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イイね!
2025年01月08日

良いだけの車と誰かが言った

2025年になった。
シフト通り勤務の自分には何も変わらない年末年始で
やたら浮かれた危なっかしい動きの一般車の多さで年末年始を実感するのみ。

もう1年半くらい、車の買い替えを検討して中古車情報を眺める日々。
新車が本当はいいんだけど欲しい車がない。敢えて挙げるなら光岡のあれか。もあるが
いろいろ検討して結局今のコペンに乗り続けることにした。たぶん。

最後まで検討対象に上がった車たち。ざっと見るとノンポリと言われそうだが、共通点は意外とある。

ルノー トゥインゴ ゼン 5MT
ルノーのエントリーモデル、しかも素の何にもついてない最廉価モデル。笑っちゃうくらい現代の車なのに何にもついてない。ホイールはスチール。タコメーターもない。ダウンサイジングターボ全盛期なのに自然吸気。RRレイアウトなのはおまけに過ぎない。たぶんルノーはRRにしたかったわけじゃなく、他社と共通のプラットホームで低価格を目指した結果こうなったんだと思う。でもその結果、驚異の小回りとハンドリングを手に入れた。トゥインゴには上級モデルのSとかGTもあるが、こういう車は素寒貧のエントリーモデルで乗るのが一番おいしい。

フィアット500 1.2スポーツ
みんな大好きフィアット500の5MTモデル。ただとっくにカタログ落ちして10年以上経つ。最近500Sという名でMTモデルを再販したがエンジンはツインエアターボ。まだそれはいいんだがカラーが艶消しグレーばかり。たぶん、スト何とかの偉い人か誰かが「MTに乗りたがるのは男だけなんだろ?」とスポーティーで高級感=黒とかグレーと決めつけてこうなったんだろう。ただ台数売れないと見越してカラーバリエーションを絞っただけかもしれないが。自分はスポーツしたいわけでも高級感?が欲しいわけでもない、化石のような1.2Fireエンジンを任意に動かしたいだけなのに。というのも、同じイタリアのピアジオ社のリーダーエンジンを載せたバイクの面白さに参ってしまったのがある。最初は鈍臭いエンジンだと思った。まあベスパというのんびりまったりイメージのバイクに載っているんだからしょうがないかと。が、しばらくぶん回してみてわかった。カタログ数値なんてあてにならないものだと。ちょうど10000キロを超え馴染んできたというのもあるだろう、スロットルの操作にこんなに気持ちよく反応するエンジンだったとは。同じクラスの某国産メーカーの大ヒット2種スクーターも所有したことがあったが、どうスロットルを開けても腑の抜けたような反応しかしない。燃費だけはよかったが。
話が逸れたが、同じイタリア人が作ったエンジンで出涸らしのようなエンジンという共通点があるフィアット5000の1.2エンジンを味わってみたいという願望は実はまだ消えてはいない。

トヨタ 86 G
デザインとコンセプトに心を惹かれた。現代少なくなったというより絶滅寸前のクーペスタイル、プライドを捨ててまで低重心と低いボンネットを求めて2社で協力したプラットホーム。絶対的速さではなく気持ちよさを重視して設計したという。
が、乗るとしたらGTグレードではなくGグレード。言わゆる最安価モデル。もしかしたらレース用ベース車とかあったらそっちが安いかもしれんが。何が良いってホイールサイズ。一般道で走る以上、インチサイズは小さい方がトータルでは速く、快適に、安全に走れる。少なくとも自分の経験ではそうだった。86の場合GからGTになるとホイールもブレーキも1インチサイズアップする。休日の道の駅で飾って眺めるだけならそれでいいが、日本の多様な道を気持ちよく走り倒したいならそんなサイズは足枷にしかならない。

レクサス RC300h
いきなりレクサスが出てきて驚いた。が、これぞクーペ!と言わんばかりの古典的スタイル。馬鹿でかドア、全く座れないリアシート、だがこれが2ドアクーペ。買う人をかなり選ぶ車種なのに、エンジンは2.5L4気筒+ハイブリッドの速いとはどう見ても思えないエンジンに激重ボディという組み合わせでさらに購買層を狭めているところが素敵。だが、こういう車を求めている層もいるのだ。その一人が自分なわけで、昔ながらのスポーツカーの流線形が好き、でも乗り心地悪いのは嫌だ、快適に乗りたいし燃費悪すぎるのも嫌だ、そもそも一般道で出せる速度なんて限られてるから。という層。だが、あまりにも狭かったらしく販売は低迷しているらしい。自分もたまにレンタカーで乗るのならいいけど、所有するのは…と思う。大きすぎるしなにより自宅の車庫にあのエンブレムの車を置いておきたくない。もし所有することになったらこっそりエンブレムだけトヨタマークに張り替えてやる。

とこんな感じでいろいろ迷ったり検討したり悶々としていたわけだが、結局コペンに乗って走ると購買意欲がスゥっと消えてしまう。というのも当然の話で、購入して10000キロくらい走りこんでから、自分の好みに乗り味を変えてきたから。馴染んだ服のようなものだ。楽しさ、刺激、快適さ、経済性など色々評価基準はあるだろうが、それらを自分なりにバランスさせてまとめてきたつもりだ。もちろんどれか一つの項目に絞ればほかにいい車は山のようにあるだろう。が、バランスの取れた車というと今のところ見当たらないのだ。近いとしたらトゥインゴかフィアット500か。

今のLA400Kコペン。いろいろ弄る上でコンセプトというか決めてあることがある。それは操作「感」を重視すること。決して速さは求めないことにしている。そもそも日本の一般道で必要なパワーなんて知れてるのだ。アルトやミライースでもアクセルを床まで踏み込めばあっという間に無差別殺人兵器になり果てる。もちろん軽ターボなら十分すぎる動力性能があるわけで。そんな中で運転を楽しみたいのなら、速さではなく操作した時の感触、感覚、気持ちよさを重視するのが自分の考えだ。だからパーツをつける時も気温や天候、服装や靴は同条件でそろえて何度もテストする。テストして違和感があったり効果が感じられなかったらどんなに高価なパーツでも外してしまう。オイルや添加剤も交換前と後それぞれ1000キロデータを取る。そうやって自分の感覚だけを妄信せず。もちろん商品のうたい文句も疑い操作感を自分好みに近づける。その結果はもちろんだが、過程も楽しい。

それでも生涯で一番楽しかったと言える車はというと、スズキのカプチーノになってしまう。
が、時代とか車を取り巻く環境とか、あと古い故の思い出による錯覚とかもあるだろう。昔はよかったと念仏のように唱える老人の一人に自分も足を踏み入れているのかもしれない。

今できることは、目の前の自分の車とバイクをベストに保つことだけだ。

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Posted at 2025/01/08 17:00:18

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