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妄想ダメおやじのブログ一覧

2015年03月27日 イイね!

軽さと引き換えに

軽量化への執念ともいうべき開発陣のこだわりがCSLには多く詰まっている。

カーボンの多用は言うに及ばず、中空の機能パーツの採用、
トランクルームの床への“紙”採用、
同じサイズのタイヤと比して1本当たり1-2kg弱軽いミシュランのスポーツカップなる
セミスリックの採用、シンガラスの採用等々、
まるで軽さへのストーカー状態である。

中でも個人的に意外だったのが、トランクに関するこだわりだ。
CSLは他のモデルのようにトランクエンドに押し込み式のトランクロックオープナーが付いていない。

つまり外からトランクを開けることができないのである。
開けるときは、国産車のように車内に電磁式オープナーがあり、そこを操作して開ける。
ロックオープナーをトランクにつけないのはロック関係のパーツによる重量を嫌ったためだ。

長くBMW式に慣れていると、使い勝手が悪く感じる国産車方式だが、
CSLオーナーは我慢しないといけないというわけだ。

しかし、本当にビビるのは、前後バンパーにカーボンを採用していることかもしれない。

だって、フロントバンパーだけで新品交換90万、リヤバンパーも推して知るべしの額ですよ。
フロントリップだけでもあんな小さなパーツなのに、1つ軽く10万を超えるのだ。

仮に前後交換しようものならスバルインプレッサのシンプルグレードが買えるようなお金が
すっ飛んで行く。

軽さと引き換えに、気分は重くなるように作られているのだ。(トホホ)

Posted at 2015/03/27 00:23:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2015年03月25日 イイね!

Black Sapphire Metallic

CSLには、ブラックとシルバーグレイの2色が用意されているが、
やはりCSLの象徴ともいえるカーボンルーフやカーボンリップがより強調されるということで、
シルバーグレイの方が“っぽい”ので人気があるような気がしている。
かくいう自分も黒よりはグレイ派である。

しかし、目立たないようにさりげなくCSLであることをアピールするという点では
ブラックも逆におしゃれ、ツウっぽいかもしれない。

まあ、これは好き好きでしょうね。


Posted at 2015/03/25 00:11:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2015年03月24日 イイね!

CSLこぼれ話

2003年3月にBMW A.G.から発信された公式プレスリリースがある。
「BMW M3 CSL BMW PRESS」というリリースがそれ。

20頁くらいのボリュームで、
CSLについての考察や開発ストーリーが満載。

ダメおやじも入手してみた(もちろん原本に非ず)。
CSLについてショートバージョンとロングバージョンで説明記事が掲載されている面白い作りで、
すべて英語で書かれている。

今度、学生時代に戻って、時間のある時に翻訳をしてみるつもりでいるが、
拾い読みをしているだけでもなかなかワクワクする情報が書かれており楽しい。

コンベンショナルM3にオプション設定されていた19インチホイルと、
意匠は同じでもCSL用のは違っていて4本で11kgも軽いんだよ、
なんてこともしっかり書かれており興味深い。

全体を通して、開発にあたっては「intelligent technology」の視点で取り組んだということが
書かれており、工学的な意味でも軽量化へのアプローチが理知的、左脳的で
読みごたえがありそうだ。
まさにエンジニアリングの賜物、積み重ねで生まれてきたマシンだ。



曲りなりにも多少の人生経験、物欲消費経験を経てくると、
こうした、モノの後ろ側に見え隠れするストーリー、作り手のこだわりといったものが、
自分の物欲をより強固にしてしまうことがある。

単なるスぺック上の魅力や表面的な要素だけではなく、
本質的な価値をどこに見出すか、そして見出された価値によってそのモノへの憧憬や
所有欲が高まり、リスペクトする、そんなことがあるのだ。
こうなるとググッと物欲が湧き上がってくる。

などと大げさなことはさておき、かのオーナーに
「知ってましたぁ?公式リリースの件」と添付データをメールしたら、
「これの裏本があると聞いています。」との返信。

ええっ?おおっ!そんなのあるんすか!?

いったい何が書かれているのですか?

ひょっとして、ここに書かれている車重や馬力や軽量化のこと、実はもっと凄い値だとか?
もしや、例の都市伝説は事実だったのでしょうか。

ミュンヘン本社のシリンダービルの大奥にはいったいどんな情報が。。。。

裏本、ホントにあるならぜひ!







Posted at 2015/03/25 00:03:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2015年03月23日 イイね!

