2016年02月29日
信州松本に赴任し、丸4年が経とうとしていましたが、この度、異動になりました。
今度の行先は、東京西部の某支社。
松本では、自然を満喫し、ドライブ、グルメで楽しく過ごしているうちに、気が付いたらドルオタの世界にはまり込み・・・・・・色々な意味で、こんな身体にして、どうしてくれるの!?
という状況に陥ってしまっておりました。
新任地では、半年後くらいには家族と、今度こそ合流することになりそうで、呑気な単身赴任生活も、本当にあとわずかです。
とは言え、既に10月まで推し事の予定がはいっているし・・・・・・どうしましょ(笑)
信州も後半は殆んど観光もしないままで、もったいないことをしましたが、中々体験できない色々な経験ができ、景色を見、充実した日々を過ごせました。
松本、ありがとう!
基本的に、東京都民になりますが、よくよく考えると・・・・・
推し事仲間人脈
東京の小中学時代の同級生人脈
仙台の中学時代の同級生人脈
仙台の高校時代の同級生人脈
大学(京都ですが)のゼミ人脈
大学のクラブ人脈
会社での同期人脈
会社でのこれまでお世話になった先輩・後輩人脈
が入り乱れて、なんだかわけがわからなくなりそうで、コワイです。
しかも・・・・・
推し事のイベントで、地方民だからと涙をのんだイベントが数知れず・・・・・・
ヤヴァイ!
ともあれ、松本界隈でお世話になった皆様、ありがとうございました!
これからも、宜しくお願い申し上げます♪
Posted at 2016/02/29 14:22:08 | |
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お仕事雑感 | 日記
2016年02月03日
ご無沙汰しております。
身内の恥、といいますか、自分の恥(だと思っております)を晒します。
本日2月3日節分の日は、母親の誕生日です。
今年で75歳になります。
24歳でワタシを出産。
健康な体に産んでくれて、何不自由なく育ててくれ、今の幸せの礎を築いてくれました。
本人は、牛乳・チーズなどは大の苦手で、その類は食べないにも関わらず、子どもが好きだからと、ワタシや妹のために、グラタンなどをいつも作ってくれていました。
節分の日生まれなので、「普通の誕生日だったら、鯛の尾頭付きだけど、誕生日が節分だから、小さい頃から出てくる料理は、恵方巻きとイワシの丸焼きだけだった」と言いながら、巻きずしとイワシの丸焼きを、節分の日に出してくれるのが、我が家の恒例行事でした。
高校時代は、ワタシだけ仙台に残り、下宿生活を送りました。
随分、きままな下宿生でしたが、毎週日曜日の20時に自宅へ℡し、母親と話をするのが恒例行事となっていました。
親と離れて暮らすのが初めてでしたが、やはり、親のありがたみ、感謝の気持ちが、心に刻み込まれました。
高校卒業と同時に、自宅へ戻り、再び同居となりました。
とは言え、ワタシは大学を卒業してからは、いや、大学時代に愛妻と付き合い出してから、いや、大学入学してから、家には寝に帰るくらいで、殆んど家に寄りつかなくなり、就職~結婚。愛娘が生まれてから、しばらくは両親に随分お世話になったくらいで、連絡はなかなかとっておりませんでした。
みんカラを始めた2006年の2年ほど前に、父を亡くし、それ以来、大阪の実家で一人暮らし。
ワタシや愛妻・愛娘も、転勤であっちへ行ったり、こっちへ行ったりで、近くで住めたと言えば、滋賀県の近江八幡で3年、途中でワタシだけ単身赴任になったけど、神戸で6年。
今は、愛妻・愛娘が神奈川、ワタシが松本、と随分離れたところで生活しちゃっています。
便りがないのは元気な証拠(?)と、用事が無い限り、半年に一回ワタシの方から連絡するかしないか、の状態でした。
年寄の一人暮らし、ですが、地元の色々な役をやったり、それなりに忙しくしていて、ある意味、悠々自適な毎日を過ごしています。
特殊詐欺のニュースとか出ても、「私はそんなのには、ひっかからない」「これるものなら来てみやがれ!」「そんなのがかかってきたら、ひっかかった振りをして警察に突き出してやる!」と、いつも息巻いていました。
すみません。
前置きが長い(相変わらず)
それはたしか、2014年3月下旬、3連休前の金曜日の夜のことでした。
会社の年度替わりの日になって、翌週の月曜日から新体制。
ちょっと一息、まったりと会社の自席で座っていたところ、珍しく母親からメール(携帯)が届きました。
なにかな?と、何の気なしにそのメールを開いたところ
「どう考えても納得できない」
と、訳の分からんメール。
頭の中がクエスチョンマークだらけになって、母親に「なんのメール?」と℡したところ・・・・・
「え?風邪を引いた訳じゃないの?会社のお金に手を付けて困っているんじゃないの?」
と、訳の分からないことを口走っていました。
落ち着かせて話を訊いてみたところ
「○○○○だけど、とワタシを名乗る」男から自宅に℡があり、
・ 風邪を引いている
・ 携帯℡の番号が変わった
・ 実は会社のお金に手を付けてしまい、○○○万の穴をあけてしまい、それの穴埋めをすぐしないとクビになる。なんとかならないか?
