
この記事を書いている1月24日20時現在、埼玉県は風速10メートルの暴風の中にいます。昭和に立てた家なので倒壊しないか心配です(笑)。
さて、布団を用意せずに寒い思いをした車中泊も終えて、まだ未明ですが6時半。これなら一番乗りで無人状態の善五郎の滝を撮ることが出来……ると思ったのですが、既に先客がいました。

随分豪快にバックして駐車していますが、完全に後ろの除雪した雪山に突っ込んでいます。運転席で仮眠しているうちに一酸化炭素中毒で……なんてことも考えられるので、念のために確認したところ、問題なく無人でした。

さて、出発です。
まずは何より滝撮影なので、ドールさん達は留守番。撮影機材だけ担いで向かいます。

途中で二人組のアイスクライマーさんとすれ違いました。え? もう帰るの?
「随分早いですね~」
と声を掛けたら
「滝のところ、すごい人がいますよ。何か撮影してるみたいです」
と教えてくださいました。
先程のクルマは彼らだとして、すごい人がいる……。現代語で言うこれは「すごく人がいる」ということになりますが(因みに私はこの「すごい」の使い方が嫌いです。きちんと「すごく」って言いましょうよ)、まさか私と同じく人除けを狙って大規模なモデル撮影でもやっているのでしょうか。せっかく寒い車中泊までして迎えた早朝撮影なのに……。

心配しながら滝前に到着。しかし、そこには一組のアイスクライマーさんがいるだけです。
ん? 先程の方々が教えてくれた撮影組は既に撤収して違うコースで帰ったのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。彼らこそが文字通り「すごい」人だったのです。
なんと……
水着で撮影していましたっ!!∑( ̄□ ̄;)
後々お話を伺ったところ、寒中水泳などもやっているそうで、そうした企画を撮影しているようでした。

さて、私も撮影開始です。
やはり至近から撮影するときは、クライミングの合間を狙ったうえで一声かけてから場所を譲っていただきます。

はい! また爪が割れました。これは参りますね……。何か対策とかないのでしょうか。

望遠レンズも利用して、鋭い氷柱となった部分とまだ凍ってない部分の対比を撮影。

岩璧に貼り付くように横から狙います。遠近感のある表現ができます。

滝前から撤収した後は展望台へ。青空の下に白くそびえる乗鞍岳を背景に、氷瀑となった善五郎の滝が映えます。
滝に露出を合わせると背景が飛んでしまうほどハイキーになるので、ハーフNDフィルターを使用して明暗差を軽減します。

朝日を迎える鉄パイプ。
さぁ、鳴らすぜぇ~~~!!!(笑)

息を切らしながら駐車場へ戻ってきましたが、またもや爪が割れていました……。
右親指、左人差し指、同じく左中指は二回。計四回の爪割れです。新記録かも!
一度休憩したいところですが、そんなことをしたら再びネガティブモードになりかねません。水分補給とクリームパンだけ食べて再びハイキングコースへ戻ります。
今までの装備の他にドールバッグと三脚を追加。カメラザック、ドールバッグ、三脚二台という荷物です。

最初のモデルは六花さん(SDM-F-66)。白樺を使ってひょっこり顔出しポーズ。

つづいてのモデルは華蓮さん(SDM白蓮)。スノーシューの跡を取り入れて遠近感を出したいところですが……うまく撮れたかな……。

荷が多いのでハイキングコースだけにしようと思っていたのですが、結局滝前まで来てしまいました(笑)。
朝一の撮影から時間も経っているので、アイスクライマーさんが増えています。先ほどの人も登っています。
先日、陽菜さんを撮影した場所から華蓮さんを撮影。クライマーさんが画角に入ってしまいますが、後処理でなんとかしようと思います。

右岸側でもクライミングをしていましたが、こちらはクライマーさんをうまく隠せるポジションで六花さんを撮影。

滝前を後にして、橋の上で六花さんを撮影。手にはトランクケースを持たせました。

最後は白樺に寄りかかる華蓮さんを撮影。このくらいの距離で隣接する二本の白樺がもっとあるとドール撮影に良いのですが……。

というわけで全ての撮影を終了しました。こちらが今回の荷物です。のんびりゆっくり歩けば、そんなに疲れないですね。

駐車場に到着と同時に湯を沸かして、熱いコーヒーで体の内部から温めます。今まではガスを使っていましたが、電気ケトルだと換気をしなくて済むので良いですね。

善五郎の滝から撤収。帰路に……

つく前に再び湯けむり館で温泉に浸かります!

昨夜の入浴でスタンプが溜まったので今回は無料で入れます!

温まった後は遅めの朝食……というよりも完全に昼食です。
からあげ定食。まさかこんなにからあげが乗ってくるとは思いませんでした。結構きつい。

行きの助手席は陽菜さんだったので、帰りは六花さんと華蓮さんです。
とは言っても、日中は陽射しが強いので殆ど黒いジャケットを被せています。

さて、今度こそ帰路につきますが、毎度のことながら梓湖あたりから新島々駅あたりまでの区間は煽ってくるならず者が多くて嫌いです。レジャー帰りで早く家に着きたいのでしょうか。ならばもっと早く出発すれば良いだけの話。そもそもこっちはお前の事情など知らんわな(笑)。
因みに、その後ろの後続車は焦らず急がずに車間をとっているのが分かりますね。つまり私が特別遅く走っているわけではなく、このならず者が煽りたいだけということが証明されています。
とりあえず、あまり後ろばかり気にしていても疲れるので道の駅風穴の里でやり過ごしました。

帰りは松本ICから高速に入ります。

中央道も富士山が見えると帰ってきたと感じます。まだまだ遠いのですが(笑)。

圏央道まで来ると、今度こそ本当に帰ってきたと実感できます。
帰宅前に洗車をして下回りなどを洗い流そうと思っていたのですが、疲労が酷いので翌日にしました。
そして書き忘れていましたが、給油回数は三回。20Lくらいずつ、減っては入れてと細かく給油してタンク内を寒冷地の軽油に切り替えています。
写真データの現像は……この記事を書いている今も、まだ手付かずです!(笑)
この後、やろうかな……。
今回も三回に渡っての記事になりましたが、ここまで読んでくださってありがとうございます。
最後の最後でならず者への怒りが出てしまいましたが、そちらについては思い出したくもないのでコメントをくださってもお返しできませんので(笑)。
といったところで、今回のれぽ~とはここまで。