エンジンを載せ換えてみる。
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
1年ちょっと前、このお仕事サンバー3号を手に入れてすぐに、駐車場の床にオイル染みを見つけた。
見ると、エンジンとミッションの繋ぎ目あたりから、「ニジんでますね~♪」では済まないくらいの滴になってた…
クランクのオイルシールと共に、クランクキャップ脇の棒シールも代えるにあたり、オイルパンを剥ぐったら、エンジン内部のバッチい事バッチい事。
その時は、交換するエンジンもないしとりあえず調子自体は悪くは無かったので、そのまま消耗品だけ交換しておいた。
2
しかし、それから約1年。
距離にして約10万キロを走ったあたりの頃から、エンジンの掛け始めに排気ガスがあからさまにオイル焼け臭くなってきて、いわゆるオイル下がりが激しくなったようだった。
オイル上がりは無さそうだし、クランクに特殊処理がされてる赤帽エンジンの腰下だしと、最初は単にヘッドを外してオーバーホールだけしようかと思っていたが、他にも交換したい部品はあるし、いっそエンジンを降ろしてしまう事に。
サンバーのエンジン降ろしは、こんな脚立にチェーンブロック掛けて、下から降ろします。
自分はフロアジャッキを2つ使って降ろしてたけど、おぽよんさんに教わったこの方法のが遥かに早いし楽でした(笑)
3
自分も、サンバーのエンジン降ろすのはこれで3回目なので、それなりにすんなり作業は進むけど、毎回手こずるのがドライブシャフト外し。
デカいマイナスドライバーでこじったり、バールでこじったりして、いつもやっとの思いで外すのだけれど、今回も手伝ってくれたおぽよんさんは、いつもあっという間に外すのです…
そこで、今回は外すコツと、比較的簡単に外せるお手製のツールを教えて貰ってチャレンジ!
おぽよんさんほど鮮やかでは無かったけど、すんなり外す事が出来ました!
超感謝です!
で、エンジン降ろし完了。
4
外したエンジンからプラグ外して見てみれば…
ウヒャー!
ま、さすがはオイル下がりのプラグですな(汗)
5
おぽよんさんが以前にオーバーホールして、ほんの少しの期間だけ使ったヘッドを使わせて貰える事になったので、最初はヘッドだけそれに交換するつもりでいたが、ヘッドカバーを外して中を見た時に絶句…
汚なすぎる!
元々汚れていたエンジンだとは思っていたので、約3000キロごとのオイル交換の際に、気休めとして毎回洗浄系の添加剤を入れていたけど、この様子を見るに気休めにもならなかったようだ(汗)
いや、もしかしたらこれでも以前よりキレイになったのか!?
…と、色々な思いが頭をよぎった。
6
結局、ヘッドを外してピストントップを見たら、とんでもないカーボン蓄積でピストントップ見えず…
こりゃもう腰下もオーバーホールしないと駄目だなと思って、以前におぽよんさんが、いくつかのジャンクエンジンから使える物を集めて直したストックのエンジンを使う事にした。
ちなみに後日に、降ろした方のエンジンのオイルパンを剥がして、クランク側から内部を見たら画像の通り…
一応、シリンダーは傷もなくキレイなので、徹底的に洗浄してピストンリングだけ新品に交換するなりして、また復活させる予定です。
7
さて、載せたエンジン。
オイルを入れて、とりあえず水を入れる前に始動点検したら、アッサリ一発で掛かり静かにアイドリングした。
すぐにエンジンを止めて、各部チェックしてみたら、オイルがかなりの勢いでボタボタ垂れてきてパニック!
結局、自分の確認ミスで、仮組みでシールをしていなかったオイルポンプを、シーリングするのを忘れたままエンジンを載せてしまったという凡ミス…
オイルポンプのシーリングをするのに、せっかく着けたオイルパンを車上で外さなくてはならず、エンジン単体なら30分も掛からない作業に、作業の邪魔になる物に手こずりながら3時間以上格闘するはめになった(汗)
いちいち作業が素人くさいのであります(涙)
8
そんなこんなで、無事に動き出したエンジン。
比べてみれば、今までそれなりに調子良かったと思ってたエンジンが何だったのだろうかと思えるほどの調子良さ。
まだ、エンジン本体とは別のところでいくつか不具合があるので、全てを直した時の事を考えると、ワクワクなのでした。
結晶塗装が剥がれてちょっと汚ならしくなってしまった赤帽ヘッドカバーも、そのうちキレイにした物と取りかえる予定。
まだまだやりたい事あって、楽しみです~
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