アテーサE-TS修理&トランスファーオイル交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
エンジンO/H後、トランク内からカチカチと音がするので見てみるとアテーサリレーが定期的に動作していました。
ブログで検索・チューニングショップへ聞きに行くとどうもアテーサのアクチュエータが故障した可能性が高いので、部品注文しDIYで交換する事にしました。(H28/8現在税込み28512円)
まずはタンク内のオイルをブリードバルブから抜きます。
2
2~3cm残したところで出てこなくなります。完全に綺麗にしたい場合は配管を抜いて出すべきですがめんどくさいので良しとします。
アテーサオイルはパワステやATFオイルで代用できるいわばただの作動油ですのでオイルの性能はそれほど重要ではないと判断します。
3
アクチュエータを外すのに当初オイルフィルターレンチを使おうと思っていましたが、狭くて差し込むことが出来ないのでわざわざパイプレンチを買ってきました。
軽量なアルミ製で6980円。高い買い物ですがDIYで工賃が浮くのでしゃーないです。
工具が多くても困ることは無いですしね。
ちなみにパイプレンチを掛ける場所はもっと根元の必要があるのが後々分かります。
4
なかなか緩まないのでハンマーで2~3発ぶん殴ってようやく緩みました。
しかし緩んでいくうちに頭がぶつかってしまうので、アテーサユニットを固定しているボルトを1ヶ所緩めて下へ引っ張ってやる必要がありました。
5
外れましたが...キャップ?のような部品が残ってしまいました。
運がよければキャップごと回ってくれたはずですが、今度はキャップにパイプレンチを掛けて外します。
アクチュエータは中に高圧ガスが封入されておりキャップが緩んでしまうと高圧ガスと一緒にオイルが噴出すので気をつけましょう。
下がオイルでビシャビシャになってしまいました。悪いお手本です。
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分解して見ると、僅か3つのパーツで構成されています。
内部のピストンを隔ててオイルと高圧ガスが入っており、ポンプが回って一定の圧力まで達するとポンプが停止し、圧力をキープ出来る仕組みなんですね。
試しにピストンを入れてみるとしっかりと反発がありガスさえ封入できれば使えそうな気がしますが、まあ消耗品でしょうね。
長年の使用で徐々にガスが抜けて圧力がキープ出来なくなったようです。
19年間お疲れ様でした。
7
アテーサ&トランスファー用オイルは純正「マチックD ATFフルード」を使用しました。
4L缶で4000円でおつりが来ます。コスパ抜群&安心の純正品です。
GTR専用と謳っている物もありますが、5倍ほどのお値段がするので止めました。
交換する必要が無いとも言われているオイルなので高いのを入れる必要も無いでしょう。
8
トランスファーは下のドレンから抜いて、上からこぼれるまで注入してやります。
アテーサ本体のエア抜きをし、トランスファーへ繋がっているホース付近にブリードバルブがあるのでそこからもエアー抜き&配管内に残っている古いオイルを抜いてやります。
エンジンを切った状態でも圧が掛かっているのでドレンホースを接続しておいた方がいいです。
オイルを抜いて圧が無くなったら運転席側ヒューズボックス付近に白いカプラーがあるので、キーONの状態でカプラーを引っこ抜いてやると強制的にアテーサポンプが回ります。
圧が掛かったらまたオイルを抜くの繰り返しで3回ほどやれば配管内のオイルも綺麗になります。
ちなみにトランスファー内のオイルは非常に綺麗でした。車両購入時に交換しましたが、10年無交換でもよさげですね。
使用量は全部で2Lちょい?ぐらい。
メーター読み:83346km
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