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車上での生活も早２週間が経過した、第１４夜。

汗だくになって目が覚めた・・・　毛布に全身包まってるんだからそりゃそうだ　・・・というのも、



昨夜、得体の知れない恐ろしい「何者か」に一晩中追いかけられ、逃げ回っていたのである。






































・・・という「夢」を見たのだ。

悪夢で飛び起き、毛布に包まったのを覚えている・・・って子供かよ(笑)
でも、妙に生々しい夢だったんだよなぁ・・・　何でこんな悪夢を見たか、理由はハッキリしているのだが。

泊まった場所がちょいと怖い場所で・・・

トイレの照明はセンサー式。建物付近へ行かないと電気が点かず、それまでは暗闇をひとりで歩かなければならない。その電気も妙に薄暗かった。パラパラと響く雨音が恐怖に追い討ちをかける。

入ったら入ったで、信じられないくらいデカイ蜘蛛いるし・・・　それも一匹や二匹ではない。

鼻息ばっかり荒くなり、早いとこ用を足す。

手を洗う。洗面台周辺には管理人の趣味なのか、壺や植物、珊瑚のオブジェが所狭しと並ぶ。人様の趣味にとやかく言う資格はないのだが、薄暗い照明に照らされたそれらは恐怖でしかない。

トイレを出る。すると建物の奥から動物の声？よく分からないが不気味な音(声？)が聞こえてくる・・・　うめき声とでも言おうか、
「う゛ぉ゛～・・・」　「う゛ぉ゛～・・・」
と。

「空耳だろう」と自分に言い聞かせるが、クルマに戻るその足は走っていた。

恐る恐る窓を開けて耳を澄ますと、また聞こえてきた・・・

いや、きっと動物の鳴き声だと思う、周りは山だし。暗くて見えないだけで・・・　そう思っとかないとやってられなかった。

変なこと考えながらも何とか眠りに就く。

・・・で現在に至る。精神状態はギリギリだったのだろう。それが夢に反映したんだろうなぁ・・・

イヤだなと思いつつトイレに行くと、あの不気味な音はもうなかった。結局何だったんだろう？

そして夜中起きた時にカーテンの隙間からものすごい視線感じたのは何故？

※あくまで私個人の体験談です。不快・不適切な表現があれば即座に削除・修正いたします。


足摺岬を目指す。
車中泊史上最悪の目覚めだった今朝。食欲もあまり出ない。何も胃に入れないのはアレなのでパンを齧る。眠りも浅かったのか、ちょっと運転しただけでどっと疲れる。


