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2021年01月16日 イイね!

SMGユニット熱対策

2016年の購入から5年が経過したE46M3。名機S54と適度なボディサイズの組み合わせはいつ乗っても楽しく、全く飽きることがありません。そんなE46M3ですがSMG2だけは数少ないアキレス腱として広く認知されているところです。最悪エンジン始動不可となってしまう場合もあるSMGのトラブルには可能な限りの予防策を施しておきたいところ。それにはリレーやセンサー類などシステム構成部品の定期的な交換に加え、エンジンからの高温にさらされて劣化してしまうことが多い油圧ポンプの熱対処が最も重要な予防策の一つと言えるでしょう。今回、大規模整備に合わせてSMGユニットの熱対策を実施したのですが、各種熱対策について以下に簡単にまとめてみました。

* * *

SMGユニットに対する熱対策は主に3つあります。(1)ユニットそのものを冷却する(2)セーフモードをカットする(3)ユニットへの放熱を遮断する、です。

(1)ユニットそのものを冷却する
ユニット本体を冷却してやるというのは最も単純かつ明快な予防策です。上手にダクトを取り回してユニットに風を送ることができれば効果の高いやり方です。ただし、海外サイトなどで実際の様子を確認してみると2-inchでもダクトの取り回しが非常にタイトで整備性が悪くなることに加え、渋滞にハマったときなどの対策としてはほぼ効果が見込めないのがネックとなります。

(2)セーフモードをカットする
某ショップなどでSMG熱対策として行われている方法です。SMGは温度が一定以上上昇するとセーフモードに入り、ギアシフトができなくなってしまいます。そこで温度センサーと制御ユニット間の配線に700-800Ω前後の抵抗を噛ましてセンサーからの温度をごまかし、セーフモードに入らないようにするというものです。ダクトを引く方法に比べると短時間で簡単かつ安価に施工できるのがメリットですが、ユニットを冷却するわけではないので根本的な解決にはなっておらず、強制的に動作を続けさせることでかえってユニット本体に致命的なダメージを与えてしまう恐れがあります。

(3)ユニットへの放熱を遮断する
上記2つの方法に比べて手間と時間と費用もかかりますが、街乗り時に一番有効と思われるのがこの方法です。SMGユニットはサージタンク下エンジン真横に設置されており、エンジンからの放熱をモロに受けています。これをバルクヘッド寄り助手席側(左ハンドルの場合)の空きスペース内にまるごと移設してしまうことでユニットへの放熱をかなり遮断することができます。ブラケットを製作してハーネスやオイルラインを延長し、SMGフルードのサブタンクも移設する必要がありますが、ユニット周りの温度を最大で40度近く抑制することができます。予想されるデメリットとしてはオイルラインを延長した上でユニットが縦置きになるのでSMGの反応が若干ダルくなってしまう、費用と手間がかかることなどが挙げられます。

今回、大規模整備で3番目の手法による熱対策を実施しました。まだ熱対策の有効性が確認できるような季節ではありませんが、これまでのところ移設に伴う大きなトラブルもありません。



移設の図です。Burkhart社製のブラケット(Bのロゴが掘られています)やハーネスを使用してガタつきなどもなくきれいにインストールされています。手前に見える四角いケースはSMGフルードのサブタンクです。今回は容量の大きな社外のアルミ製のものを使用しています。奥に見える円筒形のものが垂直に縦置きされたSMGユニットです。本来は水平方向に設置されているので、この配置だと油圧のかかり方が心配にはなりますが油圧モーターがイカれてしまった場合でも容易に交換できるメリットがあります。(つづく)
Posted at 2021/01/16 15:21:15 | コメント(3) | トラックバック(0) | メンテ / モディファイ | クルマ
2020年06月03日 イイね!

アイバッハ・スタビライザー

またまた2年ぶりのブログは「 Eibach Sway bars for E46 M3 」お譲りします、のおしらせです。

フロントが2段階調整式の29ミリ、リアは固定式で25ミリ。アイバッハ・ジャパンの希望小売価格は 88,000 円(税抜)、になります。希望譲渡価格は送料別途で 30,000 円、です。写真のものが全てになり、発送は元箱に入れてヤマト便着払いの予定です。よろしくお願いします。



※ 神経質な方・新品品質をお求めの方・ショップのようなサポートが必要な方はご遠慮ください。
Posted at 2020/06/05 14:12:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | Bon 商会 | クルマ
2017年05月24日 イイね!