4年ぶり、2回目の試乗 (試乗記その2)

高速に乗って最初のサービスエリアで給油、満タン。
これで帰りにどのくらいになっているか個人的には関心を持ちつつ、再び本線に合流。

興奮していた自分もこのころには落ち着いて、助手席で乗り心地やエンジンの鼓動、
クルマの挙動を確かめるゆとりが出てきた。

ほぼ法定速度内でCSLは走る。
そのせいか、ノーマルM3よりも足はバタつかず跳ねず、意外に乗り心地は安定。

ちなみにずっとオートマモード。
後述するが、今回の4年ぶりの試乗で一番の驚きだったのが
このオートマモードでの走り心地であった。

さて、やがてCSLは高速から自動車専用道路へ。

ここはオーナーもそしてオイラも過去覆面につかまっている道。
しっかり法定速度を守りながら、CSLにとっては退屈な走行がしばらく続き、
やがて峠の入り口へ到着。

帰りに寄ることになっている美味しく割安な干物屋さんの駐車場へCSLを入れ、
店内を少し冷やかし、後で買うものの品定め。

さて、運転交代。いよいよ4年ぶりのステアリングを握る。

いざ着座。

ノーマルM3で見慣れたはずの基本インテリア空間ではあるが、
アルカンターラのステアリングを握り、ほぼ直角のフルバケットに身を委ね、
やたら視界を占めるカーボンパーツを見やると、
なにやら自分が動かしていいものかどうか、ビビり始めたのも事実。

うまくは言えないが、「手に負え無さそう感」が胸の中を駆け巡るのであります。

ハコ型なのに「明らかに普通の乗用車じゃないぜオーラ」に早くも負けている自分。
オーナーに促されキーを捻るも、そもそもSMGってどうやってエンジンをかければよいのか
知らなかったと念のために質問。
切った時の状態のまま、「N」でキーを回せばいいと聞いて、そりゃそうかと苦笑いしつつ捻る。

と、まるでキーを捻った手首に喧嘩を挑むかのような反発力が一瞬来たと思ったら
エンジンに火が入った。
懐かしいSエンジンの感触。しかしあの時のエンジンとは似て非なるCSLの心臓だ。
アイドリングの重低音もしびれる。

シーケンシャルモードではなく、オートマモードで、恐る恐るアクセルを踏む。
フロント下部のカーボンリップの存在を意識しながら、見えない路面の石や障害物に気を配り、
ゆっくりと駐車場内を周回。
気分は初めて路上に出る教習生。

ちなみにこのカーボンリップ、1枚10万円以上とか。
バンパーをぶつけて新品交換しようものならフルカーボンゆえ90万円也。
そう、塗装してあるからわかりにくいが、CSLの前後バンパーはフルカーボンなのだ。

さて、道路への段差も気にしつつ路上へ。峠の入り口までおっかなびっくり突き進む。

しかし、人間現金なもので、ゲートをくぐれば、一気に念願かなってのお楽しみ試乗気分満開。

早速パドルをパカパカと加速感を味わい、超絶レスポンスにスゲー、スゲーと
小学生並みのボキャブラリー全開である。

4年前に初めて味わったシフトダウン、フルスロットルの組み合わせによる
間髪入れない加速は、まったく色褪せることなくご健在。
まさに一瞬の躊躇すらない加速である。
これはノーマルM3(MT)では決して叶わないレスポンス。
M3といえどもCSLは別次元である。
こんなに楽しい運転の世界がまだ用意されているクルマ、うれしいじゃないですか。

峠の往路は基本、登り坂。
コーナーまでフル加速、手前でシフトダウン、自動ブリッピングで減速、
きれいなトレースを描きつつ、出口でまた加速、シフトアップ。
スティックシフトのマニュアルより面白い、楽しい。
本当に気分はF1レーサー、あのオンボードカメラの映像そのものの世界。

パドルでパカパカ楽しみながらやがてCSLは頂上へ。
そこからは下り。
あいにく前方には複数の先行車もいたために、シーケンシャルは封印、
オートマモードを試す走行に切り替えた。

このオートマモード、4年前に運転させていただいたときは、正直そのギクシャク感には
違和感をぬぐえなかった。
オートマモードといえど、SMGはトルコンではないので、
いわゆるオートマのドライバビリティを求めるのは少々無理がある。

シームレスにシフトをつなげていくトルコン方式と違って、
SMGはダイレクトに1つ1つギアをつないでいくため、
つながりのショックがどうしても発生するのだ。
(DCTはあらかじめ前後の2種のギアがスタンバイしているからこの点は解消されている)

もっとも、ステッィクシフトの手漕ぎでも、上手なドライバーならばクラッチを切ってつなぐ際の
左足の微妙な操作でシフトショックを感じさせないことができるように、
SMGのオートマモードでもそれは可能ではある。

