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2017年01月12日

映画鑑賞 山に命を賭ける意味は・・・。

映画鑑賞 山に命を賭ける意味は・・・。 「MERU/メルー」
2015年 アメリカ 
90分※山岳ドキュメンタリー

監督:ジミーチン エリザベスチャイヴァサルへリィ
出演:ジミーチン




1月4日(水)大阪シティステーションシネマ
お正月休みの最終日、思いつきで行ってまいりました。

ハイキングの経験しかない素人のなぐり書きです。
本格的な登山をなさっている方には笑われると思います。
入場料を支払った分の戯言としてどうかご容赦下さい。m(__)m

以下ネタばれです。

タイトルの、MERU、とはヒマラヤ山脈にある山の名前です。
恥ずかしながら私、この日まで知りませんでした。

標高6250メートルということですから、ヒマラヤ山脈の中ではそんなに高い山では
ありません。
しかしながら、8000メートル級のノーマルルートとは難易度の次元が違うそうです。

地理的な条件でシェルパを雇うことが出来ず、クライマー自身で全ての荷物を
運び上げる必要があります。

厳しい条件が重なり、これまで岩壁から頂上へ登り切った者はいないそうです。

その直登ルートに3人のクライマーが挑戦します。
一度目は頂上直下まで到達するも時間切れ、食糧不足で撤退。

後日、メンバーの1人が別の山行で再起不能と思われる瀕死の重傷を負います。
しかし超人的なリハビリを重ね、再度挑むことになります。




かなり有名な人たちのようなのですが、全く知らないんです。



この映画を楽しもうと思えば、少なくともこの三人の経歴を知って
おく必要があります。、



そして、MERU、がどんな山かという予備知識も必要です。



ところで、富士山すら登ったことのない人間が言うのもなんですが、
世界の名だたる山々は、厳冬期の難ルートも含めて登りつくされた感があります。

たとえば8000メートル峰14座完登。
30年も前に超人ラインホルトメスナーによって達成されています。

日本の山岳界にとって悲願とも言えたこの偉業も、5年前、
竹内洋岳さんによって成し遂げられました。

しかしながら、一般的にはさほど大きな話題にもならず残念でした。

昨年、最年少で7大陸の最高峰を極められた女子大学生の扱いの
方が、大きかったのは本当に残念です。

いずれにしても、登山で世間がアッと驚くような偉業は既になくなって
いるのではなかろうか、と思うわけです。

その意味で、昔のクライマーと比較すると、今の人は
先鋭的な岩壁登攀をしても報われないなあと思いました。



そんな中で、山に命を懸ける人々・・・。

30年前ならまだ理解できます。
しかし今、この時代、山に命を懸ける意味はあるのか・・・。
映画を観ながら、素人の僕は思いました。

ヒマラヤ8000メートル峰14座と言えば、
エヴェレスト、マカルー、K2、カンチェンジュンガ、チョオユー、マナスル、
アンナプルナ、ガッシャブルム、ナンガパルバット、シシャパンマ
(すらすらと出たのはここまで)、
ローツェ、ダウラギリ(いつもこの名前が出ない)、ガッシャブルムⅡ峰、
ブロードピーク。

アルプス3大北壁と言えば、マッターホルン、アイガー、グランドジョラス、

と僕のような素人でも名前が出て来ます。
と書きましたけれども、普通は知らんと思います。



その僕も、メルー、知りませんでした。
未踏峰、と言われてもその価値がわからない。

しかしこの3人にとっては、そのような理屈を超えたところに登る意味があったようです。

CGではない素晴らしい山岳風景、緊迫感に満ちた登攀シーンなど
登山と写真に興味をお持ちの方であればそれだけで充分に楽しめると思います。

ドキュメンタリーとしてきちんと作られた映画で、入場料を支払う価値は充分にあります。



町内の運動会とオリンピック競技を比較するような話で恐縮です。

僕のような素人向けのエンターテイメントとしては、イモトアヤコさんの
アイガー登攀の方が見応えがあった、というのが偽らざる感想です。

以上!です。(^_^)
ブログ一覧 | 映画 | 日記
Posted at 2017/01/12 16:39:41

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この記事へのコメント

2017年1月12日 17:00
山に命を賭けた男、植村直己氏を思い浮かべます。



コメントへの返答
2017年1月12日 17:11
Pogiさん!(^-^)
懐かしいお名前が出て来ましたね!
マッキンレーで遭難されたのは本当に残念でした。
さっそくのコメントありがとうございました!
2017年1月12日 17:09
こんばんは(^^)
もう垂直ですよ(・o・)。
こんな所も登れるんですね。
やはりいつも思う事は登山家さんも凄いですけど撮影カメラマンの凄さに驚きます。
コメントへの返答
2017年1月12日 17:16
Aomori Ndさん!
こんばんは。(^-^)
崖からテントをぶら提げて、その中で寝てました。この人たち。

