明日で6年ですか。
オイラの年代くらいになると6年は「ついこの間」って感覚なんですが、
小学1年生だった子は卒業して中学生。
中学卒業を控えてた生徒だって成人してる。
クルマだと新型車だったものがフルモデルチェンジを迎えるか絶版になるってとこか。
あの時は何をどうしたらよいのか分からず、
ようやく四日後に昭和60年式のダイナでかき集めた救援物資を運ぶのが精いっぱいだったなー。
この画像を撮ったのは青森市の浅虫にある
ミニストップだったんだけど、その向かいに忘れられない思い出の場所があるので先日久しぶりに行ってみました。
キディランド跡
青森市にあった唯一の遊園地で、浅虫では温泉街の一角を担う観光資源でした。
規模としては
浅草花やしきよりも少し小さいくらいかな?
ジェットコースターや
観覧車とか
メリーゴーランドなど一通りの定番が揃ってたのですが、オイラはそれらに目もくれず一つの遊具に夢中だったのです。
生まれて初めてエンジン付きの乗り物を自分の手でドリブンした
ゴーカート。
当時8か9歳だったかな?
物心ついた時、既にクルマが三度の飯よりも大好きだったもんで小遣いは全て
ミニカーに消え、家族で街に買い物に行く時はバスやタクシーに乗れるのが目当てで、
太陽にほえろや
大都会PARTⅢとか
西部警察はカーアクション・シーンの時だけ目を輝かせ、国産車は現行車種なら殆ど言い当てられるようなフリークぶり。
この時は叔母の家族と一緒に行ったと記憶してますが、一度だけ
ヘリコプターのアトラクションに乗っただけで、あとはひたすらゴーカート・オンリーでした。
この画像を見る限りではコーナー進入の姿勢やクリッピングポイントの取り方はベストのように見えるのでスローイン・ファーストアウトやアウト・イン・アウトのライン取りは自然と身に付いてたんだろうか。
この時代のゴーカートって最高速が30km/hだったと思いますが、その後周囲にSLの遊具が設置されコースが縮小し、さらに規制が入ったとかでMAX20km/h以下になり面白味がスポイルされてしまったのが残念。
まあ、
昨年34年の歴史に終止符を打ったディズニーランドのカートが最高速15km/hで、中二の修学旅行で開園間もない頃に乗ったら「ふざけんな!」って怒ったくらい弩つまらなかった覚えがあるから、浅虫のゴーカートはレベルが高かったんだと思います。
一緒に行った従妹たちもオイラのような
カーキチ(毎度お馴染み死語の世界)によく付き合ってくれたもんですわ。
因みに、従妹のうち妹の方は現在普通に主婦やってますが、姉の方は
ハーレーダビットソン乗りになってます。
そう言えばココにゴーカートがあるって最初に教えてくれたのはこの姐御だったような・・・。
何気に師匠だったのか!
このキディランドは冬になると積雪のため休止となりましたが、シーズンオフ一ヶ月前くらいになると入園料がタダになるので友人たちと何度か大挙して遊びに行ってましたが、もう免許を取得してたのでゴーカートへの執着心は消えてました。
その後は1999年に閉園となり、翌年の2000年に経営体制が変わって
ワンダーランドASAMUSHIとして復活。
しかし2005年に再び閉園。
その後、青森県の本格遊園地は全て廃業。
キディランドの跡地は遊具が撤去された後、再利用されることもなく、残された売店や食堂などの建物が静かに佇んでます。
その奥には食堂や土産物屋さんの通りがあり、一番奥には水族館がありました。
水族館が新築移転した後も頑張って営業してるようですが、昔ほどの盛況ぶりは見られないとか。
ココでも叔母に
430セドリックHTのプラモデルを買ってもらったっけ。
あれからもう少しで40年が経つんだ。
さすがに"あっと言う間"ではないけど、その時間は過ぎてしまったって事には変わりないんだよね。
なんて考え込みながら、その足でもう一ヶ所寄り道。
古書・思い出の歴史
いつの間にか市内に大好きなタイプの古本屋さんが開店してました。
古本屋さん?てな感じもするのですが、よく見てみると「なんでこんな物が?」な掘り出し物も置いてるので面白いです。
今回見つけたのは550cc時代
スズキ・エブリィのカタログ。
オイラが
初代ホンダZに乗ってた時代、叔父貴が叔母のために買ったクルマがコレで、時々借りてました。
フリーホイールハブが手動で、
サンバーに次ぐ
エクストラ・ローの装備車だったか。
エアコンこそ当時の常でオプションでしたが、中間グレード以上はリヤヒーターが標準装備でリヤゲートの電磁ロックも画期的でした。
会計の後、店主さんと雑談になったのですが、ネット社会になって昔ながらの古本屋は殆ど実店舗を閉めてヤフオクとかに出品するのが普通になったなどリサイクル業の実態談義に。
ネットだと大方は探してるものしか目につきませんが、店舗の場合は思わぬお宝に巡り会えたりするから数倍面白いんだけどねー。
そりゃともかく、
「寒くないですか?」
店主さんもオフロード・モデルに乗ってるそうですが、とても今の時期は単車に乗れないとの事。
今年
スキーウェアとしてデビューさせたライディングジャケットに防風ネックウォーマー&ツーリングパンツで割とヌクヌクしながら風を切ってましたが、気温一桁でライドしてるオイラは傍から見りゃ異常ですわな。
そんなわけで単車談義にも花が咲いたのですが、
キッチリ
お店のブログにアップされてたという・・・(爆)
なんかエブリィのカタログを小銭で買っただけだったのに随分と楽しいひと時を過ごさせてもらいました。
刺激のある娯楽じゃなくてもチョットした間でイイ時間は過ごせるんだよな。
そうだよ。
6年前に当ガレージで暮らしてた
ライフも
ジョグも、そして
ヴィヴィオも去って行ってしまったし、例の事情で生活形態もガラリと変わってしまったけど、あさむしキディランドでゴーカートに夢中になってたころ夢見てた運転免許を今は持ってて毎日のように公道を走ってるし、中学生の時から憧れて最初に買ったホンダZを失いながらも四半世紀ぶりに再所有して乗ってるし、十分に恵まれてるじゃないか。
なあ。
オイラが無くしたものなんて本当に大事な故郷や愛する人を奪われた方々から見たら微々たるもんだよ。
だから今の時間を大事にしなきゃと思う。
ただ、
Keiに何かが起こり、
ジムニーが来ちゃって少々動揺してるオイラがそんな事を言っても説得力がありませんが・・・。
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懐古話 | 日記
Posted at
2017/03/10 23:48:41