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ハヤタのブログ一覧

2022年03月19日 イイね!

今こそ、この映画を…


「誓いの休暇」1959年 ソ連
押し入れの奥からDVDを引っ張り出して再視聴しました。

シナリオ、ロケーション、キャスティング、カメラワーク、
どれもこれも丁寧に作られた、これぞまさに映画!です。
観る人の心をストレートに揺さぶります。

最前線で、敵の戦車2両をたまたま破壊するという手柄を
立てた19歳の通信兵アリョーシャ。

現地の将軍から「英雄」と褒め称えられ、勲章を授与すると。
アリョーシャは出来ることなら、勲章よりも「休暇」が欲しいと
願い出る。

故郷に1人残して来た母親。
屋根が壊れて困っている。
その修理がしたい。
「1日あれば行って帰って来ます。」

願いは認められ、余裕を持たせて6日間の休暇が与えられた。



さあしかし、戦地から故郷までスンナリ帰ることが出来るのか。

途中さまざまな困難が降りかかります。
ややこしいことだらけです。

心優しい、アリョーシャ、なかなか前に進めません。
結構ハラハラするロードムービーとなっております。



列車に乗り遅れてヒッチハイクしたトラックで追いかけます。
運転しているのが母親よりも年配のおばあさんです。
この時代に女の人がクルマを運転していることにも驚きます。
そら女性初の宇宙飛行士も出てきますわな。



途中、エンジンは止まるわ、ぬかるみに車輪取られるわ、
軍服はドロドロ、とんでもないことになります。
セルモーターは付いていないのでしょう。
クランク棒を差し込み、手廻しでエンジンを始動させます。
「大丈夫、追いつくから」なんて適当なことを言われます。
(おばあさんも好意で乗せてくれてます)

…結局、母親には会えたのか…。
そして屋根の修理は出来たのか…。

戦争で割りを食うのは結局庶民です。

あのロシアが、旧ソビエト時代に、こんな素晴らしい反戦映画を
作っていたことに心の底の底から驚愕、驚嘆いたします。

今こそ、この映画を多くの人に観ていただきたい。
…と言っても難しいことですが。

BSプレミアム辺りで放映してくれんかな。
以上、です。


※追記

アリョーシャはロシア語の男性名アレクセイの短縮形。
Posted at 2022/03/19 19:37:07 | コメント(2) | トラックバック(0) | 映画 | 日記
2022年02月12日 イイね!

ドラえもんの声が代わっても…。


1961年公開の「ウェストサイド物語」。

アカデミー賞11部門にノミネート、作品賞、監督賞を含む
10部門受賞。

まさに泣く子も黙るミュージカル映画の金字塔です。


オールドファンもグッときますよ。トゥナイト。

大巨匠スティーブンスピルバーグ御大がリメイクという、
難事業に挑みました。
(敵対関係にある美男美女がお互いに一目惚れする、
そしてどうなったか、というだけのお話です)

さあ、どんなことになるんだ…?


公開初日の2月11日、さっそく行ってまいりました。

2019年、午前10時の映画祭で旧作を観ているウチ嫁ハンの感想です。

「よう出来てるやん」
「大したもんやなぁ、スピルバーグも」(天下のスピルバーグに超上から)
「なんなら前のよりコッチがいい」

「ドラえもんの声が大山のぶ代から別の人に代わったら気持ち悪い、
という人もおるか知らんけど」
(分かります?この喩え)

「全体的に男前はおらんけど可愛げがある。前のはふてぶてしい。」
「音楽が斬新!」(60年前、すでに斬新)



「前のは音楽は良かったけど、流れや背景が分からんかった。
(いきなり踊りだすのも)ププっと吹き出しそうになった。
今回は踊りも(ダンスとは言わない)スッと入って来た」

「脳内変換がしやすい。前のは分からんまま流していった」
(人間関係、設定が)

新作を観たことで「答え合わせになった」。
(ストーリーが理解できた)

「上手にまとめてた。バランスがよかった。
スパッ、スパッとはまった。構成がスゴくよかった」
(そりゃもう天下の大巨匠スティーブン・スピールバーグですから)

ということで、
「だんぜんよかった」と…。




絶大なる評価が定まった旧作をリメイクする。
場合によってはこれまでに築き上げた実績が崩れ落ちることにも
なりかねません。

あえてその困難に挑んだスティーブン・スピルバーグ監督。
その気概たるや漢、まさに男の中の男1匹!です。
(ジェンダーフリーの流れに逆行する表現ですが)

「俺ならもっとエエもんが作れる!と思ったんやわ…。」
(ウチ嫁ハン談、です)

まあ支持率ばかり気にして及び腰、どっかの首脳とはエラい違いです。
(あ、また要らんこと言うてしもたわ…汗)


そして、帰宅するなり、旧作を視聴。

やはり…

映画「ウェストサイド物語」はジョージ・チャキリスのベルナルド
あってこそ、だった。

1976年、大毎地下劇場で「明日に向かって撃て!」の二本立て上映を
鑑賞した僕の感想です。

ぐちゃぐちゃ書きましたが新作「ウェスト・サイド・ストーリー」、
映画好きの皆さん、是非ぜひ劇場でご覧になってください!

以上です。(^_^)
Posted at 2022/02/12 14:57:45 | コメント(2) | トラックバック(0) | 映画 | 日記
2021年12月31日 イイね!

