コ・ドラ(ナビ)が読んでる暗号みたいなやつ、よっぽど興味の
ある人じゃないと、何だかわかりませんよね。
で、よく勘違いされるのが、コーナーの大きさ。
一般道やサーキットでは、コーナーの大きさを半径(R)mで示し
ますが、ラリーに使うペースノートでは使いません。
切り返しの必要な鋭角から、ストレートまでの間を何段階かに分
けて、それを数値や言葉で示しています。
この数値や言葉は、国により人により様々ですが、上の図の区分
けが、おそらく日本ではポピュラーな形だと思います。
この数字に、左右の向きを加えて、ひとつの基本形として読みます。
ステアリングにマークしたものは、レキでゆっくりグリップ走行した
場合、コーナーでステアリングを最も切ったときに、頂点にきた数値
が、そのコーナーの向きと大きさになると言うあんばいになってます。
日本では、コーナーの向きを先に読む方が多いかと思いますが、
国際的には数値が先ってのがポピュラー。
また或いは、数字の大きさが全く逆の場合もあります。
それから、一時代前のWRCでは、数値ではなく言葉を使うものが
多く見られましたね。
数字と同じ事を言葉にしているだけのことですが、こんな感じです。
Hairpin<Bad<Kay<Medium<Easy<Flat
中間は、プラス/マイナスをこれに付けます。
このようなルールに沿って作ったものは、絶対値のノートになります。
一方では昔流行ったのが、相対値のノート。
絶対値上の3のコーナーでも、実走行の上では、そのコーナーの
前後関係や走り手など様々な条件によって、曲がり易さは変わって
くるので、それらを加味した感覚的な数値を付けていくと言う方法。
この時代のノートでは、「全開」なんて言葉も出てきて、お茶目です。
この手のノートは、他人から拝借すると危険です。
R7 < 200
このブログ・タイトルですが、「右7・オープン・200」と読みます。
右向き7の大きさで出口に向かって緩くなるコーナー、そこを抜け
ると次のコーナーまで200mの直線がある、と言う意味です。
これが何を示すかというと、林道を走る国内ラリーでは、滅多に
お目に掛かれない、超高速セクションと言うことなのです。
林道の直線で、優に全開5速入ります。
ドライバー的には、肝試し、ゲロゲロって感じ。(笑)
気合いの見せどころですね~♪
普通走る林道は、コーナーの大きさが3から4位が中心です。
なので、あるとき出会った某林道の、5から6中心のノートには、
本当にしびれました。
この時ほど、ペースノートの有り難みを真から感じたことはないし、
この道はノート無しでは走れないとも思いましたし、同時にきちんと
ノートに従って走る超高速ダウンヒルの気持ち良さは、本当に忘れ
られない格別なものでした。
7のコーナリングのシビアさは・・・ん~~病気♪(* ̄∇ ̄*)o〇O
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Posted at
2006/10/17 16:33:55