Quick Rack

クイックラックを購入してみました。クイックラックと言ってもそのような商品が有るわけではなく、BMW他車種のステアリングラックを流用して、標準ではややダルい46M3のステアリングをちょっとクイックな感じにしてみようというわけです。

まず、E46M3にそのまま流用可能なステアリングラックとしては以下にある三車種が主なものとなります。

 車種

 パーツ品番

 ギア比

 E46 M3 (Normal)

 32132229397

 15.4:1

 M3 CSL/ZCP

 32132282642

 14.5:1

 E85 Z4M Roadstar

 32137836844

 13.7:1

 E86 Z4M Coupe

 32107838794

 12.8:1



ギア比が15.4のM3標準ラックではrock to rockが3.2回転ですが、例えばそれを13.7のZ4Mロードスター用に交換すると2.8回転、クーペ用なら2.6回転とかなりクイックになります。これらは新品購入も可能ですが、試しにロードスター用の在庫が有ったアメリカの問屋に聞いたら「社長、ウチは1,800ドルで出させてもらってますわ」という返事だったので、eBayさんでお世話になることにしましたw 都合の良いことにオレゴンの業者から走行約11.4万キロの2007年式ロードスターから取り外したラックが出品されております。


出品者の注意書きに右のタイロッド(PN 32106774221)が少し曲がってるよとありましたが、タイロッドは流用しませんから関係ありません。タイロッド以外は状態良好のようです。取り外し車両の距離が伸びているのが気にはなりますが、アメリカで使われていたクルマなんでほぼ真っすぐしか走っていないハズと勝手に決めつけて納得w ま、念のため出品者評価を確認するとネガティブがゼロと評判のよろしい業者さんのようです。というわけでポチリとさせていただき落札。Paypal経由での支払いはFedexの送料等含め約7.6万円でした(Fedexの場合、国内消費税は後日来ます)。エコノミー便なので到着まで2週間近くかかりましたが、GW明けに無事配送されました。


今回は中古の純正品を入手しましたが、OEM品を取り扱っている業者もありました。在庫が右ハンドル用のものしかなかった&業者が若干怪しかった、ので購入は見送りましたが、チャレンジ精神旺盛な方はこの手の「怪しいもの」にトライしてみるのもひょっとすると大当たりが出て楽しいかもしれません。取り付けのインプレッションはまた後日。

Posted at 2017/05/24 15:30:24 | コメント(1) | トラックバック(0) | メンテ / モディファイ | クルマ
2017年03月03日 イイね!

ブレーキアップグレード(実践編)

新品を使用してのキャリパーアップグレードは予想外にもコスパが悪いことが判明しました。そこでキャリパーを程度の良い中古に切り替えて検討してみることにします。キャリパー以外のブラケットやホースにパッド、これらはさすがに中古の流通もほぼ無いので新品を用意するとしてその費用が約11万円。ポルシェキャリパーはeBayあたりでゴロゴロ転がってますが、配送料がかさむことや何かあったときのことを考えるとやはり信頼(笑)のヤフオクで調達することにしてみます。

さっそくヤフオクをウロウロしてるとなんとも都合の良いことに996系911カレラから取り外したブレーキ一式、つまりキャリパーとローターはモチロンのこと、パッドやセンサー・ブレーキシューに各種ショートパーツまるっとひっくるめて驚愕の5万円という出品を発見したので迷わず即買い。数日後、関西方面から発送されたそれはご丁寧に一つ一つのパーツごとに綺麗に梱包されてなぜかBBSの箱に入って届きました(配送時に運送屋のにーちゃんが「重いっすねぇ!あ、ポルシェのパーツなんですね!」とヨメに口を滑らせたので若干のトラブルが生じましたが・・・)。


さっそくキャリパーを油汚れマジックリン(緑)で洗浄してみましたが、99年式911から取り外されたというそれはパッドの残量もピストンシールの状態も申し分なく、オーバーホールせずにそのまま使用可能なグッドコンディション。ただし、46M3に装着するのにキャリパーにデカデカと貼られたポルシェのロゴはいかがなものかということで丸文字ブレンボのロゴを入れて赤く塗装し直すことに。ネットで塗装屋さんを検索してみると最安値がキャリパー4個で5.4万円ですが、ここはコストカットの鬼となって色々知り合いに声をかけてみた所、とある方面から脅威の金額でご提示いただき、無事に赤い丸文字ブレンボキャリパーに変身。磨き屋のオヤジに分けてもらったコーティング剤をぬりぬりして完成でございます。


あとはいつもの神様がいらっしゃるこちらにお願いをして新品で用意したブラケットとパッド(エンドレスMX72)・メッシュホース・パッドセンサーと共に取り付けをしてもらいました。めでたしめでたし。あ、肝心のコストですが、こちらもめでたく工賃等含めた総額で25万以下と当初の目論見通りの金額で納めることが出来ました。

で、最後に肝心のインプレッションですが、アタリ付けがまだ終わっていないので、先達のアツいインプレッションをご覧ください(会員登録がいるかもしれません)。




Posted at 2017/03/03 15:36:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | つぶやき | クルマ
2017年03月02日 イイね!