進むにつれ、濃くなる霧。
大丈夫なんだろうか？これを抜けたら「あっち」に行っちゃうとかでない？


午前１０：１７　高知県　土佐清水市　足摺岬

猫がいた。ちょっと癒された。


プレオと足摺岬の猫。


金剛福寺。八十八ヵ所、第３８番札所である。


まさか、昨日のお寺で何か憑いてきてないよね？いや、冗談なしで・・・
回る気もないのに生半可で行ったのはマズかったか？


展望台から見る太平洋。
雨も風も一層強くなって海は荒れ狂う。ギリギリの精神状態で崖に来ちゃいけない。晴れば綺麗だろうに・・・


灯台へは遊歩道で行ける。自分は途中まで行ったが、草木で薄暗いうえ、道にフナムシが大量発生していたので引き返した。


午前１１：２３　国道３２１号線



中村宿毛道路　平田インターを下りる


一瞬晴れ間が差した。ところでココどこ？


宇和島道路を松山方面へ


スーパーで食料調達。レジの人がべっぴんさんだった。

午後２０：１９　松山市に入った。



松山市の道の駅で車中泊。
車内で食事。深夜にやんちゃな連中が騒いでいる。うるさい。しばらくすると出て行った。

今日は朝っぱらからトーンが落ち目であまり観光する気にならず、ただの恐怖体験談になってしまった。スイマセン・・・
次回は気を取り直していこう。

《本日の移動》
高知県土佐清水市　道の駅めじかの里・土佐清水　→　愛媛県松山市　道の駅風早の郷　風和里

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第１５夜へ

起床はいつもの時間。天候は今のところ晴れている。

いつも通りトイレで顔を洗い、クルマへ。するとこっちに歩み寄ってくるひとりのおばあちゃん。

「あら～、姿見えないからどこ行ったかと思ったら～」

「はい？」

「急にゴメンナサイね！私ね、昔旭川に住んでたの。こんな所に旭川ナンバーがあるからビックリしてさ～」

偶然、同じ場所に住んでいる(いた)者同士の鉢合わせだった。堪らず話しかけたかったようである。

「旭川のどこでした？」

「あのね、４条通りのね、道路の上に線路走ってるところの・・・」

「あ～、４条駅のところですね？進藤病院とかあの辺の。」

「そうそうそうそう！もう町もだいぶ変わったでしょ？」

「駅も新しくなりましたよ。こないだ隣にイオンもできちゃいましたし。」

「あら～、そうなのぉ～」

と、地元人しか知る由のない超ローカルトークで盛り上がった(笑)
そして、旅の話になり・・・

「旭川からクルマで来たの？」

「あ、はい。クルマで寝て・・・」←いつものフレーズ

「あら～そう！クルマは何？スバル？」

「はい、プレオっていうヤツです。」

「スバルはいいクルマだわ！セガレが2人いるんだけどね、2人共スバル乗ってんの！上がレガシィで下がインプレッサ乗ってんの！私もね前はスポーツカーだったの！マニュアルでないとイヤなの！」

まさかおばあちゃんの口から「インプレッサ」って言葉が出てくるとは誰が想像しただろう(笑)

「あ、急に引き止めてホントゴメンナサイね！事故するんでないよ！」

そう言うと、おばあちゃんは颯爽とクルマに乗り、サングラスをかけ、去っていった。

なんだかすごくカッコ良かった。


そんなこんながあって、自分も出発。四国の内陸へと走っていく。


国道３２号線。


午前１０：４２　剣山国定公園　大歩危峡

道の駅大歩危。あちらこちらの看板に「大歩危」の文字。なんか悪口言われてるみたい。


切り立った峡谷に吉野川が流れる。


道の駅はこんな渓谷ギリギリに建っている。駐車場のすぐ裏が渓谷。
ちなみに大歩危は「ゲゲゲの鬼太郎」でおなじみ、“子泣き爺”の発祥の地らしい。


午後１２：５３　高知県　高知市

四国３県目、高知突入。


浦戸大橋を渡る。大きく入り組んだ浦戸湾を跨ぐ、重要な橋。
ちなみに2002年まで有料道だった。フェンスが異常に高く、「返し」になってるのは自殺者が後を絶たなかったからしい。


高知どメジャー観光地“桂浜”


海津見神社龍王宮から見た太平洋。荒波が岩を打ちつけ、そして砕ける。
荒々しい様相を呈しながらも美しい。


その荒くれる海原を竜馬が見下ろしている。


背中もビシーッと撮っておく。男は正面より背中！
どうです？何か語ってきそうに見えるでしょう？


午後３：２７　高知市街

中心部はヤケにパトカーが多くて落ち着かない。マフラー不調で走っている自分は尚更で。背後に付かれたらもうオシマイ。


三大がっかり観光地、“はりまや橋”を流れる車窓から観賞。すごく小さい橋。


ファミレスを見つけ、夕食。
ミックスグリルと洋食セット(スープバー付き)を注文。ジョイフル安し！
スープバーをおかわりすること８回(９杯)。店員さんに怒られるまでやってみよう。

水っ腹で足摺岬方面へ。


時刻不明　高知県　土佐清水市　道の駅めじかの里土佐清水

今日のキャンプ地に到着。足摺岬最寄の道の駅・・・

・・・ところがここの夜の雰囲気が怖いの何のって！あまりインターネットで公共施設をディスるのはどうかと思われるかもしれないが・・・　本当に夜中に逃げ出したくなった・・・　昼間はきっといい所でしょう！

その辺の話は次回の冒頭にでも。

《本日の移動》
香川県綾川町　道の駅滝宮　→　高知県土佐清水市　道の駅めじかの里土佐清水

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第１４夜へ

本州を抜け、初めて迎えた朝。時刻、午前７時。
本日も晴天ナリ！相変わらずの暑さだが、ジトッした不快感はなく乾いた空気だ。

明石海峡大橋の全貌を拝ませてもらう。空気が淀んでるのか、霞む。

ご存知、世界最長の吊り橋。橋長3,911m。当初は3,910m設計だったが、阪神大震災で地盤がずれて１ｍ延びてしまった。
主塔部分があべのハルカスに次ぐ高さ、298.3m。国内で４番目に高い建造物となっている。

