フォークリフト技能講習行ってみた(実技編)

　さて、学科から3日空いて土曜日。実技の日でございます。

　今期受講者のうち大特持ち短縮は14名、本日は7人ずつ2班に分かれての受講です。私と一緒だったのは自衛隊上がりらしいキャタピラ限定大特のお兄さん、既に実務で転がしてる感満々のお兄さん2名、トラクター限定で大特持ってるからと短縮受講した新婚の二トン乗りさん、終始何もしゃべらない覇気のない若い子、消防士さん？らしき年上のおじさま。この内後半3名はフォーク未経験or30年以上乗ってないということで、とりあえず自分がぼっち素人じゃないことにちょっとホッとしたり(^_^;)

　受講コースは屋内（記事ヘッダ写真のがそのまんま、受講した学校のHPより引用のそれです）、車両はユニキャリアのバッテリー1.5トン。教官いわく「ちっこくてATで動き出しも素直なシンプルマシンなので難易度は極めて低い」とのことなれど、それってその分操作中・操作外で覚えること多いんじゃねーの？と思ったらこれが大当たりでした('A`)

　何せ短縮受講コースですんで、実技6コマしかない時限のうち1コマ目は機材・コース説明、2コマ目が取りあえず乗って荷揚げ・降ろしなしの方向転換のみ。ここまでが基礎説明で、あとは全部本コースでのOJT。
　受験者ゼッケン順に代わる代わる乗って、ポイント指摘されつつやりこむ訳ですが、何せ想定踏破タイム限界6分半のコースを素人が乗るわけで、一コマ60分につき一人一回乗れればいい方。なので自身の試技だけでなく人の分も見て手順やコツを読み取るしかありません。


　操作としては後輪操舵と、ステア最大でほぼ真横まで尻を振れるという構造に慣れてしまえば走行ライン取りは何とかなるんですが、とにかく法定の手順、とりわけ安全確認の多いこと多いこと。

　例えば乗り込みから発進まででも「乗車前に車両前・後の確認、輪留め外してピラーとシートの取っ手つかんで乗車(ほかのトコつかんだら減点）、シート合わせとベルト装着、サイドブレーキの作動・前後進切り替えレバーニュートラル・リフト昇降レバーニュートラル・リフトティルトレバーニュートラル・バッテリー残量の5項目指差し呼称確認、接地してるフォークを少し上げてからティルト後方一杯、ブレーキ踏みながらレバー前進に切り替えてサイドブレーキ解除、右前後左前後と前方の5か所の指差し呼称確認」とこれだけあるわけで…

　その他にも、停車してのリフト操作時には必ずニュートラルとサイドブレーキ施行、前進後進いずれも発進時には前方・後方の指差し呼称確認と、とかく慣れるまで煩雑な各操作の合間に入るこれらの確認ルーティンの多さで、次にやることをついつい忘れて皆軽くパニクる羽目に。

　それでも一部の人を除いて何とか試験時にはまともにまわせるようになるんだから学校ってのは凄い所です。私もどうにか減点2（荷下ろし時に台の枠内中心部に載せきれていない…ドンピシャのみ減点なしなのでほぼ不可避）のみで通せた模様。


　ということで、「労働安全衛生法による技能講習修了証」というやつを無事ゲットいたしました。ハードモードの短縮でも未経験オジサンが取れる代物ですので、普通免許で4日間・31コマ講習の方ならごく普通に取れると思われます。お暇ならあなたも是非（何だよ）

　さて、あとは来週の危険物試験を終えればひとまず転職のタネ獲得はひとまずおしまい。がんばんべー。