そこです。
一番最初の写真のジミーチンさん、この方が著名な山岳写真家なんだそうです。
レナンオズタークさんも。
つまり自分たちで登って自分たちで撮ってるみたいですね。
凄いです。^_^;

いつもコメントありがとうございます!
2017年1月12日 20:41
こんばんは
ハヤタさん、興味無いなんて言いながら山の名前は一般人よりかなり知ってますよ。
これだけ知っているのは、興味があって本を読んだり、ドキュメンタリーを観ている証拠ですよ
クライミングは登山とはまた別次元の山への挑みかたの登山のような気がします。
私から見れば自分イジメ。好きな人は好きなんだろうな
コメントへの返答
2017年1月12日 21:13
mimakiさん!
こんばんは。(^_^)
読みかじり聞きかじりでお恥ずかしい限りです。
昔、新田次郎の本を一所懸命読んでました。
今回の話で言えば「栄光の岩壁」を思い出します。

いずれにしても実際に冬の中部山岳を体験なさっているmimakiさんの足下にも及びません。

僕はザイルやハーケンを使った岩登りはしたことがありません。
好きな人はとりこになるんでしょうか…。

コメントありがとうございました!
2017年1月13日 0:57
登った事がない人には「なぜ、そうまでして?」と思ってしまいますが
登った人にしか分からない達成感があるんでしょうね。

毎回思いますが、映っていない撮影スタッフにも同じ賞賛を与えたいです (*^_^*)
コメントへの返答
2017年1月13日 8:37
SADAさん!(^-^)
おっしゃるとおりだと思います。
それと、この人たちはこれが仕事なんですね。
噛み砕いていうと商売としてなさっている。
命懸けの職業ですね。

別の撮影スタッフがいるのではなく、ジミーチンさんがメインの撮影、そして監督です。
自分たちで登攀して自分たちで撮影されていますね。驚きです。^_^;

コメントありがとうございました!
2017年1月13日 11:14
どもです。

冒険とはほど遠い人生を歩んでおりますが、、。

山を楽しむ文化って成熟してますよね。
ハイキングから本チャンまで。
あるいは、自転車や単車や4駆で山を登るレジャーまで。
裾野は広く、新しいレジャースタイルを旧いスタイルの人が受け入れてくれる。

こういう寛容な山を楽しむ文化がこのまま続くといいなあって思います。
スポーツと冒険は違うんだけど山には同居してる。

同世代の山野井 泰史さんに影響受けてます。

ええ、もちろん自分では冒険は絶対イヤですが、冒険を許さない世の中はもっとイヤ。(笑)
コメントへの返答
2017年1月13日 12:02
KARAMELL KUNGENさん!
こんにちは。(^-^)

「スポーツとは冒険は違うんだけど山には同居してる」、至言ですね!使わせてもらいます。

登山での記録は昔から自己申告で、困難な場所ほど、第三者には確認しづらいもので、そこが他のスポーツと大きく違うと思います。

また危険回避も自己判断ですから、ドクターストップもなく命を落とす可能性が、スポーツの中では格段に高い。
そこにおっしゃるところの冒険がありますね。

山野井さんについては「山と渓谷」の記事で読んだことしかありません。
とてつもなく、ストイックで先鋭的な登攀をされているイメージがあります。

冒険はこれからますます難しくなりそうです。
僕は普通の海外旅行でも恐ろしい・・・^_^;

コメントありがとうございました!

プロフィール

「カッコいい!これが空飛ぶクルマ、なんですね。もうホントすごい!惚れ惚れします。」
何シテル?   04/27 17:37
起きて半畳、寝て一畳、天下取っても二合半。 かつての「新人類」、今や還暦過ぎたジイさん。 何シテル?へのコメント返信は欠礼しておりますm(_ _)m...
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