ブレーキアップグレード(妄想編)

E46M3のブレーキには前後それぞれ325x28mmと328x20mmのドリルドローターにフローティング式キャリパーが組み合わされ、1,560kgの車体を100km/hから35mの距離で静止できる性能が与えられています。このブレーキシステム、実際のところ、その効きやペダルタッチは何の不満を覚えるものでもなく、少なくとも街乗りメインのシロートには十二分以上の性能を持っています。

そうはいっても、そのそっけない地味すぎる佇まいに「もう少しなんとかお願いできないか」と感じておられるユーザーさんも多いことと思います。最近のF系になってMモデルもようやく対抗ピストンを採用するようになりましたが、2世代前のE46にも派手すぎない程度のフィクスドキャリパーブレーキシステムをさり気なくシレっと奢ってやりたい、と思う今日このごろであります。

ブレーキを手っ取り早くアップグレードするには、モチロン、AP RacingやBrembo、Alcon、PFCにSTOPTECHといったメーカー系キットを装着すればよいわけですが、これらは例えばAPのフォーミュラキットだと前後セットの国内定価は消費税込で約120万円。アルコンは約123万円でポピュラーなブレンボGTキットの小さい方(355ローターに4ポット)でも相場は前後合わせて75万以上となかなかのお値段。値段もさながらビジュアル的にもいかにも「どうすかコレ」的なドヤ顔システムに成ってしまいます。

もともと性能に不満はない、ローターはドリルドで見た目良し、地味なキャリパーをさり気なくお化粧したいとなれば、多くの人がたどり着くであろう結論は「ローターは純正のままキャリパーだけアップグレードすればいいんじゃね?」というもの。そこで、前置きがグダグダ長くなりましたが、じゃあキャリパーアップグレードってコスト的にどうなの?というお話です(※1)。

フロントのキャリパーアップグレードでよく用いられるのはBMW Performanceの6ポットやポルシェ996カレラ/986ボクスターSの4ポットなどです(※2)。他にマイナーなものとしてアストンマーチンDB9の4ポットやE92M3の360mmローターが必要になりますがランボのガヤルド8ポット(すべてブレンボ製)があります。一方、リアはざっと見回してみてもポルシェ996キャリパーくらいしか適合するものがないようです(※3)。そこで今回、まずはフロントにBMW Performance 6ポットとリアにポルシェ4ポットを組み合わせた場合の費用をざっくりと計算してみます。


6ポットは海外(今回はアメリカ)から引っ張ると左右セットで840ドルくらい。ポルシェキャリパーは980ドル。これにテキトーなスポーツパッドを組み合わせて送料込みで見積もりをとってみたところ、おおよそ2400ドルという数字が出てまいりました。簡単にドル110円とすると26.4万円。配送時に消費税が来ますがそれはとりあえず考えないことにします。

次にキャリパーを取り付けるための変換アダプターといいますか専用のブラケットとホースをイギリスとドイツから引っ張ります。これが送料ひっくるめて約8万円。合わせてパーツ代がざっくり35万。これに工賃をプラスすればとりあえずキャリパーアップグレードが完成します。が、BMW Performanceとポルシェのキャリパーでは色が違うのでポルシェキャリパーをPerformanceキャリパーに合わせて塗装しないとイケません。近所の板金屋に聞いたら5万くらいかな、ということでしたので塗装代を追加して合計が40万に工賃と消費税、さらに多少の余裕を持たせて予算を組むとすると47-8万以下で、みたいな感じになりますね。結構高いですw

48万というのは正規のメーカー系ブレーキキット定価の半額以下ではありますが、要するにフロントのみをGTキットにした場合なんかと変わらないわけです。さらに言えば、ブレンボのクラブレーシングキット(フロントのみ)も買えちゃいますし、APなら個人輸入でフォーミュラキット前後セットで買えてしまう金額。モチロン、ストップテックも小さいやつ(355ローターに4ポット)なら買えます。

これでは若干コスパが悪すぎるので、フロントをポルシェキャリパーにして再計算してみます。キャリパーの値段はPerformance 6potよりもポルシェの4ポットのほうが高いんですが、ポルシェキャリパーは新品であればイエロー・シルバー・ブラック・レッドの純正4色を選べます。塗装代が浮くことになるのとショートパーツ類の関係で結果的には6万ほど安くなります。つまり41-2万くらい。うーん、これでもまだ高いw いうてもキャリパーのみのアップグレードなので、できれば25万円以下に抑えたいところです(長くなってきたので続きます)。


※1 AP Racingのフォーミュラキットのようにリアキャリパーのみを交換するものもありますが、ここでは他車種の純正キャリパーを流用する=安価に仕上げるタイプのアップグレードについて述べることにします。
※2 品番が986xxxになる素のボクスター用キャリパーはペケです。使えません。
※3 素の996以外にも996GT3キャリパーとE92M3用350mmローターの加工したものを組み合わせるアラワザもあるそうです。
Posted at 2017/03/02 14:57:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | つぶやき | クルマ

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