「砂の器」と重なりました。

松嶋菜々子さん、健在！
最新作を観てまいりました。


※写真は全てネットから拝借しております。

「祈りの幕が下りる時」
2018年 日本
119分
監督 福澤克雄
出演 阿部寛

※福澤克雄さんは「半沢直樹」「下町ロケット」などの
演出を手がけた人だそうです。なるほど！（＾－＾）
13：21追記
※出自も、ご本人の経歴も凄い人だったんですね。
全く知りませんでした。
14:00追記


冒頭の掴みが素晴らしかった。
2時間、飽きることなく最後の謎解きまで楽しませてもらいました。

東野圭吾さんならではの人間の情念に踏み込んだストーリーです。
涙腺の緩いオッサンは泣けます。

松本清張大先生「砂の器」と重なりますが、ミステリーとしては
更にもうひとひねり、ふたひねりしてあります。




犯人側の事情に重点が行き過ぎて、被害者への配慮に欠けているところが
気になります。

「容疑者x の献身」、「真夏の方程式」もそうでしたが、この作品でも
全く非のない人が犠牲になってます。

「容疑者ｘの献身」の時のように、犯人にその点を指摘するセリフが
あればよかったと思います。




阿部寛さんカッコよかったです。
※誤：安部 → 正：阿部 （2/2　18：59訂正　お恥ずかしい）

相関図を何度も見せてくれるんですが、後半、頭がこんがらがって
しまいました。
それだけに、最後の謎解きでスッキリしました。

いくら上手に作ってもいずれ崩れてしまう、まさに「砂の器」です。

全部終わって、ゆっくり考えますと不自然なところだらけなんですが、
それも含めてフィクションということで納得できます。

いつもなら原作を読んでから映画を観るのですが、今回は
間に合いませんでした。
後日ゆっくり読ませてもらおうと思ってます。

日曜日の午後、いい時間を過ごさせてもらいました。
お買いものついでに、ご覧になってみてはいかがでしょうか。

以上！です。(^_^)