2014年08月01日
さて、ギロンブログが、
意外と好評だったので、
クルマネタをとりあげてみましょう。
お題「軽規格を考えてみる」
こういう政治的なネタを考える場合、
①マクロな視点で考える
②グローバルな視点で考える
のをお勧めします。
①マクロな視点で考える
「税金高くなるからイヤ」
「オレは排気量3Lの愛車に高い税金払ってるのに」
っていう、ケツの穴の小さい発想はひとまず封印し、
そもそも、クルマの税制はどうあるべきか考えてみましょう。
ワタシの知識は乏しいので、
ボケがあれば、優しく突っ込んでください(笑)
そもそも、なぜクルマに税金をかけるのか、考えてみると、
道路整備費用などを受益者から徴収する
環境負荷に対して税負担を課す
財産の取得、保有に課税する
とかいくつかの理由があり、
その配分方法の考え方には、上記以外に、
業務用とか、生活に必須なモノへの課税は優遇する、
贅沢品には多めに課税する、
さらに、
クルマ産業振興、
エコカー促進、
みたいな考え方もあり、
取得、燃料、重量、排気量に対して課税する、
適切に優遇・加重税制を設ける
っていう考え方になっております。たぶん。
②グローバルな視点で考える
日本のクルマ生産台数は世界の1割強、
国内販売台数はその半分くらい。
日本の輸出品目のうちクルマは首位、総額の15%を占めます。
自動車産業を振興すると、得するのはトヨタや日産とか、
自動車メーカーだけ、ズルいやんけ、とか、
どーせ海外移転して日本で作らなくなるんだろ、
とか思うかもしれませんが、
自動車メーカーの利益率って意外と低くて、
部品、素材メーカーや販売業者も恩恵を得る、
富士山のごとく裾野の広い産業構造になってるんですね~
なので、裾野も含めて日本の自動車産業が栄えるってのは、
日本の未来にとって重要なのです。
で、ワタシ的には、
「日本のクルマメーカーのグローバル競争力を高める」
という長期的な視点が重要だと思うのですが、
これが激しく欠けてるのでは、
と思うのです・・・
続きは明日。
ギロンを楽しむのがブログの趣旨なので、
反論コメントも歓迎いたします。
Posted at 2014/08/01 22:00:12 | |
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クルマ話 | クルマ
2014年07月28日
昔々その昔、Carviewには
2chみたいな感じで、
匿名で書き込める掲示板がありました。
今のみんカラ、当時の10倍以上楽しんでますが、
唯一、その頃あって、
今のみんカラに無いものを挙げるとすれば、
「その意見、違うんじゃねぇ」「自分はこう思う」
っていう議論なのです。
トヨタやレクサスに乗ってる方には申し訳ないのですが、
以下、単なるディベートの題材と思って許してください。
かつて日本のハリアーとほぼ同じクルマが、
海外でレクサスブランドで売られてた頃、
掲示板には、レクサスマークに換装したハリアーを徹底的にコケにするスレがありました。
皆さんの意見は、
「偽レクサスはカッコわりい、アホじゃね」が大半
「持ち主の勝手でしょ」
「そんな事をギロンするお前らアホ」という正論が一部、
「レクサス化は犯罪」というトンチンカンな意見も少数。
ワタシは全く興味ないんで、実はどーでもいいんですが、
かつて流行った、正解の無いテーマをディベートすることで、
自分を知り、深く考えることを学ぶマイケル・サンデルの授業、
皆さん覚えてますでしょうか。
お題が「レクサス化」なら、
「なぜレクサス化は非難されるのに、『ポルシェターボルック』『なんちゃってAMG』は他のポルシェ・ベンツオーナーに受け入れられているのか」
「かつてはスペシャルエンジンを与えられたBMWのみに与えられたMマークが、足回りとエクステリアだけ換えた車に与えられるのはM乗りとしてどうよ」
みたいな答えのない議論から、
「同じクルマに、片や鳥マーク、片やレクサスマークを付けて差別化する商法ってどうよ」
「アナタ方の怒りは、トヨタ車にレクサスマークを付けるオーナーではなく、同じ商品をブランドで差別化しようとする、トヨタ商法に向かうべきなのではないのか」
みたいなオチを導くことや、
「そもそもキミらレクサス乗りじゃないのに、何をそんなに怒ってるんだ?」
と、レクサス化をコケにするヒト達の深層心理に突っ込むことも可能なのです。
まあ、賛同した人はいませんでしたが(笑)
そんな感じなので、今でも他人のブログに、
