
Z34のクラッチ故障についてです。
無事、修理が完了しました!
皆様にはご心配をおかけしました。
さて、今回のクラッチ関係のトラブルについてですが……
原因は
「クラッチレリーズシリンダー」の不具合によるものでした。
現在は対策品に交換したため、問題なく走行ができています。
私の場合、幹線道路でいきなり自走不能になるという非常に怖い思いをしました……。
そのため、この記事を通して一人でも多くのZ乗りに情報提供ができたらと思います。
1.具体的な症状
具体的な症状は以下の2つです。
①クラッチペダルが戻らない
②どのギアにも入らなくなる
この2つが同時に発生し、
自走不能に陥りました。
写真を見ていただけると分かるかと思いますが、このような感じです。
ペダルが通常の位置よりも奥で止まってしまっています。

(上:通常時、下:故障時)
2.故障発生時の状況
故障が発生したときの状況は以下のとおりです。
①一般道を走行中、減速のため3速→2速に入れる。
クラッチペダルが半分戻らなくなる。
②ペダルをつま先で手前まで戻し、2速→3速に入れ直す。
やはりクラッチペダルは半分戻らない。
③危険と判断し、停車するため路肩に寄りつつ3速→2速に入れる。
ギアは入ったが、ペダルが奥に行ったまま戻らなくなる。
④停車目前で2速→1速に入れようとするも、ギアが全く入らない。
ペダルの感触はスカスカで手ごたえはなく、エンストする。
⑤ギアをニュートラルの位置に戻す。
エンジンを再始動するも、ギアが全く入らず自走不能となる。
①~④まで、わずか1~2分の出来事です……。
予兆などは一切なく、また故障の原因となるような操作をした覚えもありません。
3.故障の原因
翌日、いつもお世話になっている車屋さんに来てもらい、工場まで運んでもらいました。
クラッチペダルが戻ってこない原因は
「クラッチのエア噛み」でした。
エア抜きを行ったところ、ペダルが動くようになったようです。
そして、そもそもエア噛みが発生した原因については……
「クラッチレリーズ」がすべての元凶とのことでした。
メカニックさんによれば、初期型のZ34はこのトラブルがとても多いらしく、
熱害によってべーパーロックのようなことが起きてクラッチが切れなくなるそうです。
4.修理内容
原因と考えられる
「クラッチレリーズシリンダー」を交換します。
メカニックさんから「純正以外の選択肢もあるよ!」と教えていただきました。
①Z34後期型の純正部品を使う(部品代:約2万円)
②純正よりも熱害対策が施された社外品を使う(部品代:約7万円)
おそらく①でも問題ないとは思うのですが……
非常に重要な部分ですので、ここはメカさんとも相談の上で②にしました。
入れたパーツは、
Z SPEED PERFORMANCE製
「クラッチレリーズシリンダーキット」です。

説明書は英語と日本語の両方が同梱されていました。
(※上の画像は
「DAYTONA」のHPから転載しています。)
修理から帰ってきたところで、軽く街中を流してみました。
なんとなく、クラッチの踏み心地が良くなった気がします。
そして何より「安心感」を手に入れることができたことが大きいです。
お財布には大ダメージでしたが、費用対効果は十分だと思います。
5.まとめ
故障原因:クラッチレリーズシリンダーの不具合
修理期間:5/7故障→5/19納車(約2週間)
修理費用:総額約14万円(部品代:76,330円+税、工賃:52,000円+税)
修理内容:
・クラッチレリーズベアリング交換
・クラッチマスターシリンダー交換
・ブレーキフルード補充
・MTギアオイル補充
これで、群馬オフはもちろん、ちょっとした遠出も安心です!!
これからも大切に乗り続けたいと思います(*^▽^*)
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クルマ(てるむファクトリー) | 日記
Posted at
2017/05/19 21:43:29