仕事の帰り路で到達。
5,000kmということで多少は運転のコツを覚え、クルマにとっても足回り、エンジン、ミッション周りが多少こなれてきたと思うのでこの辺で愛車の良し悪しを思うように軽く綴ってみようと思います。
⚫︎欠点
・ADAS系(クルコン)の制御の雑さ。
クルコンモードで走り、前方に走るクルマに追いつくと急激な減速をして速度と距離を調整するというお粗末ぶり。また、クルコンで定速走行で走っている際に一度に10km分の設定速度を落とすとなぜか急制動を掛けて素早く速度を落とそうとするし…制御ロジックが明らかに人間の思考から掛け離れてて非常に使いづらい。こんな動きをされたら後続車にとっては堪ったもんじゃない。先代のクルコンの方が圧倒的に使いやすかった。
・タウンスピードでの直進安定性の悪さ。
この悪癖はアクセラ譲り? 未だに治っておらず、むしろさらに悪化している感じすらする。目ではわからないくらいの轍にも足を取られやすく、なんとなしに進路を乱されて気づいたらラインを割り込んでる、という…。
・リアサスの突き上げと収まりの悪さ。
連続して凹凸のある路面や波打った路面を走っているとリアの上下動がハウリングするように段々と大きくなっていく。空気圧調整で多少は改善はするがそんな小手先な方法を取らずともサス側で根本的に収束させるようにしてほしい。
・ヒール•アンド•トーが町中で(軽いブレーキングで)はやりにくい
これは悪い点、というものでもないかもしれないけど…これもアクセルペダルの硬さに影響してると思うが先代までのペダルの硬さ感覚でアクセルを煽っても現行のはペダルが殆ど沈まない。
ブレーキの利き方も少しクセ?があるのでブレーキとアクセルの踏力配分が非常に難しく、強くブレーキを踏み込まないと踵側(アクセル)の踏み込みが出来ない。比較的大きな交差点右折や下り勾配先のヘアピンカーブ、といったようなブレーキを強目に利かせるシーン位しか上手く決まらない。このあたりはもう少し踏み方の研究と習熟が必要かと。
・ALHの制御に難あり
ハイビーム状態で走行中、対向車が来た際に配光を切換えるのが遅く、対向車の顔をかなり当ててしまってる。暗くもないところでいきなりハイビームになったりと制御ロジックがいまいち理解できない。先代のALHのが制御ロジックが感覚とあっていた。
・荷室が狭い
はじめから分かっていたこととは思いながらも、特にハッチのガラス部分に角度がついていて高さ方向をかなり制限してしまってる。先代と同じくらいかな?と高をくくっていたら甘かった。左右方向も狭めだし…そう思うと先代は結構優れた荷室だったと改めて感じる。
⚫︎美点
•車内騒音が小さい
特にロードノイズに起因する低周波ノイズが結構減っていてシートを伝って体にその振動が伝わりにくくなった為か良路を走っていると路面を滑走しているような、今までになかった独特な感覚を味わえる。
・内装の質感の高さ
どこを見ても安っぽさがほぼ無い。あまり写真には写らないところでセンターディスプレイ周辺部分はすべてソフトパッド、センターから助手席側に走る横桟のデザイン部分、ドアポケットやセンターコンソール脇、グローブボックスパネルやメーターコラムから下に使ってるハードプラもシボの質感が良く、シボの表面も細かいザラつきがあるからか光の乱反射を抑えてるので安っぽさが無い。リアドア周りの質感も前席と差がなく、後席も使える姉妹車のCX-30よりも質感が良い…
唯一?目に付きやすく安っぽいのはホーンパッド。ここだけかつての樹脂パネルの名残が残ってる? 爪で擦るとカリカリ…と軽い音がします…
・ヘッドライトの点灯感度が圧倒的に高まった。
先代だと薄暮時にはヘッドライトがなかなか点いてくれず、手動で入れるようにしていたけど現行からは感度が飛躍的に上がりしっかり自動点灯してくれるようになった! 個人的にこれが一番推したいところ。
・MT車固有の話1
渋滞時などの極低速域での速度調整がしやすい。
渋滞時に頻繁に使う1速〜N〜2速のギアの繋がり方が滑らかで勾配の有無でギアの選択に迷う10km/h付近の動きでは1速に入れてもガクつきがあまり無いのが良い。渋滞路でも少し慣れればヘタなAT車よりもスムーズに走れる。踏み応えが重くなったアクセルペダルの操作性による効果もありそう。
・MT車固有の話2
心なしか先代よりもシフトアップ時に変速ショックが少なくなった?
クラッチを切ってシフトを入れ、その後クラッチを戻しながらアクセルを開けていくとミートした瞬間に回転数がツンと上がってから繋がっていくような現象が起こる。回転合わせをしているかのような繋がり方で1~3速のシフトもとても滑らかに決まる。制御ではなくひょっとして重くなったアクセルペダルの踏み残しが原因?
・MT車固有の話3
ブレーキホールド機能による、坂道発進の容易さ(両足の解放~平地と同感覚のスムースな発進)。
先代のブレーキホールド時間は約1秒間なのに加え、機能する/しないがまちまちで不安があったけど今回は実質無制限で確実に利くので安心。
ブレーキホールドからの復帰の際、ATだと引っ掛かりから急に外れたようなショックが出るところ、MTだとクラッチ操作次第で無くすことができるのが美点。
ということで、欠点の半分が制御系のロジックに起因するものだからソフト面のアップデート次第で結構改善されそうだけど、残り半分の足回りの問題は…またネオチューン頼みになるかな?
美点は内装はもちろん、変速操作と制御が緻密になったのが特徴で渋滞時のノロノロ操作がしやすくて、かつその操作が妙に楽しいのが印象的でした。
Posted at 2021/01/01 00:15:15 | |
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