ついつい主の意に反するコメント書いて、
ブラックリスト入りしたり激高されたり、
少なくとも二人のみんカラ重鎮に嫌われておりますが(爆)
そもそも自然科学とは、自分自身の、もしくは他人からの、
「それ違うんじゃね」という反論に鍛えられることによって、
否定できない強い理論を作っていくものなのです。
が、「オレ様のブログにケチつける権利はないっ!」ってのも、
みんカラの規約上正論なので、
コメント削除したりブラックリストに入れる、
ブログ主の権利は尊重いたします。
たれ蔵ブログは「それ違うんじゃね」という平和で建設的な意見はウェルカムですので、
気兼ねなく書き込み下さい。
ブログが荒れると、悪意の有無にかかわらず、
カービュー様に問答無用でID抹消されるかもしれないので、
荒れる気配を察知したら、管理者権限で抹消しますがご了承ください。
Posted at 2014/07/28 22:23:22 | |
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クルマ話 | 日記
2014年07月14日
脱法ドラッグで痛ましい事故が起こってます。
規制をどうする、とかは置いといて、
ちょっぴり構造を変えた、って事は、
人体にどう影響するか、よくわかりません、って事なんですが、
よくもまあ、そんなモノ飲めますね。おお怖っ。
薬、健康食品、酒、
我々がフツーに摂取するものは、
①大昔から食べてて安心なもの
②効果と副作用が十分わかってるもの
③大して毒にも薬にもならないもの
に分類されると思います。
①は、必ずしも安全では無かったりもしますが、
なんとなく安心です。
②は薬ですね。
病気を治すとか、人体に影響するって事は、
裏を返せば毒にもなり得るって事なので、
動物実験や臨床試験が繰り返され、
比較的安全なものを除いて、お医者さんの処方箋が必要です。
健康食品の類は、だいたい③じゃないでしょうか。
たいていは天然物由来で①に該当しつつ、
恣意的に選ばれた、効果を示唆する断片的情報を用いて宣伝されます。
もし人体に悪影響があったら大変な事になりますが、
逆に効果無くても、違法な宣伝さえしなければ大きな問題にはなりません。
で、なぜオカルトチューンかというと、
クルマの場合も、意図せぬ事が起こると大きな損害が発生し、人命にもかかわります。
さっきの食べ物に例えると、ちょっと違いますが、
①メーカーお墨付きの純正仕様とか、純正メーカーオプションは安心ですね。
問題あったら大リコールですので、イヤと言うほど信頼性評価されてます。
②足回り固めるとかターボユニットつけるとか、
検証はあまりされてませんが、素人でもメリット、デメリットが容易に想像つきます。
③は、アレですよ、例えば、もし、
「物質が活性化」されて、「フリクションロスが低減」したら、
制動距離が伸びて、ぶつかってしまうかもしれません。
ダンパーは減衰値が低下し、ネジは振動で緩みやすくなるはずです(笑)
ネオジウム磁石で「燃料分子結合体が磁力で細かく」なるなら、
より強い磁力を浴びるMRI診断を受けたら、
酸素の吸収能力が上がって血液中の酸素濃度が上がったりして、
ぶっ倒れそうです(怖)
HDDやCPUに貼ったら、ベンチマークが1%くらい向上しそうなもんですが、
なぜか正確に測れるモノに限って効かないようです(爆)
中には効果あるものが混じってる可能性は否定しませんが、
この手の商品は、素人が
「正確な効果を測れない」用途に限定し、
「理論上、悪さをしない」という観点で、
「お役所やクルマメーカーに見逃してもらえる程度」に、
企画されているように思われます。
また、本家のウェブサイトには、ほとんど情報無かったりして、
わけわからん事を書いてるのは、末端の売り子だったりして、
売り子にリスクをとらせる商法が確立されているようです。
ちなみに、ディーラーオプションも、
「効果あるかどうか」よりも「本体に悪影響しないか」
という観点の方が重視されてるように思われます。
あ、肝心な事を忘れてた、
オカルトグッズには、実は隠れた絶大な効果があるのです。
レーシングカーとか、つけてるでしょ?ね?
プロスポーツ選手も、つけてるでしょ?ね?

*内容に問題がありましたら、
コメント、掲示板もしくはメッセージを頂ければ訂正いたします。
Posted at 2014/07/14 23:04:01 | |
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