と、数日に亘って、上記のようなことを言ってきて、最終的には
・ ○○○万の現金を、○○○宛に宅配便で至急送ってくれ
との依頼があったそうです。
で、慌てて、○○○万を用意して、言われた通りに宅配便で送ったそうです。
そして、宅配便で送って、安心して、冷静になって、なにかおかしい、と思って、ワタシにメールしたそうなんです。
何故か、電話が最初にあってから、ワタシ宛のメールが届かなかった、そうです。
愛娘にメールで、「パパは元気か?電話番号変わったか?」とメールしたそうですが、愛娘は普通に「元気みたいだよ、番号変わってないけど?」と答えたようですが、その時の母親の頭の中は混乱して、思考が働かなかったみたいです。
もう、随分前からお察しの通り、
特殊詐欺の、典型的な手口に引っかかってしまっていました。
で、ワタシが電話した瞬間に、それが判り、えらいこっちゃ!と。
ワタシからは、
① 宅配便を止める(宛先まで届けないようにする)よう手配すること
② 警察に通報すること
を指示、併せて、どこへ送ったのか、どの宅配業者に依頼したのか、伝票番号は何番か、を聞き出しました。
①についてですが、調べたところ
・ 宛先は、東京都渋谷区某所
・ モノは、現在輸送中となってしまい、トラックの中のため、止めることができない。
で、②の警察に、母親が足を運び、警察からもワタシに確認の℡が入りました。
これは特殊詐欺ですね、ということで、警察から宅配業者へ、モノはストップさせることを手配してもらいました。
ワタシも、警察が手配してもらう前に、宅配業者さんの配送センター(ネットで、荷物番号をもとに確認し、まず集積されるセンターが判明していた)へ、電話、しかし営業時間外のため不通、そのため当該センターへ、荷物番号を記した上で、配達を止めてもらえるよう、ファクスを数回送りました。
警察が、配送センターの責任者の方と連絡を取っていただき、無事にモノは配達されずに、センターで止めていただくことができました。
母親からの変なメールが来てから、1~2時間くらいの出来事でした。
で、その「モノ」ですが、本人が取りに行かないといけません。
大阪の実家から送ったのですが、送り先は東京だったので、東京某所の配送センターへ。
たまたま、なんですが、翌日は土曜日、しかも、ワタシは神奈川の自宅へ行く予定にしていた。
モノも、そこそこの金額でした(個人的には、へーそんなに持ってたんだ!とちょっとだけ驚きました)ので、その足で東京某所へ、母親、愛妻、ワタシ、の3人で引き取りに行くことにいたしました。
ある程度、目処がたって、落ち着いた時に心によぎったことは、
○ 一人暮らしの母親を、元気だからと安心しきって、ほったらかしにしていた自分を恥じ入ったこと。
○ あれだけしっかりしていて、心構えをもっていた、はずの母親でも、コロっと騙されてしまう、特殊詐欺の恐ろしさ
そして、
○ それなりの金額を自分のために、無条件で用立てて送ってしまった母親の親心
でした。
で、翌日、最寄りのJRの駅で、先に愛妻と合流していた母親と対面。
しょげて小さくなっていました。
しきりにワタシに謝ってきましたが、ワタシは怒る気にはなりませんでした。
むしろ、謝りたいのはワタシの方だと思っていましたし、怒る資格はないな、と思っていました。
あれだけひっかからないと豪語していたのに、あっさりと、絵にかいたような典型的な手口にひっかかった母親。
たぶん、ワタシが大変なことしてしまった!と慌てて、全てが吹っ飛んでしまい、まともな判断能力を失ってしまったんだな、と感じました。
それに、ちょっとびっくりする位の金額の現金を用立てていました。
ワタシのために、一生懸命してくれたんだな、とも感じていました。
なので、しょげている母親を見て、最初に口に出た言葉が、
「(間違っちゃったけど)親心、ありがとうございました」
