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土曜日のアサシ新聞より。
山田洋次監督が語る高倉健の実にカッコいいエピソードです。
(と言って、僕が特に高倉健さんのファン、というわけではありません)

映画「幸せの黄色いハンカチ」に出演依頼を受けた健さんが
山田監督が滞在する旅館へ挨拶に来ました。

大スターでありながら、あくまでも礼儀正しく控えめな健さんです。
畳の部屋でキチンと正座して、監督が語る映画のストーリーを
聞いていたそうです。

話がすんで、見送るために表へ出ますと、健さんは停めていた地味な
国産車の運転席に乗り込み、去って行きました。

贅沢な欧州車に乗っているとばかり思いこんでいた監督は拍子抜けし、
「健さんはクルマに興味はない人かな」と思ったそうです。
(健さんのクルマ好きをホンマに知らんかったんだろうか)

そして撮影の最中も健さんはそのクルマで現場に通い続けました。



後日、そのことを小林稔侍さんに話したところ、意外な答えが返って来ました。

「おい稔侍、山田監督に会うから国産車を一台買って来てくれ」と
健さんから頼まれて、知り合いのディーラーに相談して買って届けた
のが件の車であったということです。
(買って届けた、って)

それを聞いた監督は、まるで大根や豆腐でも買うように新車を買った
健さんにため息が出る思いがしたそうです。

う〜ん、お金さえあれば誰にでもできるさ、とも言えるお話ですが、
それにしてもまあカッコいい話です。

僕も「うまい棒」くらいなら、100本ほど大人買い出来そうです。

さて、健さんが乗っていたという「地味な」国産車はクラウン、セドグロ
なんでしょうか。あるいはカローラ、サニーなんでしょうか。
気になるところではあります。


ウチの地味なクルマです･･･汗。

異常、いや、以上、です。