
久しぶりにダムを巡ってきました。
キヌダムとは栃木県にある川俣ダム、川治ダム、五十里ダム、湯西川ダムからなる鬼怒川上流ダム群のことで、実際にはダムを指す名称ではなくキヌダム四姉妹が正しい名称でそれぞれのダムのキャラクターが存在します。
時間と行程の都合上、今回は川俣ダムを除く3ダムを巡ってきました。

まずは川治ダム。キャラクターは三女の「かわじー」です!
肩にはキャットウォークを意味している猫を連れています。ダム湖の川治ブルーのような綺麗な髪。なびくポニーテイルはアーチを意識しているのか、ダム湖の形を意識しているのか。

アーチ式コンクリートダムは両岸に丈夫な岩盤が必要になります。メリットは少ない量のコンクリートで建設できること。
三次元的な湾曲形状をしているので、天端(堤体上部の道)から谷底を覗き込むと自分の立っている場所の直下には堤体が存在しないことが分かります。この形状から堤体の上半分は雨が当たらず白いコンクリートのまま、下半分は雨が当たるので他のダム形式と同じように真っ黒になっています。
曲線美あるれる堤体に6門並ぶクレストゲートがカッコイイですね!

管理事務所の庭では鯉が飼われていました。

管理事務所の脇から。開放された階段を下りて行くと画面中央の展望台にいくことができます。
なお、川治ダムについてはYouTubeでバーチャル見学ができます。
【360度動画】おうちでダム見学! 川治ダム編 -国土交通省 鬼怒川ダム統合管理事務所-

さて、つぎは川治ダムから山を挟んだ隣にある五十里ダム。キャラクターは長女の「いかり」です。四姉妹の中でもはっきりとお姉さんな雰囲気がありますね。後頭部に跳ね毛があるのは旧コンジットゲートを意味しているのでしょうか。

五十里ダムは重力式コンクリートダム。最もポピュラーな形式ではないでしょうか。コンクリートの重量で水の重さを支える力技です!

五十里ダムはキヌダム四姉妹の中でも男鹿川にあり鬼怒川とは直接関係はありません。しかし、面白いのは「鬼怒川上流ダム群連携施設」です。
集水面積が大きく貯水量が少ない五十里ダムと、集水面積が小さく貯水量が多い川治ダムをトンネルで繋いで、五十里ダムで余った水を川治ダムに貯留し、五十里ダム下流の水が不足したら川治ダムから返送する仕組みです。

今回のダム巡りで最後に訪れたのが湯西川ダム。その名の通り湯西川にあり、こちらも鬼怒川とは直接関係ありません。
キャラクターは末っ子の「ゆにしー」です。ドヤっている表情がとても可愛いですね!乱れるようなツインテイルは自由越流式のクレストゲートから溢れる水をイメージしているのでしょうか。
キヌダム四姉妹の中で一番好きなキャラクターです。

天端のダム名表示。長年「ゆにしかわ」と読んでいました。というか、地元の人も「が」ではなく「か」と言っていたので、後から読みが変わったのかな? それともどちらでも良いのか……。
それはさておき、湯西川ダムは2012年に完成したもので、日本のダムの中でも比較的新しいダムではないでしょうか(2022年現在)。堤体のコンクリートもまだ真っ白な状態を維持しています。が、肝心なダムの写真を撮り忘れました(笑)。

天端より下流を眺めてみました。青空に緑の山々。その谷間を流れる深いグリーンの湯西川。とても美しい景色ですね。

ダムカードを頂に資料館へ行ったら、なんとこんなものが!!
キヌダム四姉妹タペストリー! というかブラインドカーテン!?(欲しいw)
それの横にはドヤ顔で来館者を迎えるゆにしーが!!! 超かわいい!

最後の最後は湯西川水の郷に立ち寄りました。ここでもダムカードが貰えたはず……。しかし、どこのダムカードかは忘れてしまいました(笑)。しかも、以前訪れた時は雨が降っていて、猛ダッシュして風景もなにも見れない状態でした。
こんな立派な水車があったことも知りませんでした(目の前にあるのに)。

名物らしき大吊り橋。
同県の塩原ダムにも、もみじ谷大吊橋というのがありましたが、あれは酷かった。料金まで取るのに対岸に渡っても何もないという……。
あれに比べれば、料金を取らないだけ良心的でしょう。しかし、対岸に渡っても何もないのは同じです。いや、こちらのほうがもみじ谷大吊橋以上になにもありません(笑)。

今回、都合上行かなかった川俣ダム。キャラクターは次女の「かわま」です。赤いおさげは紅葉を意味しているのでしょうか。
瀬戸合峡で有名な観光スポットで紅葉シーズンになると、その美しい景観を求めて多くの人がやってきます。
ダム形式はアーチ式コンクリートダム。堤頂長が131mであるのに対して堤高が117mもあり日本一縦長のアーチ式コンクリートダムと言われています。
堤体のすぐ下流に渡らっしゃい吊橋があります。栃木県は吊り橋が好きなのでしょうか?

前回訪れた時は右岸が工事中でテトリスになっていました。これが4年前なので、そろそろ一度行ってみたいですね。

今回のダム巡りで集めたダムパンフレット。通常版、英語版、キヌダム四姉妹版がありましたので、もちろんキヌダム四姉妹版を頂いてきました。

同じく集めたダムカード。五十里ダムカードがVer.2.0からVer.3.0にバージョンアップしていました。さらに、五十里ダムには五十里発電所カードなるものが、そして湯西川ダムには10周年記念カードがありました!
すっかり忘れていた湯西川水の郷で手に入るダムカードは、三河沢ダムカードでした。こちらもVer.2.0からVer.3.0にバージョンアップしていました。
バージョンアップや記念カードなどで、とても収穫の大きいダム巡りになりました。川俣ダムをはじめ、他のダムも同様に気になりますねぇ。
Posted at 2022/08/20 10:37:11 | |
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