セコいオッサンの恥ずかしい、たわ言です。
どうぞ読み飛ばして下さい。
自動車税を納める季節になりました。
すでにたくさんの方が記事を投稿なさってます。
僕も少しからませて下さい。
昨今の政治家、官僚の有り様を目にしますと、納める、
という言葉を使いたくありません。
取られる、あるいは捕られる、もっと言えば、むしり盗られる、
の方がピッタリ、しっくりきます。
(いやいやながら「納め」ましたけどね・・・)
必需品でもない自家用車を持っているわけですから、
税金を5万取ろうが10万取ろうが、それ自体に文句は申しません。
しかしながら、「エコカー減税」導入で減少した税収のツケを、
古いクルマに増額して支払わせるなんて付け焼刃的処置には
全く納得が出来ません。
取れるところから取ったれという考えが実に浅ましい。
平成19年式のクジラくん3000CCが51,000円、
平成15年式の大八クン3200CCが66,700円。
カッコつけて言わせてもらえば、年に1回の支出で15,700円の差額なんて
ホントは大したことないんです。
自家用車を持っている段階で、ドンブリ勘定の経済観念に乏しい生活を
しているわけですから(僕は、ですけど)。
と勢いづいて書きましたが、勘違いしてました。
クジラくんと大八クンは括りが別になってました。
クジラくんは3000CC以下です。
大八クンは3000CC超の3500cc以下ですので、
もともと58,000円のところに増額されて → 66,700円です。
8,700円の増税でした。
・・・あんまりヤイヤイ言うほどのこともないか・・・。
と思ったのですが、ボーっとしてました。
重量税も増額されるとは知らなんだ。
ムダに?重たい、R32、1.5トンを超えてます。
車検時に現行32,800円の重量税が45,600円になるそうです。
差額は12,800円か・・・。
2年に1回ですから、これもあんまり大したことないなあ・・・。
いやいや、ダメよ~ダメダメ!
ここは新車が売れて無茶苦茶に儲かったメーカーさんに
ご負担をお願いしたい。
ワーゲンの日本での年間販売台数4万くらいのところを、トヨタさんは
1車種だけで軽くクリアなさっているんじゃないでしょうか。
信号待ちで、前後左右を同一車種で固められたご経験をお持ちの方も
多いのではないでしょうか。
減税措置と補助金のおかで、これだけ売れて儲かったんですから、
その分、更に余計に税金を納めて下さってもバチは当たらんと思うのですが。
減収のシワ寄せが、ウハウハの大企業ではなく、しけたオッサンの懐へ
行くというのはどう考えてもおかしい。
(次の3枚はどう考えても、しけたオッサンのおクルマではありませんが)

これはもうある種文化遺産でしょう。
こういったクルマを目にすることで、我々が癒されることは大きな社会貢献だと思います。
※「自動車ニュース / ガリバー」さんから
引用させていただきました。
「低年式車が増税になる理由
新車を売りたい自動車メーカーも加担している可能性が
低年式車に対する自動車税と自動車重量税の重課税には、
新車を売りたい自動車メーカーの意向が反映されているのか
どうかわからないが、今回の低年式車への重課税は、税制を使って
マーケットを力ずくで変えようという意図も感じる。
直近のマーケットは、どんどん使用年数が増え12.38年、バブル期の
平成元年では9.09年だった。
こうした数値から見ても、自動車メーカーも商売的には
メリットのある税制といえる。」
引用おわり。
古いクルマに増税することで、維持する気持ちを減退させて、
買い換えを促進するなんて一体どういった神経なんでしょう。
ここ20年のクルマは本当に良く出来てますから、まだ何年も
乗り続けることが出来ます。
それをスクラップにすることを促進するなんて物事の道理から外れた話です。
粗っぽく言えば、モノを粗末にしましょう、ということではありませんか。
本来であれば、こういった希少なクルマを、ワンオーナーで延々税金を支払って来た方にこそ、
減税、もっと言えば免税措置が講じられるべきだと思います。
(ドイツでは実際にそういったことが行われているようですね)
更に言えば、文化遺産とも言えるべきこのようなクルマを個人で維持されて来た
ということに対しては表彰状と金一封に値する、とは言い過ぎでしょうか。
(言い過ぎ、かな)
いずれにしましても、モノを大切にする人々に重税を課すというのは
非道徳的行為とも言えましょう。
「道徳」を学校教育で推進なさるお国の方針に反するのではなかろうか、
な~んて思います。
「たった」8,700円や12,800円のシミったれたことから話を大きく広げて
申しわけございませんでした!
お上のご方針には黙って従います。m(__)m
(いっぱい書きましたけど)
以上!です。(^_^)
※重量税は1.5トンの超えの大八クンの場合
通常32,800円 →13年超 45,600円 → 更には18年超 50,400円となるそうです。
2年に1回なんで、大したことないんですけどね。
それよりも、そもそも重量税って何なんだって話ですわ。
(追記)
僕の言いたいことを専門家先生がスマートにまとめて
下さってました。
2016.03.09付け「オートックワン」
渡辺陽一郎先生のコラムです。
引用させていただきます。
「13年以上も前に初度登録された古いクルマを使うユーザーが、
どのような境遇に置かれているのか国は考えたことがあるのだろうか。
愛車を長年にわたり好んで使っているケースもあれば、
我慢しながら使っているユーザーも多い。
特に公共の交通機関が未発達な地域では、クルマは
日常生活を送る上で不可欠の移動手段だ。
軽自動車が10世帯に10台以上の割合で普及している
鳥取/長野/島根県などは、クルマに頼る生活を強いられており、
なおかつ人口に占める65歳以上の高齢者比率も高い。
通院や毎日の買い物のために軽自動車が使われ
、低年式の車両も多く含まれている。
小型&普通車を含めて、古い車両を増税すると、
福祉に逆行することを認識すべきだ。
そして「モノを長く大切に使うこと」は、社会通念でとらえても
奨励されるべきだろう。
仮に「古いクルマは環境に害悪を与える」、あるいは
「新しいクルマは安全性が高い」という考え方を持つとしても、
古いクルマを増税するのは行き過ぎだ。」
引用おわり。