
※スバルHPより引用
こんばんは!
あぽろんです。
今日は、日頃から感じているVNHのスバルパフォーマンストランスミッション(SPT)についての感想を書いてみます。
※素人なりに、仕組みや動作について感じたことを話します。所詮素人なので苦手な方はスルーしてください。また、VNやVMを悪く言うように感じるかもしれませんが、私はレヴォーグが好きでスバルさんを尊敬しており、だからこそ、考察するのが好きです。
※あと、もしかしたら、私が感じたことをお伝えしたら、走り方や操作の仕方が変わって、もっともっとレヴォーグを好きになってもらえるかもしれないと思っています(笑)
ただ、当たっている部分があると思うので、エンジニアさんが見ていると嬉しいです。
言いたいことのまとめとしては
「そこじゃない!だから私はマニュアルモード。」
です。
「そこじゃない!」ポイントは、CVTそのものに関係ない部分です。なぜ、そう思ったのかを含めVNHに5000km乗って感じたCVTについてのお話を、「1.SPTにかかわる部分」と、「2.CVTに関係ない部分」に分けて整理してみます。
1.SPTにかかわる部分
VMG・VNH両方に長く乗って感じたことをいくつか視点でまとめてみます。
(1)ギヤ比の改善と低速でのギヤ比固定の加速
S#・Dレンジでの感想です。
SPTでは、CVTのプーリーの径を小さくして高いギヤ比を実現したことで、VMに比べてより低速で固定のギヤ比になります。
今までは、1速2500回転、20km?ぐらいまでは速度とエンジン音が一致しない、領域(CVT特有の滑っている感じ?)でしたが、SPTではより低速で、より早く、ギヤ比が固定になり、速度の上昇と、エンジン音の高鳴りが一致します。
Iモードでは、一切のショックなく同乗者に優しく滑らかに加速し、やる気のS#ではより有段ATに近づいたように思います。好き!
(2)加速時の変速速度
I・Dレンジについては、VMのIと変わりません。また、S・Dレンジは、多少変速が速くなったかな、という感じです。
肝は、S#モード・Dレンジです。
スバルさんはDCTにも勝る変速速度を目指して頑張ってくださったようです。S#の時だけですが、わかりやすく変速ショックあるほど、パン、と変わります。
確かに変速が速い!なんか、機械感がしていいです。これも好き!
ただ、ショックがあるという事は、CVTや駆動系にもダメージがいくのではないかと心配です。この後2.に書きますが、改善すべきだったのはここじゃないんじゃないかなと思う次第です。
(4)減速時の変速速度
I・SのDレンジについては、あまりVMのI・Sと変わりません。基本的にブレーキか、パドルで速度を制御します。
S#・Dレンジについてです。
大きく変わっています。減速時のシフトダウンスピードは相当上がりました。一瞬で反応する、といっても過言ではありません。
カーブ手前などでブレーキを踏むと、ギヤを上げてくれます。そのタイミングはかなり人間の感覚に近く、さらにブリッピングによるスムーズな変速も実現してくれますので、気持ちよくカーブに入っていけます。好き!
(VMGでは、自分でブリッピングしてましたからw楽になりました)
上記は、6543からのシフトダウンの時です。
3速低回転からの2速、2速から1速への変速速度は遅く、VMと変わりません。
シフトアップ・ダウンのスピードが上がったことは、エンジニアさんたちの、残業規制との戦いの中での血のにじむ努力の結晶の一つなのでしょう。真摯でひたむきな技術者の皆さんには頭が上がりません。今後とも、頑張ってください。ありがとうございます。
2.CVTに関係ない部分
SPTでは、S#・Dレンジで、信号待ちなどからの加速時に、もう少し回したい!と思ってアクセルを踏み増したのに、3速、4速とシフトアップしてしてしまいます。
この変速制御は、信号待ちなどからの加速と、回転を上げてカーブを抜けている時とで異なるように感じています。
最も多用する、信号待ちなどから加速時、アクセルと関係なく、2800回転ほどで強制的にシフトアップされます。しかも、DCT(笑)ショック付き。これがどうも人間の思いを受け取っていない感じがします。嫌い!
回転を上げてカーブを抜けている時は、カーブの出口での加速時に高いエンジン回転数(4000回転ぐらい?)まで引っ張ってくれることがあります。ただ、アクセル開度に関係なくとっととシフトアップすることも結構あります。嫌い!
SPTでは、加速時の変速制御は「やる気モード」と「平常モード」があるようですが、よほどのワインディングでなければ「平常モード」と判断されているような気がします。特に、0km加速ではいくら踏んでも3速、4速と上がってしまい、つまらない。
もしかしたら、スポーツリニアトロニックのS#でも同様なのではないでしょうか。
私は、CVTが悪く言われるのは、人間のアクセル開度に緻密に寄り添った変速制御ができていないせいではないか、と感じています。
欧州車では、0km加速時に、ドライバーのもう少し2速で引っ張りたいという意図を、アクセルペダルの少しの踏み増しから受け取って、シフトアップせずにエンジンを回します。そして、もう変速してほしいなと、ほんの少しアクセルペダルを戻せば、シフトアップします。
これが、とても良いのです。右足だけで気持ちよく加速していく一体感があります。
これが
「そこじゃない!」ポイントです。CVTの問題ではなくてアクセルの開度に対する、変速制御の問題かなと思っています。
このため、楽しく走りたいときは、Dに任せず自分で変速すりゃいいわけで、
「だから、私はマニュアルモード!」というのが私の結論です。
まぁ、VMでもマニュアルモードで走っていましたので変わりません😆慣れれば、ハンドルを回していてもどっちがUPでどっちがDOWNかわかるようになります(笑)
欧州車からの乗り換えが多いレヴォーグ。試乗ではDレンジで試乗するわけです。ここを改善すると、レヴォーグの走りは完璧・・・に近いと思うのです。
いつも偉そうにスミマセン。お役に立てれば幸いです。
Posted at 2025/03/17 00:31:07 | |
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