPパーツに替えてみたのですが、この効果が非常にすばらしいものでした。
これによってコーナリングでのトラクションの掛かり具合が大幅にアップし、コントロール性も向上しましたし、軽くなったおかげで最近やわらかすぎると感じていたフロントも登りには丁度良い感じになりました。
あまりの楽しさで毎週末はドライブ三昧になるほどです。
おかげですべきことが滞りまくってますが(^^;
なのでこのイベントもせめて半分以上に入ってやりたい、とか意気込んでみたのですが…問題はドライバーの腕。

Aクラスが1台だけだったのでBクラスと合わさった結果、同クラスには私を含め4(スターレットターボが2台、SCヴィヴィオが1台)がエントリー。
1台がリタイアしたためにどうにかビリは免れたものの、タイムはトップ(=SCヴィヴィオ)から1キロ2秒も遅れをとるほどで、まあ相手になりませんでした。

勝負にならなかったのは
・道を知らない(参加16台のうち、14台が地元)
・追加灯が無い為に横が見えないし、スピードが上がってくると先が見えない
・そもそもドライバーの腕が無い
等の理由が挙げられると思います。
特に3番目が顕著に現れていたのは…1度コースアウトしてぶつかってしまい、バンパーをバリっと割ってしまった事からも分かりますorz
小雨がぱらついたり止んだりして路面状況が微妙に変わってきていることに加え、幾度目かのヘアピン手前のアスファルトの感覚が他のところと微妙に違っていることをすっかり忘れていて、他のところと同じ感覚でブレーキ踏んでフロント入れて行こうと思ったら、ズリっと滑ってそのまま。
外側にエスケープゾーンがあったのでそこに車を突っ込めれば良かったのですが、そこにはギャラリーの人(若しくは監視役のオフィシャル)が居たので突っ込むわけにも行かず、諦めて大自然との触れ合いを受け入れることにしました。
久しぶりのクラッシュ…走行に支障が無かったから良かったものの、「調子こいてると事故を起こす」という事を改めて思い知らされました。
走行に支障が無かったから良かったものの、遠出先で事故って動けなくなっていたら一大事でした。
やっぱり仕様を変更したら走りなれた場所で確認の為の練習をすべきでしたね。
相手にならなかったのは残念でしたが、次回はもっと接戦になれるよう頑張ってみたいと思います。


次回は9/12。
ラリーの地区戦の練習としてきている方が多いようですけれども、私のような奴も気軽に参加できる大会ですので、興味がある方は一度参加されてはどうでしょうか。
詳細は「チームりんどう」のサイトに載ると思います。
Posted at 2009/06/22 00:43:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | イベント | 日記
2009年05月28日 イイね!

反省点と課題

反省点と課題とりあえず今回のラリーで学んだ事は、ナビの基本でした。
ナビの仕事と言うのは、ペースノートを読む事でも、コマ図を読む事でも、ラリーコンピューターを弄る事でもなく、ドライバーの負担を減らす事なんですね。

極端な話、ドライバー一人でコマ図を読みながらラリコンを操作して走り続ける事は不可能ではありません。
しかし、そんな事をしていたら競技で勝つことはほぼ不可能です。
なので運転操作以外の些事を引き受け、ドライバーが運転に集中できる環境を整えるのがナビゲーターの仕事になります。
その為にはコマ図を読んでラリコンを操作しドライバーに適切な情報を与えるのはもちろんの事、ファイナルタイム(=チェックライン通過予定時間とのズレ)を距離から補正すると言った競技的な部分でのサポートに始まり、T字路を右折する際には左側の安全確認を行うなどの運転に対するサポート、落ち込んでるドライバーに対する精神的なサポートなど、様様な面でドライバーの負担を軽減させていくのが重要なのだとのことでした。
そう言う意味で、ナビゲーターってのは人間的にも出来た人じゃないといけないとの事でした。

競技的な部分でのサポートとしては、コマ図の読み間違えをしない事、チェックポイントの処理やパスコントロール(=走行速度が変更になるタイミング)の処理をきちんとする事、OD処理を間違えない事は当然の事。
その上でファイナルタイムの調整を行って移動区間での減点を0、最大でも1に抑えるのがナビの最低条件だとの事でした。

減点てのは、「指定された時間から何秒ずれたか」と言うものを表すもので、指定時間より早く着いても遅く着いても1秒につき1点の減点を食らいます。
移動区間でこの減点を貰ってしまうと、SS(=早く着いたら早く着いただけ良いとされる区間で、走行に掛かった時間がそのまま減点になる)で減点を取り戻すためにドライバーに物凄い負担を強いる事になってしまいます。
1周1kmのサーキットで1秒削るのに四苦八苦している身としては、「減点分のタイムをSSで挽回しなくてはならない」ってのがどれだけ厳しいのかってのが有る程度想像できます。
「ドライバーに負担をかけない」と言うナビの仕事からは遠く離れたものですね。


そう言ったことを踏まえたうえで、今回の自分のナビを評価すると、0点です。
今回私がやった重大なミスは、「補正係数の算出を間違える」と言う、話にならないものでした。

