NHKスペシャル「未解決事件 松本清張と帝銀事件」を視聴しました。
死刑判決を受けたものの、執行されぬまま、
獄中95歳で亡くなった平沢画伯。
結局、真相は闇の中、ということでした。
画伯が冤罪であると思わせる作りになっていました。
平沢画伯がそこまで高名な画家であったとは知りませんでした。
精神的な病により、虚言や妄想があったこと。
色んな事情やタイミングが重なって、容疑者として逮捕された。
動機や証拠は不十分なまま、本人の自白が決定的なものとなり、
死刑の判決がおりた。
であるにも関わらず、歴代の法務大臣は執行命令に署名せず。
また、20回もの再審請求が行われたとのこと。
この件、改めてスゴく気になったので、色々と検索してみました。
そして、ある動画を見て驚きました。
まず、「帝国銀行」というのが、民家?と思わせるような「家」であったこと。
「勝手口」から入ると、座敷があったり、小さな子どもがいたりなど、
およそ現在の銀行のイメージとはかけ離れた作りでした。
次に、防災目的で現れた職員に皆が言いなりになったこと。
多少の疑問も「進駐軍」という言葉で納得していたようです。

もし、自分があの中にいたとしても、同じように騙されて
毒を飲んだであろうことは間違いありません。
各自の湯呑み茶碗に、スポイトで薬液を垂らしていく
場面など、今ではあり得ないような不衛生な方法です。
(そう言えば僕らが子どもの頃は、予防接種の注射器も
使い回しでしたわ。)
あの場で、「これおかしいよ」、なんて言っても誰も
耳を貸すような雰囲気ではありませんでした。
また、その男の迷いのない言動、落ち着いた素振り。
薬を2回に分けて飲む理由をまことしやかに説明し、
自ら飲み方のお手本を示す。
おい、待てよ待てよ、これどっかで見たような
聞いたような光景、話やんか。
新型コロナワクチン接種の様子と重なりました。
同調圧力とはまことに恐ろしい。
一旦は疑いましょう。
多数の意見が必ずしも正しいとは限らない。
疑っている人の意見を抑えつけない。
(足りないなりにも)自分のアタマで考えることが大切。
ところで、

動機不明、状況証拠しかないのに、容疑者憎しで、同じように
死刑判決が下された和歌山の事件。
これも実際のところどうなんだろうか…。
テレビ、週刊誌の報道で醸成された同調圧力の影響はなかったのか。
真犯人は他にいないのか
改めて疑問が湧いた次第です。
以上、です。
Posted at 2023/01/11 19:37:32 | |
トラックバック(0) |
TV(ニュース、その他) | 日記