
金曜日の昼、週末の三連休はどこに行こうかと考えています。
再び長野の氷瀑でも良いけど連休効果の渋滞が気にかかります。ならば浅間山近辺はどうでしょう。雪景色もあり、氷瀑ではありませんが滝もあります。
などと悶々と悩んでいたとき、LINEからメッセージが……。
「雪遊び行く?」
といういことで、
みん友さんのジムニーで赤城山へ向かうことになりました。

まずは圏央道に乗った瞬間、大渋滞! これは参りました。

鶴ヶ島JCTで関越道に入りますが、こちらも大渋滞。いや、むしろ渋滞を作っているのは関越道の坂戸西IC付近です。さすが連休効果……。

あれほど動かなくなる程の大渋滞だったのに、坂戸西ICを過ぎると何事もなかったかのように流れ出します。
そしてジムニーは群馬県へ。彼方の空にはうっすらと雪化粧をした浅間山が見えます。

高崎JCT付近で再び渋滞。まったく動かなくなりました。そして私達の横をサイレンを鳴らしたレスキューと救急車が過ぎて行きます。となると、事故処理はこれからということになりますね……。
しかし、止まった場所が運良く分岐ギリギリのところ。このまま待っていてもどれだけ時間がかかるか分からないので、北関東道へ抜けることにします。

運と的確な判断によって渋滞を回避することに成功です。

一般道に出て赤城山を目指します。

途中、下調べで気になった場所があったので立ち寄ってみました。
道の駅 ぐりーんふらわー牧場・大胡にあるオランダ風車です。背景には青空と赤城の山々。まさに絶景です。

長居しては時間が勿体ないので先へ進みます。
県道4号を赤城山方面へ進むと、山の中腹あたりから道路に残雪が見られ始めました。道路以外はしっかりと雪が積もっています。これは期待できそうですね!

そして大沼(おの)に到着。
やはり暖冬の影響で完全凍結にはならなかったようです。ワカサギ釣りも中止になったとか。

大沼を過ぎるといよいよ小沼(この)へと向かう道路になります。こちらの道は気温や日照が違うのか、それとも融雪剤を使用しないのか、突然真っ白な圧雪路になります。

程なくして小沼駐車場に到着。

装備を整えていざ出発しようとすると、スタックした乗用車が!(写真は救出後の様子)

みん友さんに車載のスコップを借りて、雪をかき押し出して無事救出。
スタッドレスタイヤを装着していますが、2WD車だと足首くらいまでの積雪でも動けなくなってしまうものなんですね。
何はともあれ、無事に救出できて良かったです。思えば
日光華厳の滝のときにも救出活動をしているので、この冬二度目の救出劇となりました。
今度こそ出発しようと、再び装備を整えていると……

もう一台スタックして助けを求めてきました!
こちらの方は別のクルマを救出しようとして自分も動けなくなったとか。牽引ロープを持っていて他車を救出しようとしたのだから、勿論4WDですよね? 前後2輪が空転したとか?
というわけで、今度はジムニーで引っ張ります。さすがジムニーですね! 頼もしいです。
私のキャラバンも4WDなのですが赤城山へは毎回ジムニーで連れてきてもらっているので、その実力はまだ知りません。

フワフワな新雪であればこのくらいは余裕なのですが、今回のように降って溶けて凍ってを繰り返したウェットな雪質だとどうなのでしょう……?
何はともあれ、無事に救出できて良かったです。
今度こそ装備を整えて出発です!

駐車場を出て少し下り、湖畔に到着。
前回訪れたときとは全く違い、一面真っ白で平らな世界! ハイカー達は自由気ままに縦横無尽に歩き回っています。
最奥まで渡り切ったさらに向こうへ進むと氷瀑があるようなので、そこへ行くために湖上を突っ切る人もいるようです。湖畔の遊歩道は積雪があるので確かに突っ切ったほうが楽ですね。

さて、どこから撮影をしましょうか。前回は良いロケーションが見つからず苦労しましたが、今回はどこもかしこも良いロケーションなので迷います(笑)。
誰かが作ったかまくらが残っていたので、まず最初はそれを使わせてもらうことにしました。
モデルはこのはさん(SD-F-98)。

つぎは湖面上に出て撮影。足元の風紋をを乱したくないので、氷瀑でも使用した私オリジナルの吊り下げ式ドール保持具を使用します。

これには苦い思い出があります。昨年の1月、この小沼(この)で強風の中、強行撮影してドール、保持具、三脚もろともぶっ倒れた体験です。あれは衝撃的でした(汗)。

湖畔へ戻ります。白樺を使って撮影。横構図で撮りたいのですが、右側の木にはネットが巻かれているのでこれは画角に入れたくない……。といういことで渋々縦構図。

倒木もしくは丸太や切り株を探して歩いていたら、なんとも理想的な物体を発見しました!
倒木なのか元気に根をついているのか分かりませんが、見事なアーチを作ってくれています。これを使わない手はないでしょう。

さらにその近くにはベンチ。勿論人間用です(笑)。テーブルとベンチが一体のものですが、積雪があるためベンチの高さがとても良い感じになっています。

こんなに撮影日和な赤城山は初めてです。と言ってもまだ3度目ですが(笑)。
ホントは小沼を一周しながら撮影を続行したいのですが、お蕎麦を食べたいのとお土産を買いたいので撤収します。

名残惜しい……。

振り返ると足跡……。

帰りは下り坂。慎重に、慎重に……。

小沼にいるときにサイレンの音が響いていたのですが、どうやら遭難があったようですね。パトカー1台、救急車2台、レスキューたくさん! ジムニーが通りかかった時は山岳救助隊の方々が山へ入っていくところでした。

二度目の来店、曽山商店です。
しかし既に蕎麦は終わってしまったらしく、遅めの昼食は断念。お土産の……

バームクーヘンを買います。

このバームクーヘン、一層がとても薄くてしっとり繊細な食感。ひと口食べて虜になりました。

最後は赤城白樺牧場近くの柵で撮影します。昨年はクルマで入ることが出来なかったのですが、どうやら行けそうですね。

新坂平駐車場にジムニーを停めてすぐ近くの柵で撮影します。

まずは一枚目。現場で気づかなかったのですが、この写真を見ても大失敗をしていることが分かります。
せっかく策に添えた左手が……、手前の柵で隠れてしまいました(泣)。

もう一枚、こちらは同じ柵に寄りかかってポージング。陽が傾いているので横向きの光線で良い雰囲気が出ています。

以上で本日の撮影は全て終了。撮りたいと思っていたものを全て撮ることができました。

下っている最中に天使の梯子を見ることができました。

帰りの関越道はとても順調です。

と思っていたらプチ渋滞。原因はパンクの車両……ではなく、それを見ているための見物渋滞。

18時前、圏央道まで帰ってきました。行きの大渋滞とは代わって帰りはとても順調。さすがは連休効果ですね。