宮崎県と鹿児島県を二分する霧島連山を仰ぎ見つつR1号線を駆け下ると、

硫黄谷温泉、丸尾温泉、そして霧島温泉郷へと続く223号へ進む。
「道の駅 霧島」

併設する「霧島神話の里公園」から・・・

見えた!
うっすらと姿を垣間見ることができた「桜島」に気分も高揚する。
そして初めての参拝となる「霧島神宮」

坂本竜馬とお龍の新婚旅行の地としても名高い。

絢爛たる装飾に極彩色に彩られた社殿は室内にも及び目を奪われる。
「西の日光」とも言われ参拝者も多い。
広い境内を歩き回り汗だくになったので、Tシャツを着替えようとゴソゴソする・・・
も、「忘れとるやん・・」。
長袖のシャツを着る訳にもいかず、B3のエアコンを全開にして汗を拭う。
汗も引いて気分良く走っていくと、そこは懐かしい風景が広がり
のんびりと走る軽トラも良い味を醸している。

きっと地元のじいちゃんだろう。
40km/hのペースに合わせ、のんびりと風景を楽しむ。

「道の駅 ゆ~ぱるのじり」
そろそろ腹も減ってきた。

やはり南国、フルーツが多彩で安価だ。

「ナイス&フレッシュさとう」でも買い物。
さて、どこで食べよう・・・
必殺!脇道気の向くまま作戦!・・・
今まで必ず極細な道に迷い込み、立ち往生してきた必殺技だ!(汗)
また3度ほど極細道をUターンするハメに・・・。

よし!だーれもいない杉木立の木陰でキマリ!(←ここまで2時間)
「プシュッ!」
今回は・・・・

肉を・・・

焼いて・・・

焼いて・・・

自然を感じながら食べたかったのである!
の~んびりと誰もいない。
木陰には微風が吹き、見渡せばパステルのとうもろこし畑や、
ビタミンがたっぷり詰まっていそうな葉色の茶畑。
ゆっくりと時間をかけ、肉を焼き、野菜を齧る。
食べきれないので、ちょっと手間をかけ地鶏は醤油で煮込み、夜のおつまみに。
大満足の昼食を済ませ、太陽の照りつける市街地へと進む。

オンボードでB3の水温を出し、35度前後の日射の中での調子を見ながら走る。
ちょっと低速走行で詰まると、水温はすぐ100度を超える。
すいすいと走れると、画像のように95度前後をうろうろしている。
水温&油温と、比較的高い値を平均して示すALPINA B3。
こういう設定なのだろうが、どちらもすぐに100度を越すので体に悪い(汗)。
ヘッドカバーのカバー(笑)、ラジエター周りのフタ、ボンネットの淵ゴム、などを外し、
ちょっと固めのオイルとフルードに交換、と、簡単にできる対策は施してあり5度ほどは違う感じだ。
これ以上となると、クーラントを冷えるものへと交換かな、と思っている。
さ~て、晩飯はカツオ食うべ~、と勇んで海沿いを散策する。
な・・なんか迫力の低音が聞こえるゾ・・・
お魚市場風のお店には、「時化(シケ)の為、品数ありません」の文字(涙)。
目ぼしい鮮魚はもう無くなっていて、「あ!台風の影響や!」と思い出す始末。
海を見る。
あの低音は、波の音だった。

岸壁に当たって砕ける波しぶきで、辺りは霧がでているよう。
海水なので、からだに纏わり付く。
ムワッとする湿気があり、足早にこの場を離れた。
早くホテルに着きそうだったので、もう一回海を見ようと砂浜のありそうなほうへ。
「ぐわっっ!!」
鉄棒くらいの黒い枝が落ちてんなあ・・・
なんて思っていたら、でっかい2mほどはあるアオダイショウだった。
ボールパイソンや、ニシキヘビ、カメレオン、果てはフクロウなんて飼っていたので、
まったく恐怖はないが、思ってもいないと驚いた。
立派なアオダイショウだったなあ。
辺りはやはり霞んでいるが、不快な湿度は感じない。

木々が打ち寄せられ、砂は洗われ、一幅の風景画を見るようだ。自然は素晴らしい。
いいねえ・・

いいね・・・お!!
やべっ!
ファインダー越しには緊張感がなく、「美しいなあ」なぁーんて思っていたが、
広角レンズは波の速さが測れない。
ウチは歩いて行けるほど海が近く、小さい頃から慣れ親しんでいるので勘が働き助かった。
危うくびしょ濡れになるとこだった(汗)。
思う存分自然の美しさを堪能したら、

晩飯の食材とビールを3リッターほど買って、

警察署の真ん前、良い立地(笑)のホテルに到着。

「はあ~テレビやぁ~」(家ではもう、7~8年はテレビを見ていない)
さざえさん、まだやってんだ、「ノリスケおじさん」だったか、懐かしいねえ。
しかし、漫画もバラエティも興味がなくなっているので、
ニュースとネイチャー的ドキュメントを見る。
明日からはやはり、台風の影響で天候は下り坂のようだ。
今日はもったいないほどの快晴だった。
明日からは、嫌いではまったくない情緒を感じ取れる雨。
おまけにB3に付いた塩気も洗い流してくれるだろう。
強風の影響には神経を使っておかないといけないなと思う。
いや待て・・・
ノリスケではなかったか・・。
4本目のビールを注ぎながら朧気に思った。
1日目走行427km
2日目へつづく