メインケーブル。(実物大)
内部ワイヤーの総延長は３０万km(地球７周分)らしい。これで橋＆車両の重量を吊ってるんだから、よくよく考えたらすごい事。


淡路SA名物、大観覧車。


パンだけじゃ足りなかったのでおにぎり追加。


午前９：２７　神戸淡路鳴門自動車道　淡路IC

有料道路を下りる。通行料７５０円(軽・ETC車。普通乗用・ETCは９００円)。
距離的には高額だが、あの大規模橋梁の建設費・維持費を考えれば納得のお値段。


県道３１号線で南あわじ市へ。島内では特にどこも寄らず。コンビニで休憩をとったくらいだった。
窓を開けると、気持ちのいい海風。錆が絶賛進行中のプレオにはどうかわからないが・・・


午前１０：４１　兵庫県　南あわじ市　西淡三原IC

再び神戸淡路鳴門道に乗る。有料道は必要最小限に抑える。節約！


徳島市まで３５km。


きたきたきたきた！！！


“大鳴門橋”
淡路島と四国を連絡するこれまた大きな吊り橋。
車窓からでも渦潮を確認することができた。もうあちらこちらでグルングルンしちゃっている。

もちろんだが、駐停車厳禁！停まって渦潮見ようものなら設置されたスピーカーで注意されるらしい。ここで交通違反したら兵庫と徳島、どっちの県警のお世話になるんだろ？

午前１０：５３　徳島県　鳴門市

橋を渡り切り、プレオ初の四国上陸。しかし、本州から自走でアクセスできるなんて羨ましい限りである。津軽海峡にもでっかい橋を・・・　まあムリだわな・・・


橋はこういうアングルの方がしっくりする。自分が渡っちゃうと全貌がよくわからない。

渦潮遊覧船は３年前の旅行の時に体験済みだったため見送った。

その時の写真。この日は雨だったんだよなぁ。


午後１２：１９　鳴門市　大麻町

やっぱり四国で忘れてならないのは・・・


八十八ヵ所でしょう！

これより四国八十八ヵ所を全て巡拝することにした。

①霊山寺


②極楽寺


③金泉寺






















・・・って冗談ですよ、冗談！今から全てはさすがに無理！
八十八ヵ所は今後の旅企画の案としてとっておくことにしよう。

午後１：４１　国道１１号線　高松市へ

四国２県目、日本一小さい県の香川を目指す。
車中泊リベンジ企画段階で寄るのを決めていたスポットがあるのだ。

“うどん本陣　山田屋”
ここのざるぶっかけをいただくのを最初から設定していたのだ。このために四国に来たと言ってもいいだろう。


趣のある古風な外観。重要文化財指定。敷居が高そうに見えるが、入ってみると大衆的な雰囲気。
外でいただくこともできる。だが、今日は暴力的な日差しなため自分は中で食べる。


ざるぶっかけうどん。歯をハジキ返すようなコシが堪らない！


おでんも注文。讃岐うどんにおでんは付き物である。
たっぷりとからし味噌を付けていただく。


ちなみに“うどん本陣　山田屋”は東京スカイツリータウン・ソラマチにも出店している。

午後３：２１　香川県　高松市街



「香川ナンバー」に混じる「旭川ナンバー」。パッと見気付かない(笑)　石川ナンバー然り。
日本最北ナンバーが西日本を走ると、チヤホヤされてる気がするのは単なる思い過ごし？


午後４：３０　香川県　丸亀市

丸亀城。


丸亀の町並み。
瀬戸内海に浮かぶ島々、瀬戸大橋も望むことができる。


とある男性に写真撮影を頼まれた。各地の城を見て回る城協会？の方だそうだ。
「日本中をドライブ云々・・・」と言ったらやはり皆同じリアクションをするようである。


スーパーで食料を買い込み、四国初日を終える。
ちなみに「マルナカ」というスーパーである。このフレーズに四国の方は反応したかもしれない(笑)

走行距離が3000kmになった。
けっこう走った気になっていたのに、数字で見ると以外とそうでもないものだ。

《本日の移動》
兵庫県淡路市　神戸淡路鳴門自動車道　淡路SA　→　香川県綾川町　道の駅滝宮

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第１３夜へ

起きたのは７：２０。
空は透き通るような青！今日も暑くなりそうだ。

身形を整えて出発準備。近頃、トイレの虫が気持ち悪いので、歯を磨くのもクルマの中でやっている。
水道がなくても水が使えるよう、２ℓペットボトル×２に給水して持って来ているのだ。無くなったら公園の蛇口で汲んでくる。
数日前夜中の東京の人っ子ひとりいない公園で水汲んでる時、なんか惨めな気持ちになった・・・

