2018年01月25日
こんばんは、朝比奈です。
ここ数日とても寒いです。
大雪の残りと寒波のせいでしょうか。
朝起きて家を出る時間が数分ずつ遅くなってしまいます。
意識していつも通りに戻さないと。
首都圏で、数年ぶりの大雪が降りまして
プログレではたぶん初めての大雪だと思います。
雪の日も出勤でした。
帰りはまだ大丈夫かなと思っていたら、あっという間に幹線道路も真っ白に。
帰宅する17時には幹線道路や主な都道は
ノーマルタイヤで動けない車が原因の大渋滞で動かなくなってしまいました。
なので、わざと雪が深い裏道や坂道を選んで帰宅しました。
いつも仕事で乗っているクラウンコンフォートは、もう20年近く乗っていますし
雪道もかなりの経験があるのでそれなりに運転できます。
なので、同じような車重で駆動方式のプログレも同じ乗り方で雪道も余裕だろうと思っていたのですがコンフォートとはいろいろ違う点がありました。
まず、スピンするほどのオーバーステアにならない、というかしようとしてもならなかったです。
「ああこれはスピンするな・・・」ってくらいまで姿勢が乱れても、謎の動きをしてまっすぐになります・・・
コンフォートは無茶すると簡単にスピンします。
あと、平坦で真っすぐの道では何も考えずにいつも通りアクセルを踏めば
何事もなかったように若干タイヤが空転しながら走っていきます。
たぶんトラコンが効いているのだと思います。
ただ、上り坂やコーナーでは逆にトラコンのせいでアクセルでの姿勢制御ができなくなるようです。
実際、上りやコーナーではトラコンを切った方がスムーズに走れました。
コンフォートにもトラコンはついているのですが、オンにしてもオフにしても何か変わった感じはしません・・・謎です・・・
結論としては、トラコンはないほうが自分は走りやすいなあ。でした。
さて、自分は仕事でクラウンコンフォートに20年近く乗っているのですが
先日とうとう、営業車がモデルチェンジしまして、社内一号車に自分が乗ることになりました。
ジャパンタクシーという、トヨタの新型車です。
見た目も中身も全く違う車なのでどうなることかと心配しつつ、しかもいきなりの雪での乗務でしたが
簡単にいくつか気付いた点を。
まず外見というかサイズや乗車位置の違いです。
コンフォートはザ、セダンといった外見ですが
ジャパンタクシーはミニバン寄りです。
ここで違和感が大きいのではと思いましたが、実際に乗ってみるとそれほど違和感がなかったのが驚きでした。
試しに二台を並べてみると、それほど運転席の位置が違わないのです。
運転席は新型の方が高いのですがすぐになれる程度。
窓も広くピラーも立っており、Aピラーは細くなっているので前方の視界はかなりいいです。
ただ、窓が上下にも広いので太陽がまぶしい・・・
駆動方式はFRからFFへと変更になりました。
普通に走っている分にはわからないのですが
雪道ではFFの安定感はかなりのレベルでした。
エンジンは2リッター4気筒LPGから、1.5リッター4気筒LPG+モーターのハイブリッドに。
ボディーの遮音性もよくなっているのもあると思いますが
かなり車内は静かになっています。
ただ、回生ブレーキのクセが気になりました。
停止の際の最後にブレーキを抜こうとすると、不自然に圧が変化してうまくスムーズに止まれません。
結果、カックンブレーキになってしまうのが気になりました。
乗客の乗り降りですが、全体的に好評です。
フロアがフラットになったのと、乗降口が広くなったので
乗り降りの際の中腰の姿勢が緩和されているようです。
ただ、ひざを痛めている方は乗り降りが辛そうでした。
シートの座面が高いせいで、シートに腰を下ろしてから足を車内に入れるという乗り方ができないからです。
この辺りはすべての方の要望を叶えるのは難しいのかなと思いました。
運転席、そして業務についてです。
一言でいうと「痒いところに微妙に手が届かない」です。
運転はしやすいですし、視界もよい。
ですが、運転手のための収納がかなり少ないです。
今やタクシーは計器類だけでも料金メーター、無線機、領収書発行機、ナビ、クレジット端末と過密状態です。
そして新型車は今までグローブボックスがあった場所にエアバックが収まっています。
また、コンソールボックスは床のフラット化で姿を消しました。
なので収納は、運転席側ドアポケット(これも助手席側はなくなりました)と、センターコンソールの裏側のポケット、この二つだけになりました。
メーカーはこのセンターコンソールの裏側に釣銭ケースを入れるよう想定していますが
実際にそこに入れると使えたもんじゃありません。
なので、結局釣銭ボックスは助手席に置くことになります。
代わりに元々グローブボックスやコンソールボックスに入れていたクレジット端末や充電器、ロール紙のスペアなどが、釣銭ボックス用に作られた空間に鎮座することになります。
他にもいろいろあるのですが
そうそう、床が従来のビニール素材からカーペット素材になり、マットもゴムマットからかペット素材になりました。
見た目はとてもゴージャスです。
ですが毎日多くの方が土足で、雨や雪の日ももちろんそのまま乗車する条件では
床が拭き掃除丸洗いできるビニール、ゴム素材以外の選択肢はありえません。
カタログを見るとわかるのですが頻繁に「おもてなし」とあります。
メーカーは上質な空間を押し出していきたいようです。
ですが、理想と現実は違うのをわかっていないようです。
ビニールの床は毎日水拭きをしますが、かなり埃と汚れがとれます。
マットも丸洗いします。ゴム製なのでざぶざぶ洗ってもすぐに乾きます。
ですが、カーペット素材では、水拭きができませんから1週間もすれば車内は埃だらけです。
マットも洗ってしまうと乾かないので洗うことができません。
車内でコーヒーや飲み物をこぼされたら、粗相をされたら、どうすればいいのでしょうか。
こんな感じで、車の出来自体はとてもいい。
お世辞抜きにいい車なんです。
ですが、現場の声や業務の実態が全く反映されていない。
そう感じました。
新型プリウスも似たような感じでしたね・・・
カタログ上の燃費をよくするためにできあがったのが、乗員無視の「いい車」
痒いところに手が届かないもどかしさ、惜しさにため息をつきながら仕事をして知る現状でした。
Posted at 2018/01/25 22:03:58 | |
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