でした。
とにかく、配送センターでモノは確保できているので、センターに3人で向かい、センターの責任者さんと、大きな会議室で面会、御礼を申し上げました。
そこでの話なんですが、配送センターに伺い、受付の方に名乗って、用件を伝えたところ、その日に引き取りに来る予定だったのが、うちを含めて2件あったそうです。
で、大きい方、小さい方で言うと、ウチは大きい方だったようです(大きい、と言われて喜んでいいのか?w)が、モノを持ってきていただき、母親に現物を確認させ、無事に返却、となりました。
あってはならないことなのですが、あってしまって初めて知ったのですが、受け渡し(返還)の瞬間、センター長さんから、母親にモノを手渡す姿を、証拠として写真で収められ、会社や警察に報告するそうです。
なんか、記念撮影のように、モノを挟んで責任者さんと母親が笑顔で手渡しするポーズをとっていて、安堵しながら、横で見ていて、なんだか、不思議な光景でした。なんだか、みんなで笑っちゃいました。
でも、それを必ずするそうです。
で、その後、無事に手許に戻ったとはいえ、それなりの現金、ビクビクしながら銀行ATMに飛び込み、母親の口座に入金し、ここで初めて心底安堵いたしました。
ただ、懲りたとはいえ、また何かあった時に簡単に用立てられてしまってはいけないので、ワタシがある程度管理できるように・・・・・ワタシの勤務先の貯蓄型のナントカカントカの一時払いナントカカントカとして、大半をお預かりすることといたしましたw
これが、2年以上前の話。
今は用心して、固定電話にかかってきた電話は、判るところ以外は出ないようにしていますし、変なDMなどにも反応しないようにしています。
何より、月に1回は、嫌味を含めて、ワタシから連絡をするようにしています。
「お元気ですか?ワタシは元気です。風邪をひいていないし、携帯電話番号も変えていません。会社のお金にも手を付けていません」
こんな感じで、母親の心の傷に、毎月塩を塗り込んで、再発防止に努めております。
今回の件で、気づいたことですが、
○ どこで調べるか判りませんが、それまでも何回か、実家の電話に、ワタシ宛の電話がかかってきたそうです。ワタシの本名が、読み方が色々あるのですが、間違った名前を言った相手に、母親は「いいえ、○○○○と読みますよ」と優しく教えてあげたり、「今は、○○○○に住んでいるからこちらにはいません」とか優しく答えていたそうです。
→ 今から思えば、そういうところで、情報を収集し、特殊詐欺軍団がシナリオを書いて、何回かに分けてだましてくるようです。何気ない℡にも、注意が必要です。
○ 親は、子どもが大変なことになった!と言えば、ちょっとやそっとの疑問も吹き飛んで、思っても見ない行動に出る危険性が高い、ということ。
→ 途中で、さすがにおかしいと思った母親が、「これ詐欺ちゃうんか?」と聞いたそうです。そうしたら、ワタシを装ったやつが「なんでそんなことを言うの?ボクは今大変なのに。とても悲しい」と答えて、あろうことか母親はそれを鵜呑みにしてしまったそうです。
今となっては、我が家の笑い話で済んでいますが、一歩間違うと、家族全員が心に大きな傷を負う、大変な出来事になっていた可能性も有りました。
ありがたい親心や真心に付け込んで、私欲をむさぼる特殊詐欺を行う輩、関係者全員、地獄へ落ちろ。
いや、今すぐ死んでしまえ!
というのが、正直な感想です。
自分の恥を含めて、ここでご披露したのは、配送センターでの出来事が、非常時だったけど、ちょっと印象的だったことと、このようなことが皆様のところで起きないように、自分なりの注意喚起を行いたいな、という思いを、母親の誕生日にかこつけて、ふと思い出して、したためてみた次第です。
Posted at 2016/02/03 20:17:06 | |
ひとり言 | 暮らし/家族