外で毛布を畳んでいると、となりにいたおじさんに声をかけられ・・・
「暑くて寝てられへんやろ？お宅どっから来たん？」

おお！ホントの関西弁だ！この方言の違いも遠くまでやってきたことを実感させてくれる。

「北海道から日本回っているんですよ。暑いッスね～」と言ったら大層驚いていた。

「何？高速で？どんくらいかかったん？」

「いえ、下道でチンタラチンタラと。１０日くらいかけて。」

「羨ましいわ～　ほんでクルマん中で寝泊りして？」

「ず～っと、車中です。」

「若いってええわ～　俺もね、長距離トラックの仕事しとんるんや！北海道・・・ええトコやんけ！昔、旅行で行ったわ！」

「ほな！気ぃ付けて旅せぇ！」

「ありがとうございます～　どうも～」

よく喋るキャラだった(笑)　こういう出会いも一人旅の醍醐味であろう。

さて、今いる場所は京都。日本を代表する観光都市だ。
去年、ここに着いたのは真夜中で何も見ずに素通りしてしまっていた。今年もこのまま通過するのか？

・・・それは京都さんに対する冒涜だと思った。

どうせ見るなら今まで見たことない所にスポットを当てたい。クルマは再び京都市へ。

午前１０：５３　京都市　伏見区

ここはどこかと言うと・・・


伏見稲荷大社である。千本鳥居が有名。修学旅行生多し！
画像は重要文化財“楼門”。


“外拝殿”稲荷祭りで神輿を並べるのに使う。


“千本鳥居”の入り口。人が多過ぎて写真１枚に四苦八苦！


ビビットな朱色が目を惹く。


ずっと続く無数の鳥居。千本以上あると思う。よく造ったなぁ～


４０分くらい歩いたかな？もう汗だっくだく。


京都終了。先斗町で舞妓さんとお座敷遊びでもしたいところだが、もうちょい大人になってからにしよう。


大阪府へ走っていくプレオ。


午後１：４７　大阪市　北区　天満橋筋



大阪で行くトコはもう決めている。


以前、見上げただけで満足しちゃった“あべのハルカス”。今年は見下ろす側になる。
そう、旅テーマは「リベンジ」なのだ。


チケットを買いに行く。エレベーターホールとは別の所にあるので注意。
大人1,500円。その他料金は公式ホームページで！


エレベーターホール。この１６階で一旦乗り換え。これより地上６０階へ。


あべのハルカス展望台到着。５００円追加で屋上へリポート(３００ｍ)へも行くことができる。
北側。大阪中心部、難波方向。高層ビル群がそびえているのがわかる。
プレオを停めた立駐も見え、デジカムズームでクルマ見えるんじゃ？・・・が、さすがにムリだった。


西側。夕陽が沈む、大阪湾方向。左上に湊大橋、右上は京セラドーム、右下には通天閣がある。


西側の床は一部がスッケスケ。自分、高い所は割りと平気な人。
一回あれやってみたいんだよなぁ、「スカイダイビング」ってやつ。見たいでしょう？飛んでる姿(笑)
でも、高い所を好む人って○○が多いって・・・


夜の帳が下りる。町並みに灯りが燈り、煌びやかに。


夜景見るのに2時間も展望台に居た(笑)　こうなった見てやろうと！待ってる間は今夜の寝る場所を探したりしていた。


南方向。縦に伸びるはあべの筋。それを阪神高速松原線が横切る。


クルマに戻る。新世界は飲んべえのおじさんらで賑わっていた。
カラミ酒はカンベンな！


駐車場に戻る途中、台湾人？のカップルに英語で呼び止められた。
スマホの地図画面を指差している。どうやら「道分からんから教えてくれや！」と言っているようだ。

自分自身も旅行者、道を聞かれてもよく分からない。だが、英語でこの事情をどう伝えればいいものか・・・

地図を見ながら、自分の知ってるそれっぽいニュアンスの単語を並べてみる。
しかし、相手も理解してくれたのか、そうでないのかのリアクション・・・

終いには「あっちの方だと思うんですけど。」と日本語で指さす始末。もう脳みそはオーバーヒート寸前！

すると、「あっちかい？」みたいなカンジで相手も指さしてくれた。ヨシ、伝わった！

・・・まあ、こんな言い方は悪く聞こえるが、自分に尋ねたのが間違いだったなと(笑)

