←ビキニコンテストの文字が
妙に目立つジャケだ (^^;
近頃、魔女城のゴミ捨て当番、兼ナビゲーター、兼スノボ仲間で
ある友達が、D1グランプリのDVDにハマってるって言うんだ。
あいつの性格を一言で言うと、お気楽脳天気ミーハー物欲大魔王。
つまりあいつがハマるってことは、かなりエンタメ度高しってこと。
言われてみれば、実は私D1グランプリを見たことがないと気付く。
自分的には、ドリフトレースと言う認識しか無いのだった。。。
大昔、ラリー車レースなるものがあったんだ。
文字通りラリー車によるレースで、テレビで見ると、当時全くの
ドシロウトだった私の目にも、ドリフトしまくりのレースは、実に
面白いと思ったものだった。
けど、いつの間にかそれは無くなっていた。
後に聞いた話では、結局のところサーキットレースでは無駄な
ドリフトなどしない方が速いから、そのうちドリフトをしなくなって
普通のレースと化し、つまらなくなり、消滅したらしいと。
その後1980年代後半、筑波サーキットで行われていたストック
カーレース、これが面白おかしかった。
アメリカのレースを意識したもので、まだオーバルの無かった時代
なもんだから、筑波のショートコースを使って(本コースをショート
カットして使ってた)なぜか逆回りでやっていたんだ。
参加車両は、セドリック、ルーチェ、ローレルなど、およそレース
とはかけ離れたオヤジセダンに、本場不良米人によるヤンキー
チームは本国で走ってるような、派手なアメ車を持ち込んでいて
華やかだった。
で、図体のでかいローレルが、ずもぉーっと派手なドリフトしてる
わけで、すっげー面白いの。
まっとうなレースをやっている子たちには、当時の感覚からしたら
邪道なレースで不評だったけど、ラリー屋的には結構ウケてた。
でもこれも時と共に、勝つ為にドリフトが見られなくなってチョン。
てなわけで、現代のドリフトレースはどうなっているのか、少々疑問
には思っていたんだ。
ほんで数年前のアルペンラリー、入賞者記者会見会場で、大昔
からの知人である鈴木学君にバッタリ。
彼がセブンでレースやってた頃から知ってるんだけど、彼がその
今話題のD1グランプリに関わってるってのは、全然知らなかった。
そんでその時「モータースポーツは見せて面白くなきゃダメだ」と、
彼は熱く語っていたんだよね。
まぁそこは共感できるけど、ラリーに対する彼の見方にはちょっと
疑問もあったので、それはその場で終わったんだけど。。。
先程たまたまTVのチャンネルを変えていたら、噂のD1グラン
プリをやっていたんで、はじめて見てみたんだ。
舞台はラスベガスですと。
おぉ~、びっくり!
輸出されてるわ、なんとラスベガスだってぇ。
スタジアムのナイトゲーム。
ハイパワーマシーンの高速ドリフトは、とても気持ち良さげ。
一対一のドリフト合戦。
こりゃやってる方は、かなり楽しいだろうね。
見た目も非常によろしい。
成る程、普通のサーキットレースとは違うんだね。
コンテスト的なものだったんだ。
要は、ドリコンの延長上に生まれたものか、と理解する。
正直ルールはわからんけど。
でも、単純な速いモン勝ちではないから、だから続くわけだ。
また、「おぉーっ」と言ってる間に、目の前で全てが行われ決着の
付くところが、簡単スピーディーでイイ。
いかにもアメリカ人が好きなパターンだ。
アメリカでドリフトブームになったのは、正にこれだったのか。
エンターテイメントの本場でウケるだけのものはある。
スノボのフリースタイル競技みたいな部類だね。
知識なんか無くても単純に見て楽しめる・・これが人気の秘訣か。
学君は、ラリーにこの要素を入れたいと考えていたんだ。
けど、単純に速さを競うものと、コンテスト的なものの上手い融合
ってのは、なかなか難しいんだよね。
現に、見せて激しく面白いゲームの祭典X-Gamesで、今年から
導入された四輪モータースポーツは、普通にラリーだった。
個人的には長年望んでいたことなんだけど、現実目にしてみれば、
X-Gamesらしくないなって感じた。
X-Gamesでやるんなら、D1グランプリの方がよっぽど相応しいね。
で、Drift-X(勝手に命名)でも、やっぱりトラビス・パストラーナが
勝つんだわ、きっとね。(;^。^A