補正係数とは「自分の車のトリップメーターと、主催者側に指示された距離とを補正する値」の事で、ラリーにとって非常に重要な値です。
例えば主催者側に「10km先の信号を右に曲がる」と指示されたとします。
しかしこの距離は主催者側が自分達の車で測った距離なので、競技に参加する他の車とは若干距離がずれてしまいます。
万が一主催者側と同じ車であっても、タイヤがバリ山なのかツルツルなのかで直径が10mmは違います。直径10mmの差がどれだけ大きいのかといえば、195/55/15のタイヤ(直径603mm)で比べてみると、10kmで150m程度もズレてしまうことになります。
とすると先ほどの「10km先の信号」と言うのが、指示された信号の一つ前の信号と間違えてしまう事にもなってしまい、そうすると指定された目的地に到着する事ができなくなってしまうことになります。
それじゃあ競技が成立するわけありませんね。
万が一道を間違えなかったとしても距離が正確に出なければ、チェックポイントで減点を食らう事は避けられず、勝負争いなんて出来るはずもありません。

なので、補正係数と言うのは、非常に重要な値なのです。

じゃあ何でそんな重要な値の計算を間違えたのか。
それはラリコンの初期設定を忘れていたからです。

今回の競技前、2回目のラリーと言う事でラリコンの操作を思い出そうと色色弄っていました。
その際、補正係数の算出方法の復習と言う事で操作していたのですが、そうやって出した補正係数をそのままにしておいて競技に参加した為、OD区間(=補正係数算出用区間)で取得したトリップの値が既に補正の掛かった値になってしまっていた為、改めて補正係数を算出しようとしたら、全く分けの分からない値になってしまったわけです。

最初、「係数が0.78xxx(小数点以下5桁)です」とドライバーに報告したら、ドライバーの方が「えっ!?」ととても驚いていました。
私はその値がどれだけ常識はずれの値なのかサッパリ分からず、実際に走っていても距離が全く合わず「ナビがし辛いなぁ」とは思ったのですが、経験が浅い身としては「こういうラリーもあるのか」と、事の重大さに気づかず、指示された距離とトリップの値との差を報告する度にドライバーの方があわてる理由が全く分かりませんでした。

結局ドライバーの方の判断で、停車している他の車の方の補正係数を入れ、あとはドライバーの方の山勘で第1ステージを走りきる事にしました。
ラリー暦25年のドライバーの方の山勘は凄まじく、適当な補正係数であったにもかかわらず、第1ステージ終了時点で入賞が狙える圏内に減点を抑える事に成功。

第1ステージ終了後の移動区間で改めて係数を取り直し、第2ステージはその係数を使って走行。
結果、第2ステージの移動区間の減点は1区間辺り1以下に抑える事に成功。
第1ステージと第2ステージをあわせた移動区間の減点が他のチームの移動区間の減点よりも少なくなったため、SSのタイムが早かったうちのチームが3位に入賞する事ができました。
距離が合った第2ステージに於いても本来ならナビの役目である時間の補正をドライバーの方の勘で調整したため、私がやった事はトリップの値を記録し続ける事だけでした。

なので、3位に入賞できたのは全てドライバーの技量によるものであって、私自身の仕事の評価は0、むしろマイナスと言うわけです。


ドライバーの方にも競技後、「半年、1年も経験積んでるナビなら首にしてた」と指摘されました。
人生経験も長い温厚なドライバーにここまで言われるほど、私のやった失敗は大問題だったわけです。
以降のラリーの際には同じ事を繰り返しません。


* 写真は今回のラリーのSS区間の写真です。
本来ならここ以外の10区間は全てナビの仕事で減点減らすべきだったんですよねorz
Posted at 2009/05/28 23:42:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | ラリー | 日記
2009年05月24日 イイね!

2戦目のナビ参加

4月にナビとして初参加したラリーは、ナビの力が全く必要ないラリーでした。
そんなラリーに参加しただけでナビの事を知ったつもりになるのも嫌だったので、今年は何度かラリーに出てみようと決心。

と言う訳で、前回のラリーが終った後から先生に頼んでドライバーの方を探していただきました。
ドライバーの方に求める条件は、
・今年3戦参加してくださる方
・初心者ナビでも問題ないと思ってくださる方
の2点。
個人的にラリーってのはドライバーとナビの団体競技だと思ってます。
なので1戦毎にドライバーの方を替えて参戦するのではなく特定の方と組んで連続で出てみたいと思った為、上記の条件でドライバーの方を探してもらった次第です。
運良く条件に合うベテランドライバーの方が見つかり、今年は(何も問題がなければ)あと3戦ラリーに参加できる事になりました。

で、今日はその1戦目(通算2戦目)に参加してきました。
場所は茨城。

結果は…とりあえず順位としては3位。
但し、殆どドライバーの方の指示通りにラリコンを弄っている程度に過ぎなかったのでナビとしての仕事はろくにしていなかったことに加え、補正係数の算出を間違えると言う大ミスを犯してしまい、ドライバーの方の経験による勘補正でしか第1ステージを走ることが出来ず、移動区間での減点が非常に大きくなってしまいました。
これではナビとして大失格ですorz
それでもドライバーの方の力で3位が取れるってのは…ナビとしては何とも恥ずかしい限りですorz

と言っても結果として3位が取れたのは、他のチームのナビのミスに助けられている部分が多く、ナビの力ってのが勝負に大きく影響するってのはよく分かりました。
ドライバーの力が有るからと言ってドライバーにおんぶに抱っこでは何も成長しませんね。
次のラリーでは今回の失敗を活かして頑張ります。
とりあえず今回はコマ図の読み違いは無かったので、前回の失敗を繰り返さずに済んで何よりです。
Posted at 2009/05/24 21:01:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | ラリー | 日記

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4AG最高、とは言いません。 MR最高、とも言いません。 でもAW11は大好きです。 HNの読み方は「ユウイチ」で。 「ウオネ」でもOK。 A...
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