ヘッドライト本体交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
E46用のほぼ新品の純正ハロゲンへッドライト本体をメルカリで安く入手できました。ヘッドライトレンズもそろそろ黄ばんできたので、交換することにしました。
私は本体からレンズをいったん外して食器用洗剤で洗ってから取り付けました。
その際に気付いたことですが、レンズだけを交換したい場合でも、いったんヘッドライト本体を外してから作業した方が確実です。
というのは、レンズがヘッドライト本体に噛み合う周囲の爪がかなり渋く、ヘッドライト下側の爪(写真の丸で囲んだ3つ)が、目視しながら手で嵌めないと、噛み合わないままになる可能性があるからです。特にレンズ周囲の防水ガスケット(本体側に埋め込まれている)がまだ新しい場合はガスケットの弾力でレンズが前方に押し出されるので、なおさら渋いです。
爪を目視しながらパチンと音がして爪が嵌ったことを確認するのが確実です。
2
取り外しです。
ヘッドライト下の塗装されたモール/トリムの下には、写真のように養生テープを貼らないと、ヘッドライトを引き出す際にバンパー上の塗装に引っ掻き傷を作る可能性が高いです。というか必ず傷になります。
ヘッドライト下の塗装されたモール/トリムは、先に外さずに、ヘッドライト本体とともに引き出した方が、爪を折るリスクが減ります。キドニーグリル側の爪が特に割れやすいので。キドニーグリル側の爪が刺さる先はヘッドライト本体です。
ただ、モールの外側(フェンダー側)の爪は先にマイナスドライバーなどで押し込んで外さないと、ヘッドライトを引き出せません。ヘッドライトを引き出してからモールをヘッドライトから外すことができます。
モールの外側(フェンダー側)の爪にアクセスするには、写真のように先にコーナーランプを外します。
コーナーランプは、上側にある楕円形の穴からプラスドライバーを差し込んで外します。
3
ヘッドライト本体を外す際に外す必要のあるボルトは、片側につき4つあります。全てM8です。
4
ボルトの脱着に必要な工具についてです。
4つのボルトのうち、2枚目の写真で丸で囲んだ、狭い隙間から下に覗き込むと見えるボルトが、とても厄介です。他の3本は全く問題ないのですが。
このボルトへのアクセスのためには、まず、最低15cm、できれば20cmのエクステンションバーが必要です。隙間がかなり狭いので、できれば1/4インチ用の細いやつがいいでしょう。
そして、マグネット付き、かつ、低頭ヘッドのボルトでもマグネットが届く浅いタイプ、かつスプリング付きのソケット(写真のようなタイプ)を使わないと、かなりの確率でボルトを下に落とします。落とさないように片手で受けるのも、スペース的に厳しいです。
下に落とすと、最悪はバンパーを外して回収する羽目になります。
上記のソケットはMacToolsやSnap-onから出ています。
このソケットは、先日、塩尻のプロの店で使わせて頂いたもので、便利さに感心したのですが、今回は買わずに臨んだので、結局かなり苦労しました。外す際は無事でしたが、付ける際はなんともならなかったので、M8ソケットにボルトを紙テープで固定して対処しました。
次にレンズを交換するときのために、写真のソケットをポチりました (^_^;)
このソケットがあれば次回はかなり楽にできると思います。
5
ボルトなどを中に落とした場合の回収についてです。
ヘッドライト片側につき4つあるM8ボルトのうち、3枚目の写真の上側2つと下側2つでは、ネジの形が違います。
下側2つ(ネジピッチが狭い方)は何故かRealOEMにも載っておらず、品番が不明です。なので、落としたら何としても回収する必要があります。何としてもです。
安いものでいいので、マグネットツールとマジックハンドツール(正しい名称か分かりませんが)があると、ボルトや、コーナーランプをヘッドライト本体に留めるためのビスのプラスチックの筒を下に落としても、かなりの確率で回収できます。
写真のマグネットツールは、アストロプロダクツのフレキシブルマグネットピックアップツール MP347です。
下にボルトを落としたら、いっそのことヘッドライト全体を外してしまうと、目視できる範囲が広がるので、結局は早道です。
落としたボルトが目視できなくても、車体下からプラスチックカバーを手で叩くと、ボルトが跳ねて音がするので、位置はほぼ特定できます。音がする辺りにマグネットツールを差し向けて動かすと、マグネットにボルトが吸い付きます。
もしマグネットが使えない物を落としたら、マジックハンドの出番ですw
6
さて、取り付けです。
ヘッドライトを取り付ける前に、全てのコネクタにサンハヤトの接点洗浄剤をスプレーしておきました。
樹脂への攻撃性については、「ほとんどの樹脂を侵さず」となっているので、まあ大丈夫でしょう。多分。(^_^;)
取り付けの順序としては、先にヘッドライト本体を車体に取り付た上で、次にコーナーランプを取り付けると同時にコネクタを差し込むという順序になります。
というのは、もしコーナーランプを先にヘッドライト本体に取り付けてしまい、一体として車体に取り付けると、スペース的に、後からはコーナーランプのコネクタを差し込めないはずだからです。
ヘッドライト本体を車体に挿入した後の注意点としては、3枚目の写真の下側2つのボルトの相手側は板クリップなので、クリップとヘッドライト側の穴が前後にズレているとボルトが入って行きません。ズレている場合はクリップの位置を微調整します。
次にコーナーランプを車体に取り付ける際には、写真のように位置決めのための噛み合う凹凸が2箇所あるので、噛み合わせながら車体に押し込みます。フェンダー側にも位置決めの突起が一つあります(写真上側の丸で囲んだ突起)。
位置決めの凹凸同士か噛み合わないままコーナーランプを強引に押し込むと、コーナーランプの尖った部分(ヘッドライトに接する部分)が割れたりしますので、丁寧に慎重に。
私は一度割ったことがあります(^_^;)
コツとしては、コーナーランプのフロント側をヘッドライト側に押し付けながら挿入すると上手く入ることが多いです。
結局、コーナーランプは、取り外すのは最初、取り付けるのは最後、ということになります。
7
交換後は点灯テストを行います。私は色んな点でハロゲンが好きです。
私はいったん装着したものの、コーナーランプのコネクターを付け忘れていて、見たことのない球切れ警告灯が出ました (^_^;) やり直して完了です。
紫外線によるレンズ劣化防止のため、プレクサスを吹いておきました。
ヘッドライトが綺麗になるだけで、やはり車全体の印象がかなり変わりますね。かなり見違えます。
後日、テスター屋に行って光軸の微調整をしてきます。次の車検(令和6年8月)からはロービームの光軸が検査されますからね。
光軸の検査では、レンズが黄ばんでいたりすると(光量不足で?)不合格になる可能性があるようですね。E46はレンズ単体を交換できるので、その点の不安はありません。
8
新しいヘッドライト内部前方の板状の部分は無塗装の黒ですが、外したヘッドライト(2枚目の写真)はシルバーでした。こんな違いもあるんですね。
あと気付いたのは、取り外したバルブブラケットを見ると、ロービーム用とハイビーム用ではコネクタ内部の形が違ってました。ちゃんとしてますね。
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