大谷翔平だって三振することはある。

王、長嶋だって、と書きたかったのですが、お二人の現役時代を
ご存知ない方も多いでしょうから、大谷選手のお名前を使わせて
いただきました。

要は、名選手、名人でも失敗することはある、そんなお話です。


東宝創立50周年記念作品。
「幻の湖」1982年 
原作、脚本、監督 橋本忍。

橋本忍大先生は「七人の侍」「羅生門」「生きる」など、
日本映画を代表する作品群の脚本を手がけた巨匠、名人です。

そしてこの「幻の湖」は「砂の器」「八甲田山」に続く
橋本プロダクションの第三作目だったのです…。

しかし残念ながら、封切り2週間で打ち切り。
「大失敗」であったと、後日、橋本監督ご自身が認めておられるようです。

名人だって失敗することはある。
ならば、凡人の自分が日々失敗するのは当たり前。
七転び八起き、いや七転八倒こそ人生の醍醐味。



物語の終盤、死語となった「トルコ嬢」が包丁を持ってひたすら走る、
そんな映画です。

主演の南條玲子さんは、宇佐美先生ご指導の下、4,500kmの距離を
走破なさったとのこと…。

「南條は主役に決定した直後の1980年10月から宇佐美彰朗による
徹底したランニング指導を受け、琵琶湖での撮影が終了(1982年2月)
するまでに彼女が走った距離は、合計4500キロに及んだ。」
Wikipediaより。

1980年代から戦国時代へ、そしてNASAのスペースシャトル。
時空を飛び超えたドラマ展開。



時代劇場面の作り込みは凄いですよ…。

160分の長丁場、映画好きのアナタ、ぜひ一度ご覧になってみてください。

中学時分の友人にこの作品のことを教えられ、ズッと気になっていました。
これを知らずして、映画は語れまい、その一心で最後まで視聴しました。
年末に「難行」を成し遂げた満足感に浸っております。

とにかくラストまで作り通したスタッフの皆さんの心意気、
俳優さんたちの涙ぐましいまでの熱演には頭の下がる思いです。

噂どおりの「迷作」ではありましたが、決して「駄作」ではなかった。
僕はそう思いたい…。

ということで、これをもって今年のブログ納めとさせていただきます。

ご自分は更新なさらないのに、毎回イイね!を付けて下さるみん友さん、
本当にありがとうございました。m(_ _)m

そして皆さん、今年も一年お付き合いいただきありがとうございました。
来年も引き続き宜しくお願い申し上げます。m(_ _)m



良いお年をお迎えください!
以上!です。(^_^)
Posted at 2021/12/31 15:02:03 | コメント(5) | トラックバック(0) | 映画 | 日記
2021年12月05日 イイね!

ぼたもち三つは食えん…。


お昼に映画を観に行きたかったので、早朝に信貴スカ詣でをして参りました。

凍結もなく、落ち葉もさほどなく、快適に走行することができました。




紅葉も終わり、冬枯れの景色になりつつあります。

やっと今頃、ですが、運転席に座ったままで幌の上げ下ろしのコツを掴みました。
信号待ちでスマートに行うには、もう少し練習した方が良さそうです。
それにしてもマツダロードスター、よく出来たスポーツカーです。



「老後の資金がありません!」
草笛光子さん、天海祐希さん、体当たり演技でした。

まあとにかく身につまされる映画ではありましたが、
重いテーマを力を抜いてに楽しめる作品に仕上げてありました。
(予告編そのまま、です)

オヤジさんが死ぬ間際に言い残した「ぼたもち三つは食えん」、
なかなか深い言葉でした。

さあ、また一週間が始まります。
以上!です。(^_^)
Posted at 2021/12/05 18:06:10 | コメント(2) | トラックバック(0) | 映画 | 日記
2021年11月19日 イイね!

純クン何もヒドいことしてないのに…。

映画「護られなかった者たちへ」観て来ました。
泣きました。

原作にはなかった大震災がらみの巡り合わせ、映画としては
成功していたと思います。

ただ、犯人のキャスティングは明らかにムリがあったと思います。
原作どおりにして欲しいところでした。

阿部寛さんの刑事役は鉄板です。
「太陽にほえろ!」の新米刑事並の全力疾走にはたまげました。


まあしかし、デカいわ…。
左の林遣都さんは173センチだそうです。

原作でもそうだったのですが、殺される人たちが気の毒でした。

役所で生活保護に関わっている人たちはどんな気持ちで
ご覧になるんだろう、なんて余計な心配をしてしまいました。


純クン、吉岡秀隆君は何もヒドいことしてないのに
エラい目に合わされて気の毒でした。

瑛太君も何か可哀そうでした…。
もう少し憎らしい人に見える設定が必要だったと思います。

生活保護は、申請する人も大変、審査する人も大変です。
病気になったり、失業したり、災害にあったり、誰にでも
ありうることです。
自分に無関係とは思えませんでした。

ベタな設定ですが黄色のパーカーとカシオの腕時計はよかった。
以上!です。(^_^)
Posted at 2021/11/19 22:38:22 | コメント(3) | トラックバック(0) | 映画 | 日記

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「このトラック、なんかシブいわ。」
何シテル?   05/10 11:43
起きて半畳、寝て一畳、天下取っても二合半。 かつての「新人類」、今や還暦過ぎたジイさん。 何シテル?へのコメント返信は欠礼しておりますm(_ _)m...
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