普段のブログ上では、安全運転を標榜しておきながら、
現実にはそうではなかった、というお話です。
もちろん、僕のことです。
わざわざ大っぴらにすることでもないとは思うのですが、
自戒の気持ちを込めてご報告いたします。
先日、ロードスターで走行中の出来事です。
緩やかな右カーブでした。
路肩には落ち葉が積み重なっておりました。
あっ、と思った瞬間、道路左の側溝に落ちたのです。
「ああ!やってしもた!」
「カーブを曲がり切れずに脱輪した」ということです。
スポーツカーを運転する者としては実にカッコ悪いことになりました。
幸いにして、人様を傷つけることもなく、公共の物品を壊すこともなく、
自分自身も無傷でした。
しかしながら、紙一重の差で大事故となっていたかも知れません。
対向車、後続車があったら…
標識にぶつかっていたら…
立木に衝突していたら…
隣に人を乗せていたら…
崖から転落していたら…
…オープンカーなのに…
そう考えますと身の毛がよだつ思いです。
交通事故は結果が全てです。
日頃いくら慎重に運転をしているつもりでも、このありさまでは
いつも雑な運転をしていたと見なされても仕方ありません。

※この電話、死んでます…。使えませんでした。
連絡を取るために、電波が届くところまで、トボトボ歩き始めたところ、
通りかかったドライバーさんが、お声かけくださいました。
そのまま厚かましくもお車に乗せていただきました。
地獄に仏、とはまさにこのこと。
ご親切が身にしみる思いでした。
おかげさまで、速やかに警察と保険会社に通報することができました。
駆けつけて下さったレッカー屋さんの対応がまた親切丁寧で、作業にも
ムダがなく実に見事でした。
しかるべき措置は講じたつもりですが、気が動転していたために、
配慮が行き届かなかった点もあろうかと思います。
ご通行中の皆さん、関係各位には大変なご迷惑をおかけすることになり、
まことに申し訳ない気持ちです。
ロードスターです…。
ディーラーさんがカッコよくキレイに仕上げてくださったこのクルマを
見るも無惨な姿に変えてしまいました。
ボディには見た目ほとんどダメージはなかったのですが、
左側の足回りが前後共、完全に壊れました。
身代わりになって僕を守ってくれたのです。
そう思った時にグッと胸に迫るものがありました。
かわいそうなことをしてしまった…。
申し訳ない…ゴメンやで…。
キレイに直してもらうから堪忍してな…。
クルマという無機物に、こうした感情を持ったのは初めてです。
「ひとっ走り!」の果ての、脱輪、損壊、となりました…。
免許をもらって40年、初めての経験です。
根拠のない、過信、慢心からの気の緩みが原因です。
とにかく、みんカラも「自然消滅」したくなるほどのショックを受けました。
しかしながら、これまでの投稿スタイルを振り返りますとそうも行きません。
能天気なことは書きながら、自分に都合の悪いことになると伏せるのは
筋が通らないと思ったのです。
けじめをつけるために、恥を忍んでこの記事を投稿いたしました。
トナラーがどうとか、ペダルの踏み間違いがこうとか、
人様の運転についてとやかく言う資格は完全に喪失しました。
クルマを運転する資格もなさそうなので、本当は
これを機会に免許証も返納した方が良いのかも知れません。
しかしながら、やはり現実的にそれは難しいので、どうか
ご容赦いただきたいと存じます。
みんカラの投稿は謹慎の意味でしばらく控えさせていただきます。
これまで応援してくださった皆さんには、心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
以上です。