走り出したくて、
うずうずしてくるような快晴の3日目。

今日は、大分県の院内、安心院(あじむ)、湯布院方面の
山裾を巡ってみようと思っている。
なんで、”院”が多く地名についているのだろう。
税を納める倉に由来、建立された寺からの由来、など諸説あるようだ。
神社仏閣に関係しているのは間違いないようだが、
それぞれに違った由来があり、共通性がない?ことが面白い。

ホテルのバイキングをいただくロビーにはテレビが設えてあり、
初詣で人々溢れかえる神社が映し出されている。
同様に、大きな神社の麓が家で三ヶ日は歩行者道路となり、
家から出るにも一苦労の我が家だが、ここは別天地のよう。
交通量はまばらで、人々の姿もまだ少ない。
「これは今日も、走り放題だぞっ!」と
小さくガッツポーズする。
立体駐車場収納で姿を見ることがなかった、我がB3 3.3。

そそくさと荷物を積み込み、2日間で馴染んだホテルを後にする。
街の喧騒がまったくない市内を抜け、

角度を東南と定め、保持できるマイペースを走っていく。
こころ安らぐ風景と出会えば、そこで落ち着いて(笑)、
ALPINAに付いた旅のホコリを軽く落とす。
凛とした空気の中、

山へ、

川へ。
「行き止まりには絶景あり」(笑)。

旅は無駄を楽しむことなのだから(頷)。
思えば、小学校ではまっすぐ帰ったためしがなかったなあ(笑)。
「あっ!また壊してからっ!」
と物を分解して良く怒られてもいたなあ・・。
仕事も遊びも「三つ子の魂百まで」に通ずるなあ(笑)。
旅にはそう!
自分と向き合える時間があるのだ(自然に限るが・・笑)!

「ああ、たのしからずや(笑)」

道は広狭を繰り返し、東南へと繋がっている。

ナビも、地図も”この先狭いよ!”と、言っている・・・。
過去に何度も怖い思いをした・・・らしい(汗、わたしは超楽しい・・小声)
かあちゃん(嫁)も「狭いと?」」と言っている。
「いや、道やけん、大丈夫やろ」
と、
「ALPINAがここ通るのは何台目やろう?」
と、
聞く耳持たず(笑)。
「おっ!」
「おおっ!」

B3の車幅は174cm。
谷方向へと轍が向かっている場所もあり、
ガードレールもない自由な(表現まちがい)道が続いていた(汗)。
いっぱいいっぱいで且つ、ぬかるんでいる。
そして・・・

ピンチのあとにチャンスあり!(違)
「おい!ほらっ!すげええ絶景でんがな!」
「ほんとやね!」
「こんないい場所ないよ」
「ここで肉焼けば最高やろねえ」
「こんなとこ、クルマなんて来んやろうし」
「ブーーーーー」(←軽トラが通る音)
「なんか付いとうよ?」
「ん?」

「体いっぱいに付いとうけど・・・」
「なんでやろ(笑)」
ピンチのあとのチャンス(違)を存分に楽しんだら、麓へ。
正月3日は快晴なり。
麓に広がる里山の風景を楽しみながら、
冒険心を煽る看板も探しつつ(笑)走る。

集会場のような施設に立ち寄ると、ここは凄まじいほどの”蛍”
の乱舞が有名な場所らしい。
そのポスターが貼ってあったが、それは壮観な眺めだろう、
と予感させるものであった。
昼に近い。
ここはやはりこの景色、ピクニックでしょう!

食材を仕入れ、

「道の駅いんない」では、肉厚ですっごくうまそうな「シイタケ」を発見。
帰っての醤油&バターのホイル焼きに思いを馳せる。
運動公園を見つけた。

ひとっこひとりいない。
シーーンとしている。
しすぎている(汗)。

偏りがちな栄養を、カットしてある野菜を買ってきて補う。
コンビニで買った醤油ボトルは一向に減らず(笑)。
のんびりおにぎりを頬張っていると、凧揚げをしにきた家族。
ちょっと賑やかに(笑)。
ちょっと肌寒いが、日光がここちよく車内は汗ばむほど。

ところどころでは、クーラーをつける有様な1月3日であった(笑)。
このあたりを通る度に気になっていた場所へ。

個人の方が建立された五重塔らしく、
京都の醍醐寺をモデルに製作された本格木造建造物で、
そらのあおとの対比が見事、いっとき見入ってしまった。

「あっ!滝あるよ!滝っ!看板あった!」
「好きやもんねえ、滝」
「いこう!滝!」

なぜか滝マニアなかあちゃんの意向で滝へ。
ここもヒトケなし。
「そういえば見に行くのに止まらんもんねえ(滝)」
「なんか凄い落差らしいけん、凄いかもよ」
「そうなんやろかねえ・・・」
「そこまで・・・言うほど・・・・おうっ!」

「福貴野の滝 落差65m」
「凄っ!」
「いやこれは本当に凄いっ!」
「なんか近くに一番大きい滝、あるみたいよ~」
「そう・・・(行く気だな)」

予想外の大迫力に、もうひとつ滝を目指そうとする2人であった(笑)。
一路まず、湯布院へと絶景を見に。

すすきがピカピカと輝いているようで。
ここも大好きな場所のひとつだ。

すすきの道を何度か立ち止まり、
眺めてなにかを感えては、また走りだす。
荘厳な景色を堪能したら「道の駅玖珠」で折り返し。

「西椎屋の滝」

「落差86m」
ちょっと樹木の陰となっているのが惜しい。
落下場所へと行きたいところだが、それも通行止め。
迫力は断然「福貴野の滝」だろう。
むき出しの岩盤から流れる滝は、迫力があり、落下地点も良く見えた。
日が落ちてきた道を、日田の方面へ向かう為、戻る。

何度も通る道ではあるが、狭いうえに、

濡れていて、

暗い(汗)。
日田で日田焼きそばでも食べて帰ろうとしたが、
帰省のラッシュが始まっており、食事のできそうな場所は
すべて満車(涙)。
それは、福岡に帰るまで続いた。
結局うちで肉厚ジューシーしいたけ祭りの開催となり、
結果オーライか(笑)。
いやはや、正月のツーリングの楽しいこと楽しいこと(笑)。
「こりゃ、来年も企画せねば!」
と、強く思った次第であった。
満足満足(笑)。

Posted at 2017/01/12 15:00:09 | |
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