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ハヤタのブログ一覧

2020年04月11日 イイね!

🎬 89分59秒と23コマ。



先日視聴したDVD「彼のオートバイ彼女の島」。
これまでにも幾度となく見てきましたが、今回、あまりにも
「ヒマ」だったので、初めて特典映像に目を通しました。

大監督、大林宣彦大先生のインタビューです。

この映画、もう1本との併映という興行上の理由から、
オリジナルの本編120分を90分に短縮して欲しいと
言われたんだそうです。

要は30分、実に4分の1のカットを要求されたわけです。
大林監督は「よかろう、よかろう」と快諾。

これは「志(こころざし)の」映画、ではなく、「心意気の」映画、
ご要望にお応えいたしましょう、というお気持ちだったそうです。





映像の魔術師、とまで言われた大林監督の作品です。
カット出来る余分なシーンなど、1分たりともなかったとおっしゃってます。

どうせ切るなら我々が1番切りたくないシーンから切ろう。

みーよが、観光バスを追い抜きざまに、前方から来る大型トラックとの
間を擦り抜けるというワンカット。
(そんなシーンがあったとは知らなんだ…)

「監督、そのシーンだけは最後まで残して下さい。」
スタッフの願いを退け、あえて1番美味しいところから
カットしたんだそうです。

仕上がりは89分59秒と23コマ、
つまり、90分に対して、ひとコマだけ切った。

何とまあ、カッコ良すぎ!



「ひとっ走りどうだ、彼女の島へ。俺のCBがおもてにある。」
高柳良一クンの棒読みがたまりません。




見よ!若き日の竹内力を!
この映画を試写会で観た時は、僕もまだ20代でした…。




ああ、懐かしき昭和…。
時間は巻き戻せない…。





大林監督、ありがとうございました!m(_ _)m
以上!です。(^_^)
2014年08月31日 イイね!

自動二輪免許の限定解除審査を

自動二輪免許の限定解除審査を何回も受けに行って落ちました。
学生の頃です。
当時、片岡義男の小説にかぶれてました。
大きなオートバイに乗りたかったのです。







まず中型の免許を取りました。
ちょっとこだわって、お金も勿体なかったので、教習所ではなく直接試験場へ行きました。
忘れてしまいましたが(イヤなことは忘れましょう)、確か4回目でやっと合格したように思います。
3回かな、でも5回は行ってないような。

その免許でスズキのGT185という中途半端な排気量のオートバイにしばらく乗っていました。
高校時分の同級生から安い金額で譲ってもらいました。
これで、信州と北海道へ行きました。
北海道はフェリーを使わず、地道を往復したのが小さな自慢です。青森から地道ぶっ通しで帰って来たのも小さな自慢です。

大型に乗るための限定解除審査、これは完全に忘れてしまいましたが、都合7回は行ったように思います。

※当時の古いメモを見ましたところ、
1982年の10月から翌年9月にかけて都合18回も行ったようです…。
2020.06.04記入

当時のことをご存じで、かつ私のように合格出来なかった方ならご賛同いただけると思いますが、落とすための審査、でした。
とにかく、受からない。落とされる…。

だいたい、公道を制限速度で普通に走らせるのに、400CCのオートバイと750CCのオートバイで大きな技術の差があるのか、と思いました。
取り回しが出来て、走り出せばおんなじやないか。
取らせたくないだけやろ、と思ってました。
それは今でも変わりません。

サーキットでのコーナリングがどうとかこうとかなら別でしょうが、公道をツーリング目的でゆっくり走らせるのに、400も750も差はないと考えます。
一般道の制限速度は60キロ、高速は100キロです。
750を乗らせないのなら400もダメ、です。
と言うより、自制心のない人には原付でも免許を与えてはダメでしょう。

結局、気持ちが続かず、大型の免許はもらえないままで、オートバイも降りました。


本当は、コオやミーヨのように高原のターンパイクを大排気量のオートバイで走り抜けたい
と思ってました。


ずっと時代が下って、教習所で規定の講習を受ければ免許が取れるようになりました。

日本で大型のオートバイが売れないことに業を煮やした欧米のメーカーの圧力によって制度が変わったと聞きます。
まさにその事実こそが、絶対的な必然性でもって審査を行っていたのではないことの何よりの証拠です。
あの意味の無い理不尽な限定解除審査はなんだったんでしょうか…茶番です…
まあ、そもそも750CCもの排気量のオートバイが必要ですか、ということなんですけどね…

今となってはもうそんなことはどうでもいいのですが、免許が「取れなかった」ことは私にとってよかったと思っています。

乗っていいよ、と言われても今は恐ろしくて、乗れません。※ラッタッターでも無理です。
トラックや、バスや、右側通行の自転車や、信号無視の歩行者が混在している一般道を剥き出しの身体で走るなんて怖過ぎます。

真夏にヘルメットを被って交通渋滞を縫って走るなんて拷問です。
ヘルメットをかぶって走るオートバイよりもオープンカーの方が風を感じることが出来るというのはロードスターを手に入れて初めてわかりました。

スミマセン、二輪を否定するものではありません。運動神経の鈍い私には向いていなかったんだな、というお話です。



2015.10.29 動画貼り付け
2020.05.05再度貼り付け

映画「彼のオートバイ、彼女の島」で
偉大なる大根役者、高柳良一君のセリフ、
「ひとっ走りどうだ。彼女の島へ」心に残ってます。



※ラッタッター → ホンダの名車、ロードパル。原動機付き自転車。
            テレビコマーシャルでイタリアの名女優ソフィアローレンが
            この単車にまたがり「ラッタッター」という掛け声とともに
            エンジンを始動していた。(9/2追記)

2014年08月24日 イイね!

私の好きな映画に

私の好きな映画に「彼のオートバイ、 彼女の島」というのがあります。
最初、20代半ばの時に家内と試写会で観ました。
原作のカラッとした雰囲気とはかなり違っていて、ベターっとした感じでした。
少しガッカリした記憶があります。
しかし、出て来るオートバイ。
原作に忠実でした。カワサキのW3、無茶苦茶にカッコよかった。
ミナミの帝王、の竹内力のデビュー作ですね。
あの大きなオートバイを乗り回すにはピッタリの体格で、よく似合ってました。



あの映画、よほどオートバイが好きな人が製作に関わっていたのでしょう。
随所にオートバイ好きの心をくすぐる事が盛り込まれていました。
私が今でも忘れないのは、主人公がW3をアパートの駐車場から引っ張り出すシーンです。
道路に対して向こう側に停めてある車体を、スタンドを使って切り返すのです。
地味な作業ですが、最小限の動作でカッコよく決まってました。
原作にはなかったシーンです。
これを付け加えることを誰が考えたんだろう…
凄いと思いました…




その後二回か三回のキックでエンジンをかけて、未明の街へ排気音を弾かせながら走り出すわけです。
あの映画、ビデオが出てからは、かけっぱなしにしていた時期があります…
モノクロとカラーの切り替えによる表現がまたよかった…
公開から30年近く経ちます…
みんな歳くったなあ…


2015.10.29 動画貼り付け
2020.05.05再度貼り付け

プロフィール

「センセイ!せっかくのコメントですよ。放置せずに、お返事書いてあげて下さいね。」
何シテル?   10/14 10:55
起きて半畳、寝て一畳、天下取っても二合半。 かつての「新人類」、今や還暦過ぎたジイさん。 何シテル?へのコメント返信は欠礼しておりますm(_ _)m...
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