
今回は撮影ではありません。ダム好きとしては一度は体験しておきたいダム見学に行ってきました。
しかも、1つのダムではなく4ダムを巡ります。

出発が朝7時を過ぎていたのですが、圏央道、東北道も順調です。そして、私はみん友さんの助手席で楽しています(笑)。

日光宇都宮道路を進んでいるとヤマユリが大量に群生しているエリアがありました。

ダム見学のイベントは朝9時から夕方4時まで。たっぷり時間があるように思えますが、余裕というほどでもありません。
というわけで、今回の計画は最も近い川治ダムはスルーして、最も遠い川俣ダムを1番目、戻って川治ダムを2番目、そこから近い五十里ダムを3番目、そして湯西川ダムへ向かう途中の道の駅でダムカレー。最後に湯西川ダムの流れで行きます。

川俣ダムへは瀬戸合峡遊歩道を歩いていきます。陽射しは暑いですが、空気は下界のように暑くありません。やはり山は気持ち良いですね。

ほどなくダム湖と堤体が見え始めます。奥に見えるのは瀬戸合峡渡らっしゃい吊橋。渡り切ったところで行き止まりなのですが、左岸からも天端に行けるようにする計画があるとかないとか……。

キャットウォークに下りてきました。ここへはエレベーターで下りてくるのですが、なんと斜めに動くエレベーターです。

人生初キャットウォーク! 感動です!!

瀬戸合峡も、天端から見る景色とは大違い。縦長V字の渓谷の形状がより引き立って見えます。

縦長といえば、川俣ダムはその深い渓谷に作られているため日本一縦長のアーチ式コンクリートダムです。堤高は117メートル、堤頂長は131メートル。

アーチ式の特徴で上へ行くほど壁は薄く、そして下流側へオーバーハングしています。
上から見ても迫力がありますが、下から見上げると3次元的な湾曲がより立体感を増しています。

スノーシェッドが開放されていたので、帰りはこの中を歩いて駐車場へ戻りました。中へ入るとひんやりして気持ちいい。

見学を終えたらアンケートを書いて立体ダムカードを頂きました。

川治ダムまで戻る途中には栗山ダムと黒部ダムがあります。栗山ダムはアクセスが困難なのですが(現在は通行禁止?)、黒部ダムは天端が道路になっていてクルマで通ることができます。

黒部ダムというと、他県の超巨大なアーチ式コンクリートダムが有名ですが、こちらはなんと大正元年に完成した重力式コンクリートダム。表面が天然石タイルで覆われた特徴あるスタイルです。
8門のローラーゲートは迫力がありますが、昔は21門の木製スライドゲートだったらしく、過去へ戻ることができるならそちらも見てみたいですね。

というわけで、近くの物産センターに黒部ダムの写真を見せると黒部ダムと栗山ダムのダムカードを頂けます。

川治ダムへ戻ってきました。
川治ダムもアーチ式コンクリートダムです。堤高は140メートル、堤頂長は320メートルと、川俣ダムより遥かに巨大で、60メートルの高さから見上げる姿はオーバーハングをより体感できて迫力満点です。

見上げると3次元的な立体感があります。最上部にはクレストゲートの構造部がせり出しているのが分かります。

堤体を背にするとよりオーバーハングを感じられます。

縦撮りバージョンも良いですね。

キャットウォークから下を見ると、上に比べて下のほうに黒い汚れが目立つことが分かります。
これは16メートルもあるオーバーハングの張り出し長が庇となって上の方には雨が当たらないからだそうです。

キャットウォークとエレベーターを結ぶ監査廊の気温はなんと16度。年間通してほぼ変わらないそうです。

そこから分岐している長い監査廊。まっすぐに突き進んでいます。ツアー客の声と他のツアーチームの解説が反響して良く聞こえなかったのですが、これを進んだ先には歪みを計測する装置があるらしいです。

個人的に興味が湧いたポイントはここ! 岩盤と堤体の境目です! 岩盤のほうは掘ったトンネルなので丸くなっていて、堤体のほうは建築した構造物なので角ばっていますね。

見学を楽しんだ後はアンケートを書いて立体ダムカードを頂きました。

五十里ダムへやってきました。と言っても、これといって興味があるものがないので外観だけ見学。時間を優先して次へ行きます。
五十里ダムは川治ダムとトンネルで繋がっていて、互いに水を行き来させることで川の水量を調整しています。その構造を見ることができれば良かったんですけどね。

見学ツアーは行きませんでしたが、アンケートは書いて立体ダムカードは頂いてきました。
鬼怒川夏のダムまつり!4ダム見学会 Vol.2 へ続きます。
Posted at 2025/07/29 21:41:26 | |
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