その秘訣は、スティックシフトのマニュアル操作と同じようにすること。

つまり、シフトアップして行くときはギアがつながる一瞬、アクセルオフし、
つながったあとは遠慮なく踏むのだ。
スティックシフトのクルマだと無意識にドライバーがやっていることを、
2ペダルのSMGでもやればいいだけ。

ただし、自分の意志とタイミングで左足と右手(左Hの場合)を使い操作する手漕ぎと違い、
あくまでクラッチ操作はクルマ側が行うので、アクセルオフのタイミングはクルマと会話しながら、
エンジン音を“読み”つつ行うところがミソ、難しいところではある。

この意味でも、マニュアルクラッチ操作の未経験者だと、
そうしたクラッチ操作を自分で行うという経験がないので、
SMGでのオートマモードはスムーズな運転がしにくいのだ。

SMGの“オートマ”とは、あくまでクラッチの切り/つなぎを機械側が
「automatically」にやってくれる(=人間の操作ではなく)というだけで、
決してトルコンのオートマと同一の意味に受け取ってはいけないのである。

このコツさえわかればギクシャク感の発生はクリアできる。

2ペダルでも、手漕ぎ派が大切にする「自分で動かしている感覚」は十分味わえる。
ちなみにシフトダウンの時はオートマモードでも自動でブリッピングされるので、
ギクシャク感はあまりない。

話が長くなったが、今回4年ぶりに運転させていただいた中で特に印象に残ったのが、
このSMGでのオートマモード走行だった。

というのは、シフトアップ時のアクセルオフ所作を意識していなくても、
ギクシャクが4年前に比べ、ほぼ解消されていたのだ。

これは驚きであった。

不思議に思ってオーナーに聞くと、ここ数年はほとんどオートマモードで運転しているとの答え。

そう、BMWにはシフトプログラムに学習機能というものがある。
ドライバーの運転特長をコンピュータが学習し、最適なドライバビリティを提供すべく、
プログラムを最適化していくのだ。
つまり、乗れば乗るほど、乗りやすい運転環境にクルマが育成されていくわけだ。

4年前は走行距離15000㌔、4年後の今は25000㌔。
1万キロ走る間に、学習機能により、運転プログラムが最適化されたということになる。

ここまで劇的に変わるとは正直思わなかった。

実際、CSLでなくても、SMGに乗っている方が、
「カミさんがオートマモードで年中走っているからすっかり乗りやすいプログラムになっている」
という方は多い。

これならシーケンシャルモードでなくても十分速いし、楽しいと思えるオートマモードだなぁ、
とそんなことを思いつつ、道を下り、次の峠ステージを目指すうち、
でもやっぱり、指はパドルに掛かってしまうのよねえ。

CSLはドライバーをついつい戦闘モードにしてしまう罪なクルマである。

(不定次回に続く)


Posted at 2015/03/23 01:59:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2015年03月22日 イイね!

CSLこぼれ話

今回はヘッドライトウォッシャー機能に関するこぼれ話をしてみましょう。

ちなみにモデルによってはヘッドライトウオッシャーがないものもあるが、
ウインドウォッシャー部分にも該当することなのかは不明。

ウォッシャー液が不足してきたら、普通はカー量販店で購入することになる。
ダメおやじもそうしている。それも1.5リッターくらいで400円するかしないかの割安品。
何の問題もなく使用できるし、まあ洗浄力は真剣に複数製品と比較することもないから
特に不満を意識することもない。

ところが、である。
CSLのウオッシャーノズルがしばらくすると調子がおかしくなる、というケースが
あるらしい。モーター辺りをチェックするのだが、特にそこは問題がない。
どうやらノズルが詰まっているらしい。
メカニックが質問する。
「ウオッシャー液は市販のを入れていますよね?」

実は、これがどうも悪さをするらしい。あまり買う人もいないと思うが、
BMW純正のウォッシャー液というものが売られている。
これには洗浄力を強化するためにエタノールが結構含まれており、
この液の使用を前提にCSLのノズル関係は開発されている。
どうもこの液内成分との相性により
最適なウオッシャー能力が発揮できる設計になっているとのことなのだ。

それが市販の液だと当然成分は違っており、
例えば使用後の乾燥物とか揮発時の残りカスとかの
関係で不具合をもたらすらしい。

ひょっとしたら、個体差や仕様状況によるものなのか、
はたまた市販品でも問題を起こさない製品もあるのか詳細は不明だが、
CSL、なかなか手ごわいものである。





Posted at 2015/03/22 19:23:45 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ

プロフィール

e36を皮切りに、46M3、24M6、e32など現在所有のF11も含めかれこれ6台BMWに乗ってきています。現在とある方からCSLの譲り受けを一方的かつ強制的に...
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