BRIDGESTONE BLIZZAK VRX2  

ブリヂストンのスタッドレスタイヤです。
ナンバリングは現在は3までありますが、ほぼ乾燥路走行で緊急時だけ使う用途なので安価な2にしました。

南関東ではほとんど雪は降らないので降雪時や凍結路のレビューは後日。

ここでは乾燥路でのレビューを。
結論から。
南関東などのほぼ乾燥路のみの用途では、このタイヤは選ばないほうがいいと思いました。
理由。
まず走り出しからわかる転がりの悪さ。夏タイヤとは比べるでもなく、他社のスタッドレスと比較しても体感できるほど。実際数字にもはっきり出ています。高速道路80キロ巡行で1000キロ走行での燃費を計測してみましたが、他社スタッドレスが29㎞/L近くいくのに対し、VRX2は燃費走行を意識しても26.4㎞/L。とにかく転がらないです。
また、表情性能に特化しすぎているせいなのかブレーキング時にブロックが踏ん張らないのかかなりの違和感があります。踏み始めも路面とタイヤの接地感が伝わらない。ブロックが柔らかいなら乗り心地はいいのかと思いきや、乗り心地はよくない。夏タイヤよりゴツゴツします。またきれいな路面でも微振動が伝わってきます。おしりがむず痒くなる感じの振動です。ただ、横方向にはまあまあ踏ん張る印象でした。

乾燥路では正直、いいところがない印象ですが、おそらく氷上性能に特化しているせいだと思います。
実際、日常的に降雪、凍結する地域の方の評価はかなり高いので。
ただ、自分のような年に数回も降らないような地域だと完全にミスマッチな選択だと思います。

逆に、降雪時はどうなるのかが楽しみではあります。