
見果てぬ夢…真っ赤なフェラーリ・テスタロッサ。
18億円で取り引きされたこともあるんだそうです…。
グーネット中古車で検索してみようとした僕はバカ、です。
中古のフロンテクーペが298万円もする、とか、普通のケンメリが
1000万超えでビックリ、とか、鼻クソみたいな話です。
大藪春彦先生のー小説「汚れた英雄」でその名を知って以来、
「テスタロッサ」という名前にはとてつもない憧れの響きがあります。
ずいぶん長いことこれが、汚れた英雄のテスタロッサだと思っていたのです。
ところが、小説に描かれたテスタロッサは4気筒2.5リッター、500TRC。
TRはテスタロッサ、Cはコンペティション、ということなんだそうです。
※500TRは2リッターだと思うのですが、小説には2.5と書いてあります。
写真のテスタロッサは250TR、12気筒3リッター、
「汚れた英雄」のテスタロッサではなかったのです。

これがどうも近いようです。

スポーツカー、ってこれですよね。

シビれます。
このお爺さんたちも若い頃はそれなりにカッコ良かったんでしょう。
北野晶夫、実在していたらどんな感じの人だったんだろう。
存命なら80半ばを過ぎているはずです。
(架空の人物に存命、というのも変ですが)
ちなみに、風戸裕、という伝説の名レーサーがいらしたことを、
つい先日まで知りませんでした。

フェラーリ、フェラーリ、テスタロッサ、テスタロッサ、って、
その日暮らしの貧乏人があれこれ言うのもお恥ずかしい限りです。
先日、末裔にあたるクルマを間近で見せてもらう機会に恵まれました。
チラリと見えるポルシェも雲上グルマです。
並んだウチのロードスターがママチャリのように見えました。
町の洋食屋さんのビフカツ定食と、四つ星レストランのフルコース
位の違いか…。
あるいは、スーパーのパック寿司と、行ったことありませんが、
築地の時価表示の鮨屋さんの握り寿司か?
喩えがどうも貧弱で申し訳ありませんが、まあ言いたいことは
ご理解いただけると思います。

こちらでも30年も前のクルマとなってしまいました。
マニュアルミッション、ステアリングのパワーアシストは無し、
いわゆる「重ステ」なんだそうです。
昨日免許を取ったばかりの人や、非力な女性には動かすだけでも
厳しいかも知れません。
誤解を恐れずに言わせてもらいます。
オッサンの「オモチャ」としては最高でしょう。
一度でいいから運転してみたい、そう思います。
かっくんカックンってなるんやろうか…。
気候の良い時期に、ガラガラの名神東名を100kmプラスαの速度で
ノンビリと流したら楽しそうです。
(そんな速度にこのクルマは不釣り合いでしょうが…)
維持するには、単にクルマが好き、お金がある、だけでは済まない
ご苦労があろうかと想像いたします。
(よう知らんけど)
ママチャリロードスターでも維持費にヒイヒイ言ってる身には
ありがたい目の保養となりました。
…でね、結局、買っちゃいました。
フェラーリ500テスタロッサを…。

もちろん「本当の」オモチャ、です…汗。

フロントフェンダーの流れが実車と違いますが、実にカッコええです。
しばらくこれでブーブーごっこして遊びます。
明日は選挙…結果見えてんのに行きたくないなあ…。
以上!です。(^_^)
Posted at 2021/10/30 15:35:11 | |
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