今頃きっと、
「なんかアイツ、バカそうな顔してたわね。」
「だからやめとけっつったじゃん。」
とか言われてるんだろうな・・・

・・・スピードラーニングでも始めてみようか？

午後１１：０９　兵庫県　神戸市　国道２号線

メリケンパークをかすめ、今夜のお宿(寝床)へ向かう。この日はとうとう本州本土に別れを告げる。


午前０：２６　垂水ICより神戸淡路鳴門自動車道



そして日本一の橋がその姿を現す！

“明石海峡大橋”！！

・・・ってあら？電気点いてないじゃん？

どうやら深夜はライトアップしてないみたい。
ま、エコな時代だしね。この時間に誰が見んのよ？という話であろう。

午前０：３８　兵庫県　淡路市　淡路サービスエリア

今日は史上初、高速SA(正確には自動車専用道)での車中泊。高規格なだけあって広大で立派な施設！これは快適！


明日は四国上陸！

《本日の移動》
京都府亀岡市　道の駅ガレリアかめおか　→　兵庫県淡路市　神戸淡路鳴門自動車道　淡路SA

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第１２夜へ

「暑い！暑い！暑い！」

午前７時、一宮市。天候は快晴。「さっさと起きろ！」と言わんばかりの日差しが肌を焼き付けた。

車内で朝食。食料もすっかり温まっていた。イカン、イカン。腐る・・・

通勤ラッシュでごった返す道になだれ込み、本日の走行を開始。
今日のしょっぱなはまた「城」である。

午前９：１６　愛知県　犬山市

目的地到着。駐車場にはギンギラギンの炎天下で車誘導していたおじいさん。ホントにお疲れ様です。


日本最古の天守閣が現存している“犬山城”　自分は、名古屋城よりこっちのが見たかったのだ。
「今度、愛知行ったら必ず！」と胸に秘めていた。「最古」って聞いたらそりゃあね。


では、天守へ。入城料５００円。ピンボケ失礼～


“石落しの間”さぞ痛かったろうな、当たった人。


武器を保管していた、“武具の間”


それを囲むように廊下、“武者走り”がある。床板の磨り減ったテカテカ感が古さを醸し出す。


城主の居間だった“上段の間”　城主は織田信康という人物で織田信長の叔父にあたる。


天守から外へ。木曽三川の一、木曽川が流れている。そよそよと吹く風が火照った体を冷やしていった。


「この欄干が何してくれるん？」というくらい欄干が低い。この時代の人は小柄だったのかな？


さらば犬山城。


駐車場で軍用飛行機っぽいのが真上を飛んでった。撃たれるのかと思った。


午後１２：２４　国道２１号線



午後１２：５６　滋賀県に入る。

コイツが居たら滋賀に入った合図。夜の田舎道でコイツの顔見るとなんかコワイ。何だろ？目がコワイんか？


彦根城のてんこだけ見えた。


午後４：５２　滋賀県　守山市

守山市より琵琶湖。琵琶湖大橋が跨いでいる。

この町を訪れるのは何度目だろう？懐かしさは欠片も感じず。プレオで来るのもこれで３度目だ。

この琵琶湖は“ピエリ守山”という商業施設から見たもの。関西では有名かな？
前にちちんぷいぷいで改装オープンされたと聞いて来てみた。

ネットで「明るい廃墟」とか言われていたっけ(笑)←気になる人はウィキペディアで調べてみよう

客入りは上々のようだ。前は冷やかしの客ぐらいしか来てなかったのに。


R１で更に西進。クルマが多く、信号にもよくつっかかる。この１号線ももうちょっとで終点、大阪だ。
今日は京都府で車中泊となるだろう。お風呂も寝る場所も本日は調査済みだ。

午後９：５７　京都府　京都市　北区

“船岡温泉”にて入浴。

こちらの銭湯、銭湯かココ？と思うくらい、豪華な造りになっている。
それもそのハズ、国の登録有形文化財に指定された珍しい銭湯なのだ。それで来たんだけどね(笑)
大正１２年創業(当時は旅館として)のその堂々たる佇まい、脱衣所の贅を尽くした彫刻の数々は圧巻の一言である。地元でココを知らない者は居ないらしい。
京都ということもあり、外国人利用客も多かった。テルマエ・ロマエっぽい人居たし。

銭湯が文化財とは・・・さすがは京都といったところか？

料金　大人４３０円　小学生１５０円　乳幼児６０円
営業時間　１５時～２５時(日曜８時～)　Pあり　最強である！

午後１０：３０　京都市街通過


王将で遅すぎる夕飯。京都は王将のお膝元だしね！日を跨ぎ、亀岡市へ到着する。

駅近くの路上でDQNっぽいセダン車集団がたむろしていた。
道の駅に来んじゃねぇか？とハラハラものだった。DQNにカラまれたら死亡フラグ。寝よう・・・

《この日の走行》
愛知県一宮市　→　京都府亀岡市　道の駅ガレリアかめおか

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第１１夜へ