プログレの些細な不具合まとめ

プログレも年式によっては20年程経つ車体も出てきましたね。

自分のプログレは2001年式（だったかな）前期最終ですが
大掛かりな修理はまだありませんが
細々とした不具合などはありましたので
簡単にできる物を中心に書いてみようと思います。


フューエルリッドのスプリング固定樹脂折れ。
ちらほら見かけます。これが折れるとフューエルリッドが開かなくなります。
出先でこうなると焦ると思いますが
適当なプラスチックのポイントカードなどを蓋と車体の隙間に差し込み
カードの反対側をテープなどで車体に貼り付けてテンションをかけてあげます。
誰か他に人がいる場合は手で押さえてもらってもいいです。
その状態で車内のフューエルリッドオープナーを押せば開きます。
あとは部品交換するなり、応急処置するなりで。


ギャップ通過時のギシギシ音。
ギャップ通過時にギシギシとかギュッギュとか異音が鳴り出す場合があります。
冬場になると発生して、エンジンが温まると消える。雨の日はあまり聞こえない。
その場合はスタビライザーブッシュが劣化してブッシュのゴムとスタビライザーが擦れて音がしているケースが多いです。
他の原因もあるかもしれませんが、意外と盲点なうえに一番簡単にできるのでとりあえず試す価値はあります。
方法ですが、整備手帳にも書いていますがブッシュを取り外し薄くグリスを塗ると音が消えます。
ただ、ベストはブッシュ交換です。
たぶん高い部品でもなさそうですので。
究極にめんどくさい人はシリコンスプレーをスタビブッシュに大量にかけてあげれば
浸透して異音が消えるかもしれませんがお勧めはしません。


ゼロ発進時のアクセルのだるさ。
他車から乗り換えて最初に感じるのが、プログレ特有のアクセルワークのだるさだと思います。
具体的には、軽く踏み込んでも反応がなく、それならばともう少し踏み込むといきなり前に出て焦る。というもの。
最初はEFIのセッティングとかなのかと思っていましたが
もっと単純な話で、単にアクセルワイヤーのペダル側にスプリングとゴムブッシュでかなり遊びが設定されていたからでした。
どんな感じかというと、アクセルを踏むとまずスプリングが縮んでそれからゴムブッシュも縮んで
それから初めてワイヤーが引かれるという仕組み。
自分はその部分に幅が広めのタイラップを巻き付けて
遊びを減らすことであのアクセルのだるさを改善しました。
この方法なら、自分の好みの遊びを選べますが
操作上、大切な部分なので何度も操作して不具合が出ないか確かめましょう。


CDプレーヤーの読み込みエラー。
古い年式になると高確率でCDを読めなくなるようです。
何台か症状の出たプレイヤーをばらしてみましたが
どれもピックアップレンズ駆動用のギアが割れていました。
割れるといってもひびが入った状態です。
ギアのバックラッシュが極端に狭くなっている状態ですので
ギアの歯を修正してあげれば動くようになります。
ただ、年式的にピックアップレンズ自体も怪しいので
手に入るのであればレンズ自体も交換した方が良いのかもしれません。
ですが国内での入手は難しそうで、ヒットしたのはすべて海外通販サイトでした。



他は信頼性の高いエンジンですし、特に不具合は今のところは出ていません。
若干、ブレーキにジャダーが出やすいような気がします。
あとパッドは純正がお勧めです。摩擦係数の高い物はクリープグローン（リリース時のグググという音）がかなり出やすくプログレの使用状況には合いませんでした。