とりあえず。リアブレーキキャリパーの分解にチャレンジしてみました。
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
『いつかOHの練習をしてみよう!!』と、2年位前についうっかり。たしか¥1.000-位で中古パーツ屋さんで買って来た、NA8についていたらしい・・・リヤのキャリパーです。
左右セット、割とキレイ目な見た目で格安のためついうっかり購入してしまったものです。
・・・そしてしばらく放置。
そのまま使えそうな感じもするのですが、状態も不明。今年は『小さく何かにチャレンジしていこう』と娘となんとなくぼんやりと目標を立てた手前、なんだかそろそろヤレそうな気がしてきたので、思いつきでまずは分解してみることにしました。
正解の作業手順も分からぬまま、諸先輩型の情報をネットで確認しながら『2年越しの正月休みの勢い』のみでの分解スタートとなりました・・・。
2
とりあえず、キャリパーのシリンダー側とマウンティング側を【黄色〇】のゴムカバーの下のボルトを緩めて分離してみました。
スライド部分の固着はなく無事クリアです。
続いて、アジャスターボルトの所のフタになっている【赤○】ボルトを外してみました。
想定外に固く固着しており、車から外した状態であったため力がかけづらく、プラハンで一発叩いて外してみました。
こちらにM10の銅ワッシャーが入っているということは、ある程度こちらにフルードが回ってくるということなのでしょうか・・・。
そう言えば、わたしのロードスターのサイドブレーキ調整をした際に謎の液体がこちらに染み出てきていたような・・・。
・・・妙に嫌な予感が。微妙に僅かに減っているように見えるフルードはパッドの減りだと思い込んでいたのですが・・・。
3
フタを開けて中を覗くと、
『アジャストギヤの六角穴【黄色〇】がボロボロ!?・・・』かと思いきや、グリスがてんこ盛りについていただけでした・・・(笑)。
そのままアジャストギアの頭に六角レンチを差し込みグリングリン回しているとピストンがニョキニョキでてきました。
アジャスターボルトが回り切った位置でピストンを手で軽く引っ張りながら、ダストブーツをめくるとピストンは抜けてきました。
ピストンも比較的良い状態です。
・・・おそらく、今わたしのくるまについているキャリパーよりもかなり状態は良さそうです・・・・・・・。
4
写真はシリンダー奥のスピンドルを保持しているスナップリングです。
分解を始めた状態でネットを確認すると、ここが難儀な箇所で普通のスナップリングプライヤーでは外せないという情報が・・・。
わたしの手持ちの普通のスナップリングプライヤーではスピンドルに干渉してしまい挟みこめず、処分特価で購入しておいた大きめサイズのスナップリングプライヤーもそのまま使用することが出来ず、諦めかけましたが、よく見るとこちらの大きいスナップリングプライヤーではリングにまで爪は到達しているのですが、爪の径が太すぎることと、プライヤーを閉じた際に爪と爪との軸間に隙間がありすぎて締め切らず挟みこめない状態でありました。購入以来使用歴もないプライヤーだったので、その場の勢いで組ヤスリで適当に削ってあたりを調整して、爪にも引っ掛かりの凹みをつけてみました。
リングを外しやすそうな位置まで回し、妻におでこ付近から照明を当ててもらいながら、穴と爪のはまりをしっかりと目視確認しながら作業することでこちらもクリアすることができました。
5
最後にスピンドルを引き抜き、サイドブレーキのオペレーティング部分を外しました。こちらのオペレーティングの動き自体には問題はありませんでしたが、ここのシールに亀裂があり、シールが固着してボロボロになっておりました。
軸が錆びて固着していなかったのでこちらも安心しました。
とりあえず全部分解ができて良かったです。
6
分解途中・・・。シリンダー奥のスピンドルを保持しているスナップリングが外れなかったら分解を諦めようと思っていましたが、外すことができて良かったです。
ルポのドライブシャフトのブーツをを交換した際にも、あらかじめ代替の破格の中古のドライブシャフトを用意し、そちらのブーツを交換してからassyでの交換に望んだのですが、今回の件も、あらかじめ外した状態のキャリパーを用意することで時間的にも気持ち的にも余裕ができた状態で作業に臨むことが出来た結果となりました。
何よりキャリパー自体の状態も比較的良さそうなことも確認できたので、シールキットを購入して、この先OH&ついでのパッド交換にチャレンジしてみようかと思います。
娘のように『お年玉』という臨時収入があればすぐに行動に移れるのですが・・・。
まずは予算の工面をし、洗浄からぼちぼちと進めて行こうと思います。
今年も【新年のくるまいじり】がロードスターと迎えられて幸せです~。
22年落ちで運命的に出会い、今年で27歳を迎えたうちのロードスター。
気が付けばいつの間にか、わたしの車歴史上一番長いつきあいとなりました。
ただの『車』という存在ではなく、わたしにも、家族にも『くるま』を越えた特別な『存在』になったロードスター。
これからもロードスターが健康で、わたし自身も少しづつメンテナンスにチャレンジして、出来ることの幅を広げつつ、この先も出来る限り一緒に居られたらと願うばかりです。
[PR]Yahoo!ショッピング
[PR]Yahoo!オークション
関連整備ピックアップ
関連リンク