三菱ギャランフォルティススポーツバックラリーアート、
先ほど中古車屋から受け取ってきました。
（やっぱ車名長い…何かいい略称ないかな）
とりあえずそのまま市内と港湾近辺、
40キロ程慣らしてきたので『ゴルフ5と比べての所感』を
いくつか書いてみようかと思います。
文才がない分綺麗に纏らず、車名に負けず長々と放談するので、
興味ない方はまるっとスルーしといてください(；´∀｀)
特に一部文中でこの車種、ひいては三菱に
パッと見で文句ばっか言ってる様に見える部分があります。
（最終的にはちゃんと纏めてますけど)
ニワカ野郎の批判や悪口は一つも許さない、と言う性質の方は
速やかにブラウザバックしてください。
素人が素直に自己満足の感想言ってるだけですので。
【エンジン】
一言で言えば「クルーズ向けとしてしっかり練られてる｣感じ。
ゴルフのBWA(AXX)も今回のと4B11に似た、下から立ち上がって
中回転でトルクのフラットバンドが出る出力曲線なんですが、
あっちがホットハッチのキャラもあって結構ノイジー且つ
雰囲気的(あくまで雰囲気(笑))にトルクバンドの先で上で
もう一伸びする感じがあったのに対して、
こちらは低中回転の立ち上がりとトルク一定に集中し
あくまで4000より下の街乗り実用域で実力を出し切る感があります。
その先決して回らないって訳ではないんですが、
味として真ん中重視をより強調した味付け、とでも言えばいいのかな。
タイミングチェーンなのにゴルフのより静かだし、
(設計が)新しいエンジンだなーって気がします。
ゴルフ比で+100kg超、しかも二駆→四駆で単純に考えて
タイヤ一本あたりの蹴りだし力は半減するにも拘らず
スルスルと前に出るし、踏み足せばいい追加速するし。
(タービンは違うけど)ランエボにだって載ってるエンジンなんだから
きっと回そうと思えば回るセットにも出来るであろう所を、
あえて静粛性と実用域のレスポンスにはっきり振ってある。
中～重量級セダン・ハッチを動かす心臓としては
正常進化しているんじゃないかと思います。
【ミッション】
今回の乗換えで一番気になってた(やりたかった)のがこれ、
VW内製(ボルグワーナー)とゲトラグフォード、2社のDCT比較。
ぶっちゃけ、ファーストインプレッションから言うと三菱SST,
残念ながら「モノは悪くないのにモード毎の味付けを
判りやすくし過ぎてるが故に、変なアラが目立ってる」気がします。
素のまま普通に乗るならVW-DSGの方に軍配が上がっちゃいそうな気配。
まず、ノーマルモードは低回転でシフトアップしていって燃費重視。
そのシフトマッピングは判りますが、変速ショックを嫌う人を恐れたのか
各シフトチェンジ時のタメというか、半クラっぽい緩さを感じる時間が
VWのそれより長いんですよね。CVTみたいなヌルヌルした動きというか。
なので、せっかくダイレクト感が売りのDCTなのにも関わらず、
よくトルコンATの人がCVTになったときに感じやすい
「オートマが壊れて滑ってる感」みたいなのが強くなってる気がします。
慣れちゃえばどうって事ないですし、街中では確かに楽ですが
この味付なら普通にトルコンでよかったじゃんと言われかねない感じ。
じゃぁ、ノーマルモードに文句あんならスポーツモードで
走りゃいいじゃんか、せっかくついてるんだし…と言われると、
これがまた曲者だったりします。
各ギア、トルクバンドを使い切って最低でも4000rpmぐらいで
シフトアップするって言うマッピング自体はいいんですが、
とにかくクラッチの繋ぎ方が乱暴。特に1⇔2速間と2⇔3速間。
奇数段・偶数段、どっち側からもショックが出てるし
上記以降のギアではさほどショックがあるという訳でもないので
個体差や故障でなく、こういうクラッチミートの
味付けなんだと思うんですけど…
ランエボXのSSTでよく故障やクラッチの異常磨耗といった
レビューを見かけますが、それってこの制御に
多々起因してるんじゃないのかなって気がします。
あっちにはこちらのスポーツよりもっとハードなモード
（≒さらにダイレクトなクラッチワークや
ローンチコントロール)もある訳ですし。
しかもこのスポーツモード、シフトアップはそんなノリなのに
速度低下時に自動でブリップ→シフトダウンはしないっていう…
正直、初見で見る限り雰囲気だけのモードって気がしちゃってます。
で、ここまで散々文句言いましたけど。
「ンだよ、んじゃテメェは結局VW信者か」とか思われたくないので
手元に在る物を最大限楽しむべく、ユーザー側で出来る
妥協策を求め試行錯誤してみたらあっさり解決。
『SST制御マップはノーマルのままで、マニュアルモードで運用』。コレ。
こうすると、VWの時とほぼ同じぐらいの半クラ時間で
ショックを感じることもなく、綺麗に上げ下げ出来ました。
つまり、私見ですが普段はだらりと滑らかノーマル・ATで乗って、
キビキビしたけりゃそのままパドルでMTモード移行が正解かなと。
今後の学習なんかで多少変わってくるのかもしれませんが、とりあえず
スポーツモードでのAT運用は暫く封印しちゃっていいかと思ってます。
…多分機械的欠点じゃなく、制御面での悪癖なんだろなぁ、これ。
エンジンの出力特性とミッションスケジュールがあってないというか…
ひょっとして、よりガチなスポーツであろうエボXの制御パターンを
そのまま持ってきた上で、一部機能を制限しただけだったりして？
純正後発や社外で別途、SSTの制御マップとか出てるなら
探して試してみたい所かも。
1/14追記：
このミッションへの不満に対しては
後日の日記にて
ある程度の解消を見てます。
結局の所、味付けと慣れですね、やっぱし(；´∀｀)
【インテリア】
プラスチッキーだ、と言う批評があったんですが、
乗ってみるに「イマドキの車ならこんなもんだろ」という印象。
リサイクル法が制定されてからこっち、国産も外車も
多かれ少なかれプラスチック増加の傾向ですので、
そこから来る安っぽさというのは余り感じません。
特にゴルフ5GTIからの乗り換えなもんで、あっちもシボ加工こそあれ
目に見える範囲は大抵プラでポリポリしてましたので、
似たようなもんだと思ってます '`,､('∀`) '`,､
コレで文句が出てるのはおそらく、プラがどうこうと言うよりも
質実剛健な三菱らしさが裏目ったというか…
機能的には必要十分を満たしてるのにさっぱりとした
エグみの少ないインテリアデザインであるが故に、
それが却って殺風景な印象を浮かべて、車両価格帯の割に
安っぽいような悪印象を感じうる、っていうんじゃないのかと。
私が思うに、車のキャラ的には違和感は少ないと思うんですけどね。
あ、でも一点だけはっきり文句言うなら、
サンバイザーのチープさと小ささだけは何とかしたい所。
軽自動車もかくや、と言うパフパフした薄っぺらさに加え
スラント気味の窓に似つかわず縦幅が狭いんで、
冬の西日には殆ど効果がありません…
同社他車種用で流用効きそうなデカイのを探したいなぁ。
【見切り】
Aピラー太いよ、死角があるよと聞いてた割に
乗ってみたらばそうでもありません。普通です。
「過去にコルトプラスで鍛えられたせいだろ」とか
言われたら何も言い返せませんけど、それ差し引いても
危機感を感じるほど視界が悪いって程ではないです。
それよりゴルフからの乗換えでなかなか馴染まないのが
後方オーバーハング、即ち尻の長さ。
外観でわかるとおり極端にスラントしたリア窓であるが故に、
バックミラーで見える窓開口部はゴルフとトントンなのに
窓の下端＝Cピラー終端≒車体のほぼ端っこだった
ハッチバックのゴルフの感覚でうっかり後退しちゃうと
実際はV36スカぐらいある尻をしたたかに打ちかねない訳で…。
かつてセダンも何台か転がしてますが、アレともまた違うんだよなぁ。
慣熟でどうにかなるのかもしれないけど、素直に補助として
バックカメラを導入しておいた方が無難そうです(；´Д｀)
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…とまぁ、とりあえずさしあたっての第一印象で
目ぼしかった物だけあげてみました。
足回りとか、エンジンのもうちょい詳しい感想なんかは
今後乗っていって判ってくるかなと。
とにかく、面白そうな車ではあるので
長く付き合っていこうと思います(´∀｀*)
長い車名の車納車と、長い小学生並みの感想文。 
三菱ギャランフォルティススポーツバックラリーアート、
オートサロンから帰宅後、荷降ろしの最終確認と
今日も